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【ATO】アトモス・エナジーの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【ATO】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はアトモス・エナジー(ATO)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分の決算データをもとに分析した結果です。

先に結論
ATO】割安な株価の目安
  • PER:14.49倍以下
  • PSR:0.68倍以下
  • PBR:1.30倍以下
  • 配当利回り:4.13%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/3/24

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

ATOは公益セクターじゃな。

【ATO】アトモス・エナジーのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted diluted net income per share

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Atmos Energy Corporation (ATO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ATO|アトモス・エナジー実績PER推移
2009/1/2~2020/3/24

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。リーマンショック以降、長期的な上昇トレンドが続いてきましたが、2020年にそのトレンドが終了しているのが見て取れます。

実績PER過去11年データ

最大値27.16倍
中央値18.09倍
最小値8.71倍
割安の目安14.49倍
割高の目安22.72倍

※期間:2009/1/2~2020/3/24

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

ATO|アトモス・エナジー調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2013年度以降は対前年比で毎年プラス成長を続けていて、きれいな右肩上がりを描いています。

2020年度ガイダンスも対前年比+4.8~8.2%のプラス成長になるとアナウンスされています。

2020年度ガイダンス

調整後EPS
(対前年比)
4.58ドル~4.73ドル
(+4.8%~+8.2%)
期間2019年10月~2020年9月

※2020年1Q決算(2020/3/24)時点

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

ATO|アトモス・エナジー調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+9.1%の伸び率でした。

【ATO】アトモス・エナジーのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Operating revenues
  • 発行済株式数:Diluted weighted average shares outstanding

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Atmos Energy Corporation (ATO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ATO|アトモス・エナジー実績PSR推移
2009/1/2~2020/3/24

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。リーマンショック以降、長期的な上昇トレンドが続いてきましたが、2020年にそのトレンドが終了したように見えます。

実績PSR過去11年データ

最大値5.05倍
中央値1.11倍
最小値0.25倍
割安の目安0.68倍
割高の目安2.85倍

※期間:2009/1/2~2020/3/24

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

ATO|アトモス・エナジー1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。アトモスエナジーは天然ガスを販売する公益企業であるため、売上高は天然ガス価格に依存しています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

ATO|アトモス・エナジー1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で-6.5%でした。

【ATO】アトモス・エナジーのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Diluted weighted average shares outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Atmos Energy Corporation (ATO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ATO|アトモス・エナジー実績PBR推移
2009/1/2~2020/3/24

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。リーマンショック以降に続いてきたPBRの長期上昇トレンドが2020年に終了しているのが見て取れます。

実績PBR過去11年データ

最大値2.53倍
中央値1.65倍
最小値0.89倍
割安の目安1.30倍
割高の目安2.20倍

※期間:2009/1/2~2020/3/24

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

ATO|アトモス・エナジー1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。10年以上も対前年比で毎年プラス成長を続けているのが確認できます。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

ATO|アトモス・エナジーBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年11Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+7.8%の伸び率でした。

【ATO】アトモス・エナジーの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Atmos Energy Corporation (ATO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Stock Information - Dividend HistoryAtmos Energy
ATO|アトモス・エナジー配当利回り推移
1989/1/3~2020/3/24

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。リーマンショック以降、配当利回りの長期的なダウントレンドが続いてきました。

