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配当チャンピオンとは?米国株には25年以上連続増配銘柄が100以上も存在する

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

米国株の25年以上連続増配銘柄は、配当貴族だけじゃないことをご存知でしょうか?

そこで今回は「配当チャンピオンの名前は聞いたことあるけど、正確な定義とか知らないな」という人のためにイチから解説します

。最後まで読んでもらえたら、配当貴族と配当チャンピオンの細かな違いについても理解していただけると思います。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

配当チャンピオンの定義

配当チャンピオンとは、25年以上連続で増配を銘柄続けてきた銘柄のことを言います。連続増配年数以外の条件はないので非常にシンプルです。

配当チャンピオンの増配は、原則として配当支払い日(Pay Date)を基準にした暦年(Calendar Year)の年間配当が前年より増えているかどうかで判断されます。

仮に上記の暦年基準で増配が継続しなかったとしても、配当支払い日(Pay Date)を基準にした会計年度(Fiscal Year)の年間配当が25年以上連続で増え続けていればOKというルールもあります。

暦年(Calendar Year)または会計年度(Fiscal Year)の年間配当が25年以上連続で増え続けてきた銘柄のことを言います。

配当チャンピオンの増配基準
  1. 配当支払い日×暦年(CY)の年間配当が増えているか
  2. 配当支払い日×会計年度(FY)の年間配当が増えているか

増配基準の優先順位は、「①配当支払い日×暦年(CY)」⇒「②配当支払い日×会計年度(FY)」の順序になります。

補足説明

増配基準についての基本的な説明は「連続増配銘柄とは?毎年増配しなくてもOKな理由を解説」をご覧ください。

配当チャンピオンの連続増配記録は、最大10四半期連続で増配しなくても継続します。

連続増配銘柄と聞くと毎年必ず増配するものと思われがちですが、1年以内に増配せずとも連続増配記録が保たれるのは覚えておいた方がいいですね。

最新の配当チャンピオンを見るには

配当チャンピオンの情報は「The DRiP Investing Resource Center」で毎月更新されています。このサイトでは米国株の配当チャンピオン一覧をエクセルまたはPDFファイルでダウンロードできます。

参考 Dividend ChampionsThe DRiP Investing Resource Center

ダウンロードできるファイルには、配当チャンピオンだけでなく10年~24年連続増配中の配当コンテンダー(Dividend Contenders)と5年~9年連続増配中の配当チャレンジャー(Dividend  Challengers)も掲載されています。

階級ごとの名称
  • 配当チャンピオン:25年以上連続増配銘柄
  • 配当コンデンダー:10年~24年連続増配銘柄
  • 配当チャレンジャー:5年~9年連続増配銘柄
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

上記はすべて「配当支払い日×暦年 or 会計年度」を基準にした連続増配年数じゃ。

もし暦年基準の連続増配がストップしていて、会計年度基準だけで連続増配が継続している銘柄はnote欄に「FY Streak」と記載されています。

銘柄リスト一覧

2020年6月30日時点の配当チャンピオンは全部で131銘柄あります。

ティッカー企業名セクター
ABMABMインダストリーズ資本財
ADMアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド生活必需品
ADPオートマティック・データ・プロセッシング情報技術
AFLアフラック金融
ALBアルベマール素材
AOSAOスミス資本財
APDエアープロダクツ・アンド・ケミカルズ素材
AROWアロー・ファイナンシャル金融
ARTNAアルテシアン・リソーシズ公益
ATOアトモス・エナジー公益
ATRアプターグループ素材
AWRアメリカン・ステイツ・ウォーター公益
BANFバンクファースト金融
BDXベクトン・ディッキンソンヘルスケア
BENフランクリン・リソーシズ金融
BF-Bブラウンファーマン生活必需品
BKHブラック・ヒルズ公益
BMIバジャー・メーター情報技術
BRCブレイディ資本財
BROブラウン・アンド・ブラウン金融
CATキャタピラー資本財
CBチャブ金融
CBSHコマース・バンクシェアーズ金融
CBUコミュニティ・バンク・システム金融
CFRカレン・フロスト・バンカーズ金融
CINFシンシナティ・ファイナンシャル金融
CLコルゲート・パルモリーブ生活必需品
CLXクロロックス生活必需品
CSLカーライル資本財
CTASシンタス資本財
CTBIコミュニティ・トラスト・バンコープ金融
CVXシェブロンエネルギー
CWTカリフォルニア・ウォーター・サービス公益
DCIドナルドソン資本財
DOVドーバー資本財
EBTCエンタープライズ・バンコープ金融
ECLエコラボ素材
EDコンソリデーテッド・エジソン公益
EMRエマソン・エレクトリック資本財
ERIEイリー・インデムニティー金融
ESSエセックス・プロパティー・トラスト不動産
EVイートン・バンス金融
EXPDエクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントン資本財
FELEフランクリン・エレクトリック資本財
FRTフェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト不動産
FULHBフラー素材
GDゼネラル・ダイナミクス資本財
GPCジェニュイン・パーツ一般消費財
GRCゴーマン・ラップ資本財
GWWW.W.グレインジャー資本財
HRLホーメル・フーズ生活必需品
IBMアイ・ビー・エム情報技術
ITWイリノイ・ツール・ワークス資本財
JKHYジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツ情報技術
JNJジョンソン・エンド・ジョンソンヘルスケア
JW-Aジョン・ワイリー&サンズコミュニケーション
KMBキンバリー・クラーク生活必需品
KOコカ・コーラ生活必需品
LANCランカスター・コロニー生活必需品
LECOリンカーン・エレクトリック・ホールディングス資本財
LEGレゲット・アンド・プラット一般消費財
LINリンデ素材
LOWロウズ一般消費財
MATWマシューズ・インターナショナル資本財
MCDマクドナルド一般消費財
MCYマーキュリー・ジェネラル金融
MDTメドトロニックヘルスケア
MDUMDUリソーシズ・グループ公益
MGEEMGEエナジー公益
MGRCマグラス・レントコープ資本財
MKCマコーミック生活必需品
MMMスリーエム資本財
MOアルトリアグループ生活必需品
MSAMSAセーフティー資本財
MSEXミドルセックス・ウォーター公益
NCNACCOインダストリーズエネルギー
NDSNノードソン資本財
NEEネクステラ・エナジー公益
NFGナショナル・フューエル・ガス公益
NNNナショナル・リテール・プロパティーズ不動産
NUEニューコア素材
NWNノースウェスト・ナチュラル・ガス公益
Oリアルティ・インカム不動産
ORIオールド・リパブリック・インターナショナル金融
PBCTピープルズ・ユナイテッド・ファイナンシャル金融
PEPペプシコ生活必需品
PGプロクター・アンド・ギャンブル生活必需品
PHパーカー・ハネフィン資本財
PIIポラリス・インダストリーズ一般消費財
PNRペンテア資本財
PPGPPGインダストリーズ素材
RLIRLI金融
RNRルネサンスリー・ホールディングス金融
ROPローパー・テクノロジーズ資本財
RPMRPMインターナショナル素材
RTXレイセオン・テクノロジーズ資本財
SBSIサウスサイド・バンクシェアーズ金融
SCLステファン素材
SEICSEIインベストメンツ金融
SHWシャーウィン・ウィリアムズ素材
SJWSJW公益
SKTタンガー・ファクトリー不動産
SONソノコ・プロダクツ素材
SPGIS&Pグローバル金融
SRCEファースト・ソース金融
SWKスタンレー・ブラック・アンド・デッカー資本財
SYKストライカーヘルスケア
SYYシスコ生活必需品
TAT&Tコミュニケーション
TDSテレフォン&データシステムズコミュニケーション
TGTターゲット一般消費財
THFFファースト・ファイナンシャル金融
TMPトンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション金融
TNCテナント資本財
TRトーツィー・ロール・インダストリーズ生活必需品
TRIトムソン・ロイター金融
TROWTロウ・プライス・グループ金融
UBAウルスタッド・ビドル・プロパティーズ不動産
UBSIUBSグループ金融
UGIUGI公益
UHTユニバーサル・ヘルス・リアルティ・インカム・トラスト不動産
UMBFUMBファナンシャル金融
UVVユニバーサル生活必需品
VFCVFコーポレーション一般消費財
WABCウェストアメリカ・バンコーポレーション金融
WBAウォルグリーン・ブーツ・アライアンス生活必需品
WEYSウェイコ・グループ一般消費財
WMTウォルマート生活必需品
WSTウェスト・ファーマシューティカル・サービシズヘルスケア
WTRGエッセンシャル・ユーティリティーズ公益
XOMエクソンモービルエネルギー

上記リストではOTC銘柄を除外しています。

OTC銘柄とは?

