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フランクリン・リソーシズ(BEN)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【BEN】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、フランクリン・リソーシズ(BEN)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
BEN】割安な株価の目安
  • PER:11.67倍以下
  • PSR:2.89倍以下
  • PBR:1.79倍以下
  • 配当利回り:2.07%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/7/28

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

BENは金融セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

BEN|フランクリン・リソーシズ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2019年度はBenefit Street Partners LLCの買収費用が発生したことで減少しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Diluted earnings per share

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、2017年4Q、2018年4Q、2019年3Q、2020年3Qだけ希薄化EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Franklin Resources, Inc. (BEN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

BEN|フランクリン・リソーシズ実績PER推移
2009/1/2~2020/7/28

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが10倍付近のところで反発してきた様子が多く見られます。

株価チャート


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS2.67ドル

※ 2020年7月28日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値31.77倍
中央値13.86倍
最小値5.71倍
割安の目安11.67倍
割高の目安15.64倍

※期間:2009/1/2~2020/7/28

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

BEN|フランクリン・リソーシズ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2016年度以降は横ばいで推移しているのが確認できます。

PSRの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total operating revenues
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Franklin Resources, Inc. (BEN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BEN|フランクリン・リソーシズ実績PSR推移
2009/1/2~2020/7/28

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2010年以降は緩やかなダウントレンドが続いている様子が見て取れます。

株価チャート


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)10.99ドル

※2020年7月28日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値6.35倍
中央値3.69倍
最小値1.31倍
割安の目安2.89倍
割高の目安4.14倍

※期間:2009/1/2~2020/7/28

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

BEN|フランクリン・リソーシズ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2018年度を除いて対前年比で毎年プラス成長を続けています。

ちなみに、2018年度は1株あたり3.00ドルの特別配当が支払われた年でした。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total Franklin Resources, Inc. stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Diluted

株主純資産のTotal Franklin Resources, Inc. stockholders’ equityはForm-8Kに記載がないため、1Q~3QはForm-10Q、4QはForm-10Kのデータを使っています。

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Franklin Resources, Inc. (BEN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

BEN|フランクリン・リソーシズ実績PBR推移
2009/1/2~2020/7/28

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。2013年以降は、PBRの長期的なダウントレンドが続いています。

株価チャート


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)20.61ドル

※2020年7月28日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
0

PBR推移グラフデータ

最大値3.90倍
中央値2.55倍
最小値0.75倍
割安の目安1.79倍
割高の目安3.15倍

※期間:2009/1/2~2020/7/28

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:AMOUNT ($)

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Franklin Resources, Inc. (BEN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Full Dividend And Split History (PDF)Franklin Resources Inc.
BEN|フランクリン・リソーシズ配当利回り推移

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2015年以降は配当利回りの上昇トレンドが続いています。

フランクリン・リソーシズのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落あるいは増配のどちらかによって起こります。

年間配当

年間1株あたり配当金1.08ドル

株価チャート


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値7.06%
中央値1.16%
最小値0.69%
割安の目安2.07%
割高の目安0.85%

※期間:2009/1/2~2020/7/28

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

フランクリン・リソーシズの会計年度は暦年とズレがあります。1Q~4Q表記だけ会計年度にあわせているため、2Q、3Q、2Q、1Qの順序になっています。

暦年
(CY)
2Q
(1-3月)
3Q
(4-6月)
4Q
(7-9月)
1Q
(10-12月)
年間配当増配率
1990年$0.0056$0.0056$0.0056$0.0064$0.023
1991年$0.0064$0.0064$0.0064$0.0072$0.02614.5%
1992年$0.0072$0.0072$0.0072$0.0078$0.02911.6%
1993年$0.0078$0.0078$0.0078$0.0089$0.0329.4%
1994年$0.0089$0.0089$0.0089$0.0111$0.03817.2%
1995年$0.0111$0.0111$0.0111$0.0122$0.04620.6%
1996年$0.0122$0.0122$0.0122$0.0133$0.0509.8%
1997年$0.0133$0.015$0.015$0.0167$0.06020.0%
1998年$0.0167$0.0167$0.0167$0.0183$0.06813.9%
1999年$0.0183$0.0183$0.0183$0.020$0.0759.8%
2000年$0.020$0.020$0.020$0.0217$0.0828.9%
2001年$0.0217$0.0217$0.0217$0.0233$0.0888.2%
2002年$0.0233$0.0233$0.0233$0.025$0.0957.5%
2003年$0.025$0.025$0.025$0.0283$0.1038.8%
2004年$0.0283$0.0283$0.0283$0.0333$0.11814.5%
2005年$0.0333$0.0333$0.0333$0.040$0.14018.3%
2006年$0.040$0.040$0.040$0.050$0.17021.4%
2007年$0.050$0.050$0.050$0.0667$0.21727.5%
2008年$0.0667$0.0667$0.0667$0.070$0.27024.6%
2009年$0.070$0.070$0.070$0.0733$0.2834.9%
2010年$0.0733$0.0733$0.0733$0.0833$0.3037.1%
2011年$0.0833$0.0833$0.0833$0.090$0.34012.1%
2012年$0.090$0.090$0.090$0.097$0.3677.9%
2013年$0.097$0.097$0.100$0.120$0.41412.8%
2014年$0.120$0.120$0.120$0.150$0.51023.2%
2015年$0.150$0.150$0.150$0.180$0.63023.5%
2016年$0.180$0.180$0.180$0.200$0.74017.5%
2017年$0.200$0.200$0.200$0.230$0.83012.2%
2018年$0.230$0.230$0.230$0.260$0.95014.5%
2019年$0.260$0.260$0.260$0.270$1.05010.5%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

BEN|フランクリン・リソーシズ増配率推移(1991年~2002年)
BEN|フランクリン・リソーシズ増配率推移(2003年~2012年)
BEN|フランクリン・リソーシズ増配率推移(2013年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Diluted earnings per share
  • 四半期配当:AMOUNT ($)

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、2017年4Q、2018年4Q、2019年3Qだけ希薄化EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Full Dividend And Split History (PDF)Franklin Resources Inc.
BEN|フランクリン・リソーシズ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年3Q決算時点の配当性向は40%で増配余力は残されています。

2020年8月1日時点データ

連続増配年数40年
前回増配(権利落ち日)2019年12月30日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

BEN|フランクリン・リソーシズ発行済株式数

自社株買いの期待ができる

フランクリン・リソーシズは長期的に発行済株式数を減らしてきたことが見て取れます。

10年以上も継続して発行済株式数を減らし続けていることから、自社株買いで株主還元する方針であることが伺えます。

株価データ分析まとめ

PERとPSR、PBRの長期推移は似たような動きをしているのに対し、配当利回りは独自の動きをしています。

よって株価のバリュエーション判断で重視すべきは配当利回りではなくPER、PSR、PBRと考えることができます。

不況になると業績が悪化しやすい銘柄であるだけに、株価が大きく下がることも考慮に入れたうえで投資を検討するのがおすすめです。