2020年に入ってからは長期的なダウントレンドが一転して、上昇トレンドに切り替わる動きを見せています。

配当利回り過去11年データ

最大値6.53%
中央値2.96%
最小値1.83%
割安の目安4.13%
割高の目安2.25%

※期間:2009/1/2~2020/3/24

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

アトモス・エナジーの会計年度は暦年とズレがあります。1Q~4Q表記だけ会計年度にあわせているため、2Q、3Q、4Q、1Qの順序になっています。

暦年
(CY)
2Q
(1-3月)
3Q
(4-6月)
4Q
(7-9月)
1Q
(10-12月)
年間配当増配率
1989年$0.187$0.187$0.187$0.193$0.753
1990年$0.193$0.193$0.193$0.200$0.7803.5%
1991年$0.200$0.200$0.200$0.207$0.8073.4%
1992年$0.207$0.207$0.207$0.213$0.8333.3%
1993年$0.213$0.213$0.213$0.220$0.8603.2%
1994年$0.220$0.220$0.220$0.230$0.893.5%
1995年$0.230$0.230$0.230$0.240$0.934.5%
1996年$0.240$0.240$0.240$0.250$0.974.3%
1997年$0.250$0.250$0.255$0.265$1.025.2%
1998年$0.265$0.265$0.265$0.275$1.074.9%
1999年$0.275$0.275$0.275$0.285$1.113.7%
2000年$0.285$0.285$0.285$0.290$1.153.2%
2001年$0.290$0.290$0.290$0.295$1.171.7%
2002年$0.295$0.295$0.295$0.300$1.191.7%
2003年$0.300$0.300$0.300$0.305$1.211.7%
2004年$0.305$0.305$0.305$0.310$1.231.7%
2005年$0.310$0.310$0.310$0.315$1.251.6%
2006年$0.315$0.315$0.315$0.320$1.271.6%
2007年$0.320$0.320$0.320$0.325$1.291.6%
2008年$0.325$0.325$0.325$0.330$1.311.6%
2009年$0.330$0.330$0.330$0.335$1.331.5%
2010年$0.335$0.335$0.335$0.340$1.351.5%
2011年$0.340$0.340$0.340$0.345$1.371.5%
2012年$0.345$0.345$0.345$0.350$1.391.5%
2013年$0.350$0.350$0.350$0.370$1.422.5%
2014年$0.370$0.370$0.370$0.390$1.505.6%
2015年$0.390$0.390$0.390$0.420$1.596.0%
2016年$0.420$0.420$0.420$0.450$1.717.5%
2017年$0.450$0.450$0.450$0.485$1.847.3%
2018年$0.485$0.485$0.485$0.525$1.987.9%
2019年$0.525$0.525$0.525$0.575$2.158.6%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

ATO|アトモス・エナジー増配率推移(1990年~2001年)
ATO|アトモス・エナジー増配率推移(2002年~2013年)
ATO|アトモス・エナジー増配率推移(2014年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

アトモス・エナジーの場合、暦年の年間配当は配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても年間配当は一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted diluted net income per share
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Stock Information - Dividend HistoryAtmos Energy
ATO|アトモス・エナジー配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は52%で増配余力は残されています。

2020年3月24日時点データ

連続増配年数36年
1株配当2.30ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年11月22日
配当権利落ち月2月/5月/8月/11月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

【ATO】アトモス・エナジーの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted weighted average shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

ATO|アトモス・エナジー発行済株式数

アトモスエナジーの発行済株式数は、2010年度を除いて対前年比で増えていることが分かります。

長期的に発行済株式数を増やし続けていることから、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

【ATO】アトモス・エナジーの株価データ分析まとめ

2019年2Q~2020年1Q

調整後希薄化EPS4.46ドル
1株あたり売上高(SPS)23.89ドル

2020年1Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)50.49ドル
年間1株あたり配当金2.30ドル
調整後EPSガイダンス4.58~4.73ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回り、予想PERが計算できます。

【ATO】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER14.49倍以下22.72倍以上
PSR0.68倍以下2.85倍以上
PBR1.30倍以下2.20倍以上
配当利回り4.13%以上2.25%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/3/24

ここまで見てきた各種指標の長期推移はどれも10年近く割高になり続けていることが確認できました。

もともとの株価指標が遠い将来の業績成長を織り込んでかなり割高になっていたため、株価が大きく下げても割安になるまでには多くの時間を必要とします。

そのため、短期的に大きく株価が下がったとしても安易に飛びつくのはリスクの高い選択だと考えています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い