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【GOOGL】アルファベットの株価が割安なときの見分け方

【GOOGL】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はアルファベット(GOOGL)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBRを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

注意

アルファベットは2015年に誕生したGoogleの親会社です。そのため、2015年度3Q以前はGoogle Inc.の業績データを使用しています。

先に結論
GOOGL】割安な株価の目安
  • PER:20.11倍以下
  • PSR:5.58倍以下
  • PBR:3.78倍以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/4

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

GOOGLはコミュニケーションサービスセクターじゃな。

【GOOGL】アルファベットのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Diluted EPS

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほどんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益が出たときだけ除外して調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Alphabet Inc. (GOOGL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
GOOGL|アルファベット実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/2/4

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。リーマンショックの底値でつけた15倍付近が意識されて、その後も15倍付近のところで複数回反発しているのが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値32.20倍
中央値23.32倍
最小値14.71倍
割安の目安20.11倍
割高の目安25.52倍

※期間:2009/1/2~2020/2/4

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

GOOGL|アルファベット調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。きれいな右肩上がりで毎年必ず対前年比プラス成長を続けて続けています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

GOOGL|アルファベット調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+16.4%の伸び率でした。

【GOOGL】アルファベットのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total revenues
  • 発行済株式数:Number of shares used in diluted earnings per share calculation

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Alphabet Inc. (GOOGL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
GOOGL|アルファベット実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/2/4

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。過去の傾向としては、PSRが5倍付近のところで反発する回数が多くなっています。

実績PSR過去11年データ

最大値8.85倍
中央値6.24倍
最小値4.23倍
割安の目安5.58倍
割高の目安6.79倍

※期間:2009/1/2~2020/2/4

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

GOOGL|アルファベット1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。PERと同じようにきれいな右肩上がりを描いています。毎年必ず対前年比プラス成長を続けています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

GOOGL|アルファベット1株あたり売上高(SPS)成長率

記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+20.4%の伸び率でした。

【GOOGL】アルファベットのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Number of shares used in diluted earnings per share calculation

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Alphabet Inc. (GOOGL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
GOOGL|アルファベット実績PBR推移
2009/1/2~2020/2/4

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。2016年以降はPBRが4倍付近のところで反発してきたことが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値5.95倍
中央値4.25倍
最小値2.99倍
割安の目安3.78倍
割高の目安4.58倍

※期間:2009/1/2~2020/2/4

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

GOOGL|アルファベット1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。PER、PSRと同じようにきれいな右肩上がりを描いています。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

GOOGL|アルファベットBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+17.9%の伸び率でした。

【GOOGL】アルファベットの配当利回り

2020年2月4日現在、アルファベットは配当を出さない銘柄となっています。そのため、アルファベットの配当利回りは0%で株価上昇率がそのままトータルリターンになる銘柄です。

【GOOGL】アルファベットの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Number of shares used in diluted earnings per share calculation

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

GOOGL|アルファベット発行済株式数

ここ10年の発行済株式数は横ばい~やや微増で推移しています。少しずつ増えたり減ったりを繰り返していることから、自社株買いで株主還元する方針ではないことが伺えます。

【GOOGL】アルファベットの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS52.38ドル
1株あたり売上高(SPS)232.82ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)289.76ドル

【GOOGL】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER20.11倍以下25.52倍以上
PSR5.58倍以下6.79倍以上
PBR3.78倍以下4.58倍以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/4

2019年4Q決算後(2020年2月4日)の実績PERとPBRは割高、PSRは割安でも割高でもない水準となっています。

ここ数年はPERが20倍付近、PSRが5倍付近、PBRが4倍付近のときに反発しているので、グロース株投資をするときの参考になるかもしれません。

もちろん、ここに書いた傾向が崩れて反発ラインより大きく割安になる可能性も十分考えられます。あくまで参考程度に考えるのが現実的です。

データ分析の手順は拙著で解説しています

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書籍に込めた想い 【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い