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【BRK.B】バークシャー・ハサウェイの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【BRK.B】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

ウォーレンバフェットの投資会社バークシャー・ハサウェイは大きく分けて2つの事業から収益を得ています。

おもな収益源
  1. 投資活動による収益
  2. 買収により傘下に収めた企業群からの収益

そこで今回はバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)のバリュエーション判断として、割安および割高なPER、PSR、PBRを紹介します。

PERとPSRは②のみの業績を反映した指標で、PBRは①と②両方の業績を含めた指標になります。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
BRK.B】割安な株価の目安
  • PER:18.69倍以下
  • PSR:1.49倍以下
  • PBR:1.30倍以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/28

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

BRK.Bは金融セクターじゃな。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 営業利益:Operating earnings
  • 発行済株式数:Number of shares of common stock outstanding
  • 調整後希薄化EPS:Operating earnings per equivalent Class B share

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、投資損益を除外した営業利益を計算して調整後希薄化EPSにしています。

発行済株式数は四半期終了時点のもので、クラスA株をクラスB株換算してクラスB株と合計したものを使っています。

四半期ごとの営業利益

Operating earnings=Net earnings – Investment and derivative gains (losses)

発行済株式数(クラスB株換算)

発行済株式数=(クラスA株×1,500)+クラスB株

調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)

調整後希薄化EPS=直近四半期の営業利益 ÷ 直近四半期終了時の発行済株式数(クラスB株換算)

グラフの実績PER

実績PER=株価 ÷ 調整後希薄化EPS

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Berkshire Hathaway Inc. (BRK.B) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BRK.B|バークシャー・ハサウェイ実績PER推移
209/1/2~2020/2/28

上記は投資損益を除外した調整後EPSで計算した1日ごとの実績PER推移になります。グラフから20倍前後で推移する期間が比較的長くなっているのが分かります。

実績PER過去11年データ

最大値36.34倍
中央値20.45倍
最小値11.09倍
割安の目安18.69倍
割高の目安22.24倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2018年度に大きく上昇しているのは税制改正により法人減税されたことがプラスに働いているものと思われます。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+12.5%の伸び率でした。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total revenues
  • 発行済株式数:Number of shares of common stock outstanding

発行済株式数は四半期終了時点のもので、クラスA株をクラスB株換算してクラスB株と合計したものを使っています。

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

発行済株式数(クラスB株換算)

発行済株式数=(クラスA株×1,500)+クラスB株

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期終了時の希薄化発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Berkshire Hathaway Inc. (BRK.B) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BRK.B|バークシャー・ハサウェイ実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/28

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。ここ数年はPSRが1.9倍付近のところで何度も反発しているのが確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値2.30倍
中央値1.66倍
最小値0.99倍
割安の目安1.49倍
割高の目安1.87倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。毎年プラス成長を長期的に続けていて、きれいな右肩上がりを描いています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+8.1%の伸び率でした。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Berkshire Hathaway shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Number of shares of common stock outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期終了時の希薄化発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Berkshire Hathaway Inc. (BRK.B) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BRK.B|バークシャー・ハサウェイ実績PBR推移
2009/1/2~2020/2/28

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRが1.2倍付近のところで反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値1.74倍
中央値1.37倍
最小値0.91倍
割安の目安1.30倍
割高の目安1.43倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。BPSは投資活動による未実現損益の変化を含めた数値になります。2018年度にほぼ横ばいになっているのはクラフトハインツの減損が響いた結果のようです。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

BRK.B|バークシャー・ハサウェイBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+12.2%の伸び率でした。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイの配当利回り推移

2020年3月1日現在、バークシャー・ハサウェイは配当を出さない銘柄となっています。そのため、バークシャー・ハサウェイの配当利回りは0%で株価上昇率がそのままトータルリターンになります。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Number of shares of common stock outstanding

発行済株式数は四半期終了時点のもので、クラスA株をクラスB株換算してクラスB株と合計したものを使っています。

クラスA株をB株に換算

クラスA株×1,500=クラスB株換算したクラスA株の発行済株式数

発行済株式数(クラスB株換算)

発行済株式数=(クラスA株×1,500)+クラスB株

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

BRK.B|バークシャー・ハサウェイ発行済株式数

2010年度以降の発行済株式数は長期的に横ばいで推移してきましたが、2019年度になって約1%の自社株買いを行っています。

昨今の株高で現金の再投資先が見つからないようで、今後も株価が適正であるうちは自社株買いを継続する意向をウォーレン・バフェット氏が示しています。

【BRK.B】バークシャー・ハサウェイの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS9.80ドル
1株あたり売上高(SPS)104.50ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)174.34ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBRが計算できます。

【BRK.B】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER18.69倍以下22.24倍以上
PSR1.49倍以下1.87倍以上
PBR1.30倍以下1.43倍以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/28

このページで扱っているPERとPSRは投資活動の業績を除外した数値を使って計算した指標で、PBRは投資活動の未実現損益も反映された指標です。

バークシャー・ハサウェイは金融セクターの銘柄であり、PBRが最も重視される指標になります。ただ、上述のようにPBRは未実現損益も含んだ指標であるため、いわゆるバークシャー・ハサウェイ傘下の企業業績だけを反映したPERやPSRも考慮したうえで割安・割高の判断をするのが無難と言えます。

2019年4Q決算後(2020年2月28日)時点のPERは21.06倍、PSRは1.97倍、PBRは1.18倍となっています。現状のPERは割安でも割高でもない水準、PSRは割高、PBRは割安となっていて各指標バラバラです。

重視されるPBRのみを信じるのであれば割安となりますが、ほかの指標が微妙なだけに明らかな割安とは言い切れない状況にあります。ちなみに、リーマンショックの底値ではバークシャー・ハサウェイのPBRは0.91倍まで下がっています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い