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マイクロソフト(MSFT)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【MSFT】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、マイクロソフト(MSFT)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
MSFT】割安な株価の目安
  • PER:11.93倍以下
  • PSR:3.56倍以下
  • PBR:3.98倍以下
  • 配当利回り:2.70%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/7/24

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

MSFTは情報技術セクターじゃな。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

業績データ

1株あたり利益(EPS)

MSFT|マイクロソフト調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2015年度以降は対前年比で毎年プラス成長を続けています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Earnings per share:Diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

GAAP EPSと調整後EPSの違いについては、以下のリンク先で解説しています。

リンク 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

次に出てくる「PERの長期推移」も上記と同じEPSデータを使って求めています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Microsoft Corporation (MSFT) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

MSFT|マイクロソフト実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2013年以降、実績PERの上昇トレンドが続いていて年々割高になっています。

マイクロソフトの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS5.75ドル

※2020年7月22日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
=0

PER推移グラフデータ

最大値37.87倍
中央値16.66倍
最小値8.06倍
割安の目安11.93倍
割高の目安23.25倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

割安・割高の判断基準は四分位数しぶんいすうを使っています。⇒ 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

MSFT|マイクロソフト1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2016年度以外は対前年比で毎年伸びている様子が確認できます。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Revenue
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Microsoft Corporation (MSFT) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

MSFT|マイクロソフト実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2015年以降の5年間でPSRは2.5倍(約4倍⇒約10倍)も上昇しています。

マイクロソフトの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)18.69ドル

※2020年7月22日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
=0

PSR推移グラフデータ

最大値11.86倍
中央値4.22倍
最小値2.18倍
割安の目安3.56倍
割高の目安6.44倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

MSFT|マイクロソフト1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2017年以降は対前年比で毎年プラス成長を続けています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 International Business Machines Corporation (IBM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

MSFT|マイクロソフト実績PBR推移
2009/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。2015年以降、長期的な上昇トレンドが続いていてPBRが年々割高になっています。

マイクロソフトの株価


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)15.46ドル

※2020年7月22日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
=0

PBR推移グラフデータ

最大値14.37倍
中央値5.24倍
最小値3.17倍
割安の目安3.98倍
割高の目安7.82倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Microsoft Corporation (MSFT) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Investor Relations - Dividends and Stock HistoryMicrosoft
MSFT|マイクロソフト配当利回り推移
2005/1/3~2020/7/24

現在の連続増配がスタートしたのが2004年8月なので、2005年以降の配当利回り推移をグラフ化しました。

2016年以降、配当利回りのダウントレンドが続いています。マイクロソフトのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの下落は株価が上昇したことを意味します。

マイクロソフトの年間配当

年間1株あたり配当金2.24ドル

マイクロソフトの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
=0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値3.49%
中央値2.45%
最小値0.95%
割安の目安2.70%
割高の目安1.83%

※期間:2009/1/2~2020/7/24

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

マイクロソフトの会計年度は暦年とズレがあり、1Q(7-9月)、2Q(10-12月)、3Q(1-3月)、4Q(4-6月)となっています。四半期配当の1Q~4Q表記は、会計年度にあわせて記載しています。

暦年
(CY)
3Q
(1-3月)
4Q
(4-6月)
1Q
(7-9月)
2Q
(10-12月)
年間
配当
増配率
2005年$0.08$0.08$0.08$0.08$0.32
2006年$0.09$0.09$0.09$0.10$0.3715.6%
2007年$0.10$0.10$0.10$0.11$0.4110.8%
2008年$0.11$0.11$0.11$0.13$0.4612.2%
2009年$0.13$0.13$0.13$0.13$0.5213.0%
2010年$0.13$0.13$0.13$0.16$0.555.8%
2011年$0.16$0.16$0.16$0.20$0.6823.6%
2012年$0.20$0.20$0.20$0.23$0.8322.1%
2013年$0.23$0.23$0.23$0.28$0.9716.9%
2014年$0.28$0.28$0.28$0.31$1.1518.6%
2015年$0.31$0.31$0.31$0.36$1.2912.2%
2016年$0.36$0.36$0.36$0.39$1.4714.0%
2017年$0.39$0.39$0.39$0.42$1.598.2%
2018年$0.42$0.42$0.42$0.46$1.728.2%
2019年$0.46$0.46$0.46$0.51$1.899.9%
2020年$0.51$0.51$0.51$0.56$2.0910.6%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

MSFT|マイクロソフト増配率推移(2006年~2016年)
MSFT|マイクロソフト増配率推移(2017年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

マイクロソフトの場合、年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Earnings per share:Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Investor Relations - Dividends and Stock HistoryMicrosoft
MSFT|マイクロソフト配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年4Q決算時点の配当性向は35%で十分な増配余力が残されています。

連続増配年数

連続増配年数16年(暦年基準)
前回増配(権利落ち日)2020年11月18日
配当権利落ち月2月/5月/8月/11月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding:Diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

MSFT|マイクロソフト発行済株式数

自社株買いの期待ができる

マイクロソフトの発行済株式数は、2013年度を除いて毎年着実に減り続けています。そのため今後も自社株買いによる株主還元が期待できます。