Over The Counterの略で、株式市場を介さずに直接売買される非上場銘柄のことです。

配当チャンピオンのセクター分布

セクター銘柄数割合
エネルギー32.3%
素材129.2%
資本財2720.6%
一般消費財86.1%
生活必需品1713.0%
ヘルスケア53.8%
金融3022.9%
情報技術43.1%
コミュニケーション32.3%
公益1511.5%
不動産75.3%
合計131100%
配当チャンピオン|セクター分布|Dividend Champions sector
配当チャンピオンのセクター分布

配当チャンピオンは、全11セクター満遍なく存在します。意外にも金融セクターの割合が最も高くなっています。

配当貴族指数で最もウェイトが高い生活必需品セクターは、資本財セクターに次いで3位となっています。

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

景気に敏感な金融セクターが最多なのは意外じゃな。

配当チャンピオンと配当貴族指数の違い

ここまで解説してきたように配当貴族指数と配当チャンピオンで求められる連続増配年数はどちらも25年以上です。

さらに、暦年の年間配当が毎年増えているかを増配基準にしている部分も一致しています。

ところが、配当貴族指数と配当チャンピオンの増配基準には微妙に異なる点も存在します。

増配基準の違い
  • 配当貴族:配当権利落ち日×暦年の年間配当
  • 配当チャンピオン:配当支払い日×暦年の年間配当

同じ暦年の年間配当でも基準日に違いがあります。配当貴族は配当権利落ち日を基準にした暦年の年間配当で増配を判断するのに対して、配当チャンピオンは配当支払い日を基準にした暦年の年間配当で増配を判断します。

実は、このわずかな違いで連続増配年数が大きく異なっている銘柄があります。ヘルスケアセクターのカーディナルヘルス(CAH)です。

配当権利落ち日配当支払い日1株配当
1993/12/271994/1/15$0.0057
1994/4/51994/4/15$0.0071
1994/6/271994/7/15$0.0089
1994/9/261994/10/15$0.0089
1994/12/231995/1/15$0.0089
1995/3/271995/4/15$0.0089
1995/6/281995/7/15$0.0089
1995/9/281995/10/16$0.0089
1995/12/271996/1/15$0.0089
1996/3/281996/4/15$0.0089
1996/6/271996/7/15$0.0089
1996/9/271996/10/15$0.0089
1996/12/271997/1/15$0.0111

上記を見てもらうと分かるように、年末年始の配当権利落ち日と配当支払い日が年をまたいでいます。

その結果、下記のように配当権利落ち日を基準にした年間配当は1994年~1996年の期間増配が続いているのに対し、配当支払い日を基準にした年間配当は1995年=1996年となっていて増配が途切れています。

カーディナルヘルス(CAH)年間配当

暦年増配基準
配当権利落ち日配当支払い日
1994年$0.0338
(=0.0071+0.0089×3)
$0.0306
(=0.0057+0.0071+0.0089×2)
1995年$0.0356
(=0.0089×4)
$0.0356
(=0.0089×4)
1996年$0.0378
(=0.0089×3+0.0111)
$0.0356
(=0.0089×4)

このような理由で、配当貴族指数に採用されているカーディナルヘルス(CAH)は配当チャンピオンではなく配当コンテンダーに振り分けられています。

配当貴族と配当チャンピオンで求められる連続増配年数は同じ25年ですが、増配基準の細かな違いがあることによって同一銘柄でも連続増配年数に差が出るケースもあるわけですね。

配当チャンピオンの歴史

配当チャンピオンの生みの親は、David Fishさんというアメリカ人です。2017年に現役引退するまで証券業界の投資顧問兼会計士(stock advisor and accountant)として働いていた金融の専門家です。

David Fish さんが配当チャンピオンリストを最初に公開したのは2007年12月のことです。『The DRiP Investing Resource Center』で毎月配当チャンピオンリストの更新をスタートさせました。

その後10年以上もDavid Fish さんが毎月リストを更新し続けたことで、配当チャンピオンという概念が世界に浸透するようになります。

残念なことにDavid Fishさんは2018年3月12日に亡くなられています。68歳でした。

配当チャンピオン生みの親亡き後は、Justin Lawさんがリストを引き継いで毎月更新しています。

Justin Lawさんは、生前のDavid Fish さんと一緒に配当チャンピオンリストの更新作業を手伝っていた方のようです。

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

毎月更新してくれるのは有難いことじゃ。

連続増配の知識

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