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ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)は配当の現地課税がない高配当な連続増配株

【BTI】銘柄分析イギリスADR
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)はイギリスのロンドンに本社を構える英国タバコ企業です。

ロンドン証券取引所に上場だけでなく、ニューヨーク証券取引所にも上場しており、イギリスADRとして米国株口座でドル建て購入することができます。

イギリスADRは配当の現地課税がないので、NISA枠で購入すれば配当および株の値上がり益にかかる税金をゼロにすることもできます。

リンク 米国株の配当にかかる二重課税問題とは?解決する方法を解説

そこで今回は、イギリスADRで数少ない連続増配株でもあるブリティッシュ・アメリカン・タバコの業績・配当データを見ていきたいと思います。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

業績データ

ブリティッシュ・アメリカン・タバコの決算はすべてポンド建てで報告されているため、業績データもポンド建てになります。USドルではないので、そこはご注意ください。

1株あたり利益(EPS)

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)のポンド建てEPSになります。一貫性のある比較を行うために、一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSをグラフ化しています。

グラフに使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted diluted EPS

「Adjusted diluted EPS」はFinal Resultsに書かれています。為替レートの違いでConstant RatesとCurrent Ratesの2種類が記載されていますが、Current Ratesの方を使っています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Stock Exchange announcementsBritish American Tobacco

GAAP EPSと調整後EPSの違いについては、以下のリンク先で解説しています。

リンク 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

次に出てくる「PERの長期推移」も上記と同じEPSデータを使って求めています。

1株あたり売上高(SPS)

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコ1株あたり売上高(SPS)

上記もポンド建ての1株あたり売上高です。会計年度(1Q~4Q)の売上高÷発行済株式数で算出しています。

計算に使ったデータ
  • 年間売上高:Revenue(IFRS)
  • 発行済株式数:Shares- diluted

どちらもFinal Resultsに書かれた「Revenue」と「Shares- diluted」を使ってSPSを計算しています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Stock Exchange announcementsBritish American Tobacco

地域別売上高の内訳

BTI|地域別売上高

売上高は世界全体にバランスよく分散されています。特定の国や地域に依存していないのはリスク分散の観点から見て非常にいいことです。

1株あたり純資産(BPS)

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコ1株あたり純資産(BPS)

上記もポンド建ての1株あたり純資産です。BPSは、年末の株主純資産÷発行済株式数で算出しています。

2017年度にBPSが急上昇しているのはレイノルズアメリカンを買収したことによる影響です。

計算に使ったデータ
  • 株主純資産:Owners of the parent
  • 発行済株式数:Shares- diluted

Final Resultsに書かれた「Owners of the parent」と「Shares- diluted」を使ってBPSを計算しています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Stock Exchange announcementsBritish American Tobacco

配当データ

ここからはドル建て配当金とユーロ建て配当金それぞれのデータを見ていきます。

ドル建て配当金

イギリスADR(BTI)のドル建て配当金は次のようになっています。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
2009年$0.930$0.445$1.38
2010年$1.065$0.525$1.5915.6%
2011年$1.33$0.595$1.9321.1%
2012年$1.43$0.68$2.119.6%
2013年$1.44$0.73$2.172.8%
2014年$1.65$0.77$2.4211.5%
2015年$1.53$0.75$2.28-6.0%
2016年$1.52$0.665$2.18-4.2%
2017年$1.52$0.76$2.284.6%
2018年$0.61$0.66$0.63$0.62$2.5210.5%
2019年$0.63$0.66$0.62$0.65$2.561.6%
2020年$0.66$0.64????

※基準:配当支払日

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコのドル建て増配率推移

ポンド建て配当を基準に増配が意識されているため、ドル建て配当だと為替レートの影響で増配にならない年もあります。

とはいえ、イギリスADRで数少ない連続増配銘柄です。ドル建て配当でも長期的には増配していく傾向にあります。

ポンド建て配当金

ここからはロンドン証券取引所に上場しているBATSのポンド建て1株あたり配当金になります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
2009年61.60p27.90p89.5p
2010年71.60p33.20p104.8p17.1%
2011年81.00p38.10p119.1p13.6%
2012年88.40p42.20p130.6p9.7%
2013年92.70p45.00p137.7p5.4%
2014年97.40p47.50p144.9p5.2%
2015年100.60p49.40p150.0p3.5%
2016年104.60p51.30p155.9p3.9%
2017年118.10p56.50p174.6p12.0%
2018年43.60p48.80p48.80p48.80p190.0p8.8%
2019年48.80p50.75p50.75p50.75p201.05p5.8%
2020年50.75p52.60p52.60p52.60p208.55p3.7%

※基準:配当支払日

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコのポンド建て増配率推移

上記はポンド建て配当金の増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコのポンド建て配当性向

こちらの配当性向もポンド建て調整後希薄化EPS÷年間配当で計算したものになります。2019年4Q決算時点の配当性向は62%で増配余力は残っています。

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted diluted EPS
  • 四半期配当:Amount (GBp)

調整後希薄化EPSは、1株あたり利益(EPS)で使ったデータと同じです。四半期配当は、ブリティッシュ・アメリカン・タバコIRにあるDividendsのデータになります。

データ引用元(英語サイト)

参考 Dividends - LSEBritish American Tobacco
連続増配年数24年(ポンド建て)
前回増配(権利落ち日)2020年3月26日
配当権利落ち月3月/7月/10月/12月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

配当権利落ち日は、ドル建て配当・ポンド建て配当どちらも一緒になっています。

発行済株式数

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、会計年度1年で平均した希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

BTI|ブリティッシュ・アメリカン・タバコ発行済株式数

自社株買いの期待は薄い

レイノルズアメリカンを買収した2017年度以降は発行済株式数を減らしてないことが分かります。

そのため、ブリティッシュ・アメリカン・タバコは自社株買いで株主還元する方針を取ってないことが伺えます。

株価チャートの分析

こちらは2007年1月~2020年6月までの長期チャートです。

【BTI】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(ADR)株価チャート
2007/1/3~2020/6/30

株価28ドルと48ドルに水色の点線を入れました。2012年~2016年には株価50ドル~60ドルのレンジ状態が4年以上続いていた様子が見て取れます。

その後、60ドルのレンジを突破して70ドルになり、そこから30ドル近くまで急落しました。

2018年11月以降は、28ドル~48ドルのレンジで株価が動いています。

過去のチャート傾向から株価48ドルで反発してきた様子が4回ほど確認できるため、ここが直近の上値抵抗線になると考えられます。