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本の著者が長期投資に適したおすすめ米国株をセクターごとに紹介

米国株おすすめ銘柄
ひろめ

ひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている著書『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』第2章で、セクター分散の重要性を解説しました。

そこで今回は、各セクターごとに長期保有に適した米国株を1つずつ計10個ピックアップします。

これら米国株でポートフォリオを組めば、特定の銘柄やセクターに偏ることなく分散させることができます。

銘柄選定の主な条件

  • 株価が割安であること
  • 連続増配年数が25年以上であること
  • 長期保有に適した手堅い優良株であること

ピックアップする際に意識したことは、株価の割安さと連続増配年数です。長期投資に適した優良米国株のなかから、厳選して選びました。

配当きぞくん

配当きぞくん

今月は2021年7月2日(金)終値を基準に選定しておるぞい。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

日本で初めて米国株における連続増配の定義を明確に説明した本の著者/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」がモットー/2016年4月から当ブログを運営⇒ プロフィールページ

生活必需品セクター

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)

45年連続増配中のドラッグストアです。配当貴族指数やNYダウ平均の構成銘柄でもあります。

WBA

割安度
(3.5)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(4.0)

配当性向は36%で増配余力は十分残っています。

2021年7月1日に発表された四半期決算では、2021年の調整後EPSガイダンスが5.20ドル~5.25ドル(対前年比+9.7%~+10.8%)とアナウンスされています。

指標7/2(金)最安値
PER9.35倍6.62倍
PSR0.30倍0.21倍
PBR1.97倍1.41倍
配当利回り3.88%5.58%

最安値をつけた時期は、PERが2020年5月13日、PSRとPBR、配当利回りが2020年10月29日になります。

各種指標の長期推移はリンク先にグラフがあります。こちらのグラフを見てもらうと割安感がイメージしやすくなると思います。

リンク ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(WBA)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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ヘルスケアセクター

アッヴィ(ABBV)

49年連続増配中の医薬品メーカーで、配当貴族指数にも採用されています。

2013年にアボット・ラボラトリーズからスピンオフした企業です。スピンオフ前の連続増配年数を引き継いで49年連続増配中になります。

ABBV

割安度
(3.5)

高配当
(3.0)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(4.0)

配当性向は47%で増配余力は残っています。

指標7/2(金)最安値
PER10.43倍7.21倍
PSR4.07倍2.86倍
配当利回り4.52%7.32%

最安値をつけた時期は、PERと配当利回りが2020年3月23日、PSRが2019年8月15日です。

なお、アッヴィのBPSは2018年からマイナスになっていて債務超過の状態にあります。PBRは割安・割高の参考にならないので除外しています。

リンク アッヴィ(ABBV)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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金融セクター

アロー・ファイナンシャル(AROW)

28年連続増配中の銀行株です。通常の四半期配当だけでなく、毎年9月に3%の株式配当も実施する銘柄でもあります。

AROW

割安度
(3.5)

高配当
(2.0)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(3.5)

配当性向は35%で増配余力は残されています。

指標7/2(金)最安値
PER12.14倍9.83倍
PSR4.33倍3.12倍
PBR1.63倍1.20倍
配当利回り2.89%4.69%

最安値をつけた時期は、PERが2020年3月23日、PSRと配当利回りが2009年3月9日、PBRが2020年9月23日です。

リンク先の線グラフを見てもらうと長期視点でどのくらい割安なのか視覚的に理解できます。

リンク アロー・ファイナンシャル(AROW)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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コミュニケーションサービスセクター

テレフォン&データシステムズ(TDS)

47年連続増配中の通信事業者です。2020年のフォーチュン1000に選ばれた企業でもあります。

TDS

割安度
(3.0)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(3.0)

配当性向は38%で増配余力は十分残されています。

指標7/2(金)最安値
PSR0.51倍0.34倍
PBR0.51倍0.38倍
配当利回り3.03%4.38%

PERは振れ幅が大きく、割安・割高の参考にならないので、あえて記載していません。

最安値をつけた時期は、PSRとPBRが2020年3月12日、配当利回りが2020年3月23日になります。

リンク テレフォン&データシステムズ(TDS)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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情報技術セクター

アイ・ビー・エム(IBM)

26年連続増配中のダウ平均採用銘柄です。過去25年、毎年増配を実施してきた配当公爵でもあります。

2021年1月には配当貴族指数にも採用されました。基本的にB to B事業が中心で、AIのワトソンが有名ですね。

IBM

割安度
(3.0)

高配当
(3.0)

減配リスク
(2.5)

オススメ度
(3.0)

配当性向は76%となっていて、徐々に増配余力が減少しつつあります。

指標7/2(金)最安値
PER16.28倍7.40倍
PSR1.71倍1.07倍
PBR5.90倍4.06倍
配当利回り4.69%6.84%

すべて2020年3月23日に最安値をつけています。各種指標の長期推移はリンク先のグラフに載ってます。

リンク IBMの銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

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資本財セクター

マシューズ・インターナショナル(MATW)

追悼事業、産業技術事業、SGKブランドソリューション事業を展開するグローバル企業です。約1万1000人の従業員が25ヵ国以上で働いています。

追悼事業は葬儀用品を提供する事業、産業技術事業は法人向け自動化技術の設計・製造、SGKブランドソリューション事業はマーケティングコンサル事業のことです。

SGKブランドソリューション事業は2019年に買収したSchawk社の事業をそのまま残しているので、このような名称になっています。

MATW

割安度
(2.5)

高配当
(2.0)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(2.5)

配当性向は25%で増配余力が十分残っています。

指標7/2(金)最安値
PER10.07倍5.94倍
PSR0.71倍0.37倍
PBR1.80倍0.87倍
配当利回り2.46%4.70%

PERとPSR、配当利回りが最安値をつけた時期は2020年6月25日、PBRが最安値をつけた時期は2020年4月3日です。

リンク マシューズ・インターナショナル(MATW)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

公益セクター

ナショナル・フューエル・ガス(NFG)

50年連続増配中のガス会社です。2021年5月6日の決算発表で、2021年度の調整後EPSガイダンスが3.85ドル~4.05ドル(対前年比+30.5%~+37.3%)に引き上げられています。

NFG

割安度
(2.5)

高配当
(2.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(2.5)

配当性向は54%で増配余力は残っています。

指標7/2(金)最安値
PER15.56倍8.62倍
PSR3.00倍0.89倍
PBR2.29倍1.32倍
配当利回り3.47%5.26%

最安値をつけた時期は、PERとPSRが2009年3月9日、PBRと配当利回りが2020年3月23日になります。

詳しくは下記リンク先にグラフが載っています。

リンク ナショナル・フューエル・ガス(NFG)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

一般消費財セクター

ウェイコ・グループ(WEYS)

39年連続増配中のシューズメーカーです。時価総額が低いので株価の値が飛びやすく、流動性は低めとなっています。

WEYS

割安度
(2.5)

高配当
(3.5)

減配リスク
(3.5)

オススメ度
(2.5)

直近1年のEPSがマイナスのため、配当性向とPERはデータ無しとなっています。

指標7/2(金)最安値
PSR1.22倍0.53倍
PBR1.17倍0.75倍
配当利回り4.26%6.34%

最安値をつけた時期はPERとPSRが2020年3月12日、PBRと配当利回りが2020年10月19日です。

リンク ウェイコ・グループ(WEYS)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

素材セクター

ニューコア(NUE)

48年連続増配中の鉄鋼メーカーです。配当貴族指数にも採用されていて、過去25年連続で毎年必ず増配してきた配当公爵でもあります。

NUE

割安度
(1.5)

高配当
(1.5)

減配リスク
(1.0)

オススメ度
(2.0)

配当性向は30%で増配余力は残っています。

指標7/2(金)最安値
PSR1.36倍0.38倍
PBR2.55倍0.83倍
配当利回り1.68%5.67%

すべて2020年3月23日に最安値をつけています。PERは振れ幅が大きく、割安・割高の参考にならないので記載していません。

PERを省略する理由はリンク先でも解説しています。こちらのグラフを見てもらうと理解しやすいと思います。

リンク ニューコア(NUE)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

エネルギーセクター

シェブロン(CVX)

34年連続増配中のシェブロンは、世界有数のオイルメジャーです。2021年4月28日に+3.9%の増配を発表したので選びました。

CVX

割安度
(1.5)

高配当
(3.5)

減配リスク
(3.5)

オススメ度
(1.5)

直近1年のEPSがマイナスのため、配当性向とPERはデータ無しとなっています。

指標7/2(金)最安値
PSR2.12倍0.43倍
PBR1.54倍0.70倍
配当利回り5.05%15.28%

最安値をつけた時期は、PSRが2009年3月5日、PBRと配当利回りが2020年3月23日となっています。

リンク シェブロン(CVX)の銘柄分析:業績決算と配当データから導いた割安な株価の条件

米国株おすすめランキング

ここまで各セクターごとに10銘柄を紹介してきました。ピックアップした米国株のなかで優先順位をつけるとしたら次のようなランキングになります。

順位銘柄連続増配配当貴族配当
チャンピオン
配当王配当公爵配当性向セクター
1位WBA45年×37%生活必需品
2位ABBV49年××44%ヘルスケア
3位AROW28年×××32%金融
4位TDS47年××38%コミュニケーション
5位IBM26年×75%情報技術
6位MATW26年×××24%資本財
7位NFG50年×54%公益
8位WEYS39年×××一般消費財
9位NUE48年×16%素材
10位CVX34年××205%エネルギー

集中投資は避けましょう

現在の株価がいくら割安だったとしても、いつか必ず上がるとは限りません。1つの銘柄に集中投資してしまうと、株価が下がったとき困ったことになります。

どんなに自信があっても1銘柄につき最大7.5%が限界ラインです。1銘柄がポートフォリオ全体の5%~7.5%に収まっているのがバランスのとれた状態といえます。

ポートフォリオの作り方について、詳しくは以下のページで具体的に解説しています。

リンク 【ポートフォリオの作り方】正しい運用ルールが安定したリターンをもたらす

というわけで、各セクターごとに割安かつ減配リスクの低いおすすめ米国株を紹介してきました。こうして見ると、かなり手堅いラインナップになってます。

今回ピックアップした米国株は高配当かつ減配リスクが低い企業ばかりです。そのため、仮に含み損を抱えることになっても配当再投資でさらに利回りを上げることができます。

もちろん減配リスクがゼロではないので銘柄分散は必須です。そして、もし減配したときは損切りが大前提になります。

増配が続く限り長期保有しやすいと思うので、よかったら参考にしてみてください。