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アマゾン(AMZN)の決算データから割安な株価と買い時を分析

【AMZN】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、アマゾン(AMZN)の株価が割安なときのPSRとPBRを具体的に解説します。

先に結論
AMZN】割安な株価の目安
  • PSR:2.01倍以下
  • PBR:13.18倍以下

※分析期間:2009/1/2~2020/8/3

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

AMZNは一般消費財セクターじゃな。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

業績データ

1株あたり利益(EPS)

AMZN|アマゾン調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2017年度まではほとんど利益を出してきませんでしたが、2018年度からは以前よりも利益を出すようになってきました。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Diluted earnings per share

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。2012年3Qと2017年4Qだけ一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

GAAP EPSと調整後EPSの違いについては、以下のリンク先で解説しています。

リンク 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

次に出てくる「PERの長期推移」も上記と同じEPSデータを使って求めています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Amazon.com, Inc. (AMZN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

AMZN|アマゾン実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/8/3

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。アマゾンの場合、PERでのバリュエーション判断がほとんどアテになりません。

そのため、PERの割安および割高な基準は記載を省略しています。

PER推移グラフデータ

最大値2375.29倍
中央値131.81倍
最小値0倍

1株あたり売上高(SPS)

AMZN|アマゾン1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。過去10年で10倍という凄まじいペースで成長しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total net sales
  • 発行済株式数:Weighted-average shares used in computation of earnings per share:Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Amazon.com, Inc. (AMZN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

AMZN|アマゾン実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/8/3

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。過去の傾向として、PSRが3倍付近のときに反発してきた様子が多く見られます。

アマゾン(AMZN)の株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)632.18ドル

※2020年7月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
=0

PSR推移グラフデータ

最大値5.47倍
中央値2.51倍
最小値1.16倍
割安の目安2.01倍
割高の目安3.33倍
PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

AMZN|アマゾン1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。10年で約10.5倍という驚異的なペースで成長しています。特に、2015年度以降の伸びが急激で目を引きます。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Weighted-average shares used in computation of earnings per share:Diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Amazon.com, Inc. (AMZN) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

AMZN|アマゾン実績PBR推移
期間:2009/1/2~2020/8/3

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRが17倍付近のときに反発してきた様子が多く見られます。

アマゾン(AMZN)の株価


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)144.85ドル

※2020年7月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
=0

PBR推移グラフデータ

最大値29.50倍
中央値16.35倍
最小値8.36倍
割安の目安13.18倍
割高の目安21.09倍
PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当利回りは0%

アマゾンは配当を出さないため、配当利回りは0%です。株価上昇率がそのままトータルリターンになる銘柄です。

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted-average shares used in computation of earnings per share:Diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

AMZN|アマゾン発行済株式数

自社株買いは期待できない

アマゾンの発行済株式数は、基本的に毎年少しずつ増えているため、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

株価データ分析まとめ

PERの割安・割高な目安は参考にならないため記載を省略しています。アマゾンの場合、最も重視される指標はPSRです。というのも、Amazon CEOジェフ・ベゾス氏が利益を見るのではなく売上高を見てくれと以前から主張してきたからです。

過去の傾向として、PSRが3倍付近、PBRが17倍付近のときに反発する回数が多かったことから、そのあたりの数値がグロース株投資で参考になるかもしれません。