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本の著者が長期投資に適したおすすめ米国株をセクターごとに紹介

米国株おすすめ銘柄
ひろめ

ひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている著書『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』第2章で、セクター分散の重要性を解説しました。

そこで今回は、各セクターごとに長期保有に適した米国株を1つずつ計10個ピックアップします。

これら米国株でポートフォリオを組めば、特定の銘柄やセクターに偏ることなく分散させることができます。

銘柄選定の主な条件

  • 株価が割安であること
  • 連続増配年数が25年以上であること
  • 長期保有に適した手堅い優良株であること

ピックアップする際に意識したことは、株価の割安さと連続増配年数です。長期投資に適した優良米国株のなかから、厳選して選びました。

配当きぞくん

配当きぞくん

今月は2021年4月1日(木)終値を基準に選定しておるぞい。

2021年4月2日(金)は米国市場が休場日でした。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

日本で初めて米国株における連続増配の定義を明確に説明した本の著者/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」がモットー/2016年4月から当ブログを運営⇒ プロフィールページ

コミュニケーションサービスセクター

AT&T(T)

36年連続増配中の通信事業者で、配当貴族指数に採用されています。日本で例えるなら、NTTやKDDI、ソフトバンクのような立ち位置の会社になります。

AT&T

割安度
(4.0)

高配当
(4.0)

減配リスク
(1.5)

オススメ度
(4.5)

配当性向は65%で増配余力は残されています。

指標4/1(木)最安値
PER9.58倍7.48倍
PSR1.27倍1.04倍
PBR1.22倍0.97倍
配当利回り6.83%7.85%

最安値をつけたのは、PERとPBRが2020年3月23日、PSRが2009年3月9日、配当利回りが2020年10月28日になります。

リンク AT&Tの銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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ヘルスケアセクター

アッヴィ(ABBV)

49年連続増配中の医薬品メーカーで、配当貴族指数にも採用されています。

2013年にアボット・ラボラトリーズからスピンオフした企業ですので、スピンオフ前の連続増配年数を引き継いで49年連続増配中になります。

ABBV

割安度
(3.5)

高配当
(3.0)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(4.0)

配当性向は49%で増配余力は残っています。

指標4/1(木)最安値
PER10.33倍7.21倍
PSR4.21倍2.86倍
配当利回り4.79%7.32%

最安値をつけたのは、PERと配当利回りが2020年3月23日、PSRが2019年8月15日です。

なお、アッヴィのBPSは2018年からマイナスになっていて債務超過の状態にあります。PBRは株価のバリュエーション判断の参考にならないので除外しています。

リンク アッヴィ(ABBV)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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金融セクター

アロー・ファイナンシャル(AROW)

28年連続増配中の銀行株です。通常の四半期配当だけでなく、毎年9月に3%の株式配当も実施する銘柄になります。

AROW

割安度
(3.5)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(4.0)

配当性向は39%で増配余力は残されています。

指標4/1(木)最安値
PER12.84倍9.83倍
PSR4.34倍3.12倍
PBR1.57倍1.20倍
配当利回り3.07%4.69%

最安値をつけたのは、PERが2020年3月23日、PSRと配当利回りが2009年3月9日、PBRが2020年9月23日です。

リンク先の線グラフを見てもらうと長期視点でどのくらい割安なのか視覚的に見ることができます。

リンク アロー・ファイナンシャル(AROW)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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生活必需品セクター

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)

45年連続増配中のドラッグストアです。配当貴族指数やNYダウ平均の構成銘柄でもあります。

WBA

割安度
(3.0)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(3.5)

配当性向は41%で増配余力は十分残っています。

2021年1月7日に発表された四半期決算では、2021年の調整後EPSガイダンスは4.75ドル~4.97ドル(対前年比+0.2%~+4.9%)とアナウンスされています。

指標4/1(木)最安値
PER11.93倍6.62倍
PSR0.33倍0.21倍
PBR2.36倍1.41倍
配当利回り3.42%5.58%

最安値をつけたのは、PERが2020年5月13日、PSRとPBR、配当利回りが2020年10月29日になります。

各種指標の長期推移はリンク先にグラフがあります。こちらのグラフを見てもらうと割安感がイメージしやすくなると思います。

リンク ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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情報技術セクター

アイ・ビー・エム(IBM)

25年連続増配中のダウ構成銘柄です。過去25年、毎年増配を実施してきた配当侯爵でもあります。

2021年1月には配当貴族指数にも採用されました。基本的にB to B事業が中心で、AIのワトソンが有名ですね。

IBM

割安度
(2.5)

高配当
(3.0)

減配リスク
(2.5)

オススメ度
(3.0)

配当性向は75%で、徐々に増配余力が減少傾向にあります。

指標4/1(木)最安値
PER15.37倍7.40倍
PSR1.63倍1.07倍
PBR5.82倍4.06倍
配当利回り4.89%6.84%

すべて2020年3月23日に最安値をつけています。各種指標の長期推移はリンク先のグラフに載ってます。

リンク IBMの銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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一般消費財セクター

ウェイコ・グループ(WEYS)

39年連続増配中のシューズメーカーです。時価総額が低いので株価の値が飛びやすく、流動性は低めとなっています。

WEYS

割安度
(2.5)

高配当
(3.5)

減配リスク
(3.5)

オススメ度
(2.5)

直近1年のEPSがマイナスのため、配当性向とPERがノーデータとなっています。

指標4/1(木)最安値
PSR1.14倍0.53倍
PBR1.19倍0.75倍
配当利回り4.19%6.34%

最安値をつけたのはPERとPSRが2020年3月12日、PBRと配当利回りが2020年10月19日です。

リンク ウェイコ・グループ(WEYS)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

公益セクター

ナショナル・フューエル・ガス(NFG)

50年連続増配中のガス会社です。2021年2月4日の決算発表で、2021年度の調整後EPSガイダンスが3.65ドル~3.95ドル(対前年比+23.7%~+33.9%)に引き上げられています。

NFG

割安度
(2.5)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.5)

オススメ度
(2.5)

配当性向は59%で増配余力は残っています。

指標4/1(木)最安値
PER16.68倍8.62倍
PSR2.97倍0.89倍
PBR2.24倍1.32倍
配当利回り3.56%5.26%

最安値をつけたのは、PERとPSRが2009年3月9日、PBRと配当利回りが2020年3月23日になります。

詳しくは下記リンク先にグラフが載っています。

リンク ナショナル・フューエル・ガス(NFG)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

資本財セクター

マシューズ・インターナショナル(MATW)

追悼事業、産業技術事業、SGKブランドソリューション事業を展開するグローバル企業です。約1万1000人の従業員が25ヵ国以上で働いています。

追悼事業は葬儀用品を提供する事業、産業技術事業は法人向け自動化技術の設計・製造、SGKブランドソリューション事業はマーケティングコンサル事業のことです。

SGKブランドソリューション事業は2019年に買収したSchawk社の事業をそのまま残しているので、このような名称になっています。

MATW

割安度
(2.5)

高配当
(2.0)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(2.5)

配当性向は27%で増配余力が十分残っています。

指標4/1(木)最安値
PER12.78倍5.94倍
PSR0.86倍0.37倍
PBR2.10倍0.87倍
配当利回り2.09%4.70%

PERとPSR、配当利回りが最安値をつけたのは2020年6月25日、PBRが最安値をつけたのは2020年4月3日です。

リンク マシューズ・インターナショナル(MATW)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

素材セクター

ニューコア(NUE)

48年連続増配中の鉄鋼メーカーです。配当貴族指数にも採用されていて、過去25年連続で毎年必ず増配してきた配当侯爵でもあります。

NUE

割安度
(1.5)

高配当
(2.0)

減配リスク
(1.5)

オススメ度
(2.0)

配当性向は50%で増配余力は残っています。

指標4/1(木)最安値
PSR1.20倍0.38倍
PBR2.25倍0.83倍
配当利回り2.03%5.67%

すべて2020年3月23日に最安値をつけています。なお、PERは振れ幅が大きくバリュエーション判断の参考にならないので記載しておりません。

PERを省略する理由はリンク先でも解説しています。こちらのグラフを見てもらうと理解しやすいです。

リンク ニューコア(NUE)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

エネルギーセクター

NACCOインダストリーズ(NC)

35年連続増配中のNCは、子会社を通じて石炭鉱業および天然資源産業を行っています。

NC

割安度
(1.0)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(1.5)

エネルギーセクターは割安感というより消去法で選んでいます。というのも、エネルギーセクターの25年以上連続増配株は全部で3つしかないからです。

カナダADRのエンブリッジ(ENB)は配当チャンピオンではあるものの、カナダドルでの連続増配なのでUSドル基準ではきれいな連続増配となっていません。

エクソンモービル(XOM)シェブロン(CVX)は直近1年の調整後希薄化EPSがマイナスで、減配リスクが高まっています。

NACCOインダストリーズ(NC)の配当性向は23%で減配リスクが低いことから消去法で選定しました。

指標4/1(木)最安値
PSR1.35倍0.06倍
PBR0.58倍0.01倍
配当利回り3.12%15.28%

NACCOインダストリーズは、2012年9月にマテリアルハンドリング子会社をスピンオフ、2017年9月に家庭用品事業をスピンオフしています。

要するにスピンオフ以前と現在の事業規模が大きく異なっていて、単純比較できない状況です。

最安値の数値はスピンオフ以前のリーマンショック底値をつけた2009年3月のものなので、現在の数値と比較してもあまり意味ないのですが、一応参考程度に載せておきました。

なお、PERはマイナスだった期間があるのと数値のブレが大きいため、省略しています。

米国株おすすめランキング

ここまで各セクターごとに10銘柄を紹介してきました。ピックアップした米国株のなかで優先順位をつけるとしたら次のようなランキングになります。

順位銘柄連続増配配当貴族配当
チャンピオン
配当王配当公爵配当性向セクター
1位T36年××65%コミュニケーション
2位ABBV49年××49%ヘルスケア
3位AROW28年×××39%金融
4位WBA45年×42%生活必需品
5位IBM26年×76%情報技術
6位WEYS39年×××-873%一般消費財
7位NFG50年×59%公益
8位MATW26年×××27%資本財
9位NUE48年×50%素材
10位NC35年×××23%エネルギー

集中投資は避けましょう

現在の株価がいくら割安だったとしても、いつか必ず上がるとは限りません。1つの銘柄に集中投資してしまうと、株価が下がったとき困ったことになります。

どんなに自信があっても1銘柄につき最大7.5%が限界ラインです。1銘柄がポートフォリオ全体の5%~7.5%に収まっているのがバランスのとれた状態といえます。

ポートフォリオの作り方について、詳しくは以下のページで具体的に解説しています。

リンク 【ポートフォリオの作り方】正しい運用ルールが安定したリターンをもたらす

というわけで、各セクターごとに割安かつ減配リスクの低いおすすめ米国株を紹介してきました。こうして見ると、かなり手堅いラインナップになってます。

今回ピックアップした米国株は高配当かつ減配リスクが低い企業ばかりです。そのため、仮に含み損を抱えることになっても配当再投資でさらに利回りを上げることができます。

もちろん減配リスクがゼロではないので銘柄分散は必須です。そして、もし減配したときは損切りが大前提になります。

増配が続く限り長期保有しやすいと思うので、よかったら参考にしてみてください。