Amazonオーディブルが2ヵ月無料!4/7(火)まで

【ERIE】イリー・インデムニティーの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【ERIE】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はイリー・インデムニティー(ERIE)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
ERIE】割安な株価の目安
  • PER:23.26倍以下
  • PSR:2.98倍以下
  • PBR:4.51倍以下
  • 配当利回り:3.38%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/28

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

ERIEは金融セクターじゃな。

【ERIE】イリー・インデムニティーのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Net Operating Income Per Share Class A common stock – diluted
  • 投資損益:Net realized investment gains (losses)+Net impairment losses recognized in earnings
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding – Diluted Class A common stock

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資損益を除外して調整後希薄化EPSにしています。ここでいう調整後希薄化EPSは1株あたり営業利益のことです。

1株あたり投資損益

(Net realized investment gains (losses)+Net impairment losses recognized in earnings) ÷ 直近四半期の発行済株式数

調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)

調整後希薄化EPS=GAAP EPS-1株あたり投資損益

グラフの実績PER

実績PER=株価 ÷ 調整後希薄化EPS

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Erie Indemnity Company (ERIE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ERIE|イリー・インデムニティー実績PER推移
2009/1/2~2020/2/28

上記は投資損益を除外した調整後EPSで計算した1日ごとの実績PER推移になります。20倍~30倍の範囲に収まる期間が大半であるというのが見て取れます。

実績PER過去11年データ

最大値46.98倍
中央値25.97倍
最小値10.78倍
割安の目安23.26倍
割高の目安28.03倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

ERIE|イリー・インデムニティー調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2018年度に大きく伸びたのは税制改革によって実効税率が21%に下がったことがプラスになっています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

ERIE|イリー・インデムニティー調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+12.8%の伸び率でした。

【ERIE】イリー・インデムニティーのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total operating revenue
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding – Diluted Class A common stock

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Erie Indemnity Company (ERIE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考記事のタイトルとURLを入力してください
ERIE|イリー・インデムニティー実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/28

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが3倍付近のときに反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値5.85倍
中央値3.25倍
最小値1.29倍
割安の目安2.98倍
割高の目安3.57倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

ERIE|イリー・インデムニティー1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2011年度を除いて対前年比で毎年プラス成長を続けています。なかでも、2018年度の伸びが大きく目立っています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

ERIE|イリー・インデムニティー1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+9.1%の伸び率でした。

【ERIE】イリー・インデムニティーのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding – Diluted Class A common stock

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Erie Indemnity Company (ERIE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考記事のタイトルとURLを入力してください
ERIE|イリー・インデムニティー実績PBR推移
20091/2~2020/2/28

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。長らく続いていた上昇トレンドが2019年に途切れているのが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値13.86倍
中央値6.01倍
最小値1.85倍
割安の目安4.51倍
割高の目安7.09倍

※期間:2009/1/2~2020/2/28

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

ERIE|イリー・インデムニティー1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2015年度からは毎年伸びているのが確認できます。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

ERIE|イリー・インデムニティーBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+1.9%の伸び率でした。

【ERIE】イリー・インデムニティーの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Dividends declared per share Class A common stock

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Erie Indemnity Company (ERIE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend HistoryErie Insurance
ERIE|イリー・インデムニティー配当利回り推移
1996/1/2~2020/2/28

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。配当利回りが2.7%付近のところで過去に何度か反発しているのが確認できます。

配当利回り過去11年データ

最大値6.30%
中央値3.02%
最小値1.34%
割安の目安3.38%
割高の目安2.76%

※期間:2009/1/2~2020/2/28

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

イリー・インデムニティーの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1996年$0.0833$0.0833$0.0833$0.0833$0.333
1997年$0.095$0.095$0.095$0.095$0.3814.0%
1998年$0.1075$0.1075$0.1075$0.1075$0.4313.2%
1999年$0.120$0.120$0.120$0.120$0.4811.6%
2000年$0.135$0.135$0.135$0.135$0.5412.5%
2001年$0.1525$0.1525$0.1525$0.1525$0.6113.0%
2002年$0.170$0.170$0.170$0.170$0.6811.5%
2003年$0.190$0.190$0.190$0.190$0.7611.8%
2004年$0.215$0.215$0.215$0.215$0.8613.2%
2005年$0.325$0.325$0.325$0.325$1.3051.2%
2006年$0.360$0.360$0.360$0.360$1.4410.8%
2007年$0.400$0.400$0.400$0.400$1.6011.1%
2008年$0.440$0.440$0.440$0.440$1.7610.0%
2009年$0.450$0.450$0.450$0.450$1.802.3%
2010年$0.480$0.480$0.480$0.480$1.926.7%
2011年$0.515$0.515$0.515$0.515$2.067.3%
2012年$0.5525$0.5525$0.5525$0.5525$2.217.3%
2013年$0.5925$0.5925$0.5925$0.5925$2.377.2%
2014年$0.635$0.635$0.635$0.635$2.547.2%
2015年$0.681$0.681$0.681$0.681$2.7247.2%
2016年$0.730$0.730$0.730$0.730$2.927.2%
2017年$0.7825$0.7825$0.7825$0.7825$3.137.2%
2018年$0.84$0.84$0.84$0.84$3.367.3%
2019年$0.90$0.90$0.90$0.90$3.607.1%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

ERIE|イリー・インデムニティー増配率推移(1997年~2007年)
ERIE|イリー・インデムニティー増配率推移(2008年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

イリー・インデムニティーの場合、配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても年間配当は一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Net Operating Income Per Share Class A common stock – diluted
  • 投資損益:Net realized investment gains (losses)+Net impairment losses recognized in earnings
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding – Diluted Class A common stock
  • 四半期配当:Dividends declared per share Class A common stock

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資損益を除外して調整後希薄化EPSにしています。ここでいう調整後希薄化EPSは1株あたり営業利益のことです。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考記事のタイトルとURLを入力してください 参考 Dividend HistoryErie Insurance
ERIE|イリー・インデムニティー配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年4Q決算時点の配当性向は60%で増配余力は残されています。

2020年2月28日時点データ

連続増配年数30年
1株配当3.86ドル/年
前回増配(権利落ち日)2020年1月6日
配当権利落ち月1月/4月/7月/10月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

【ERIE】イリー・インデムニティーの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding – Diluted Class A common stock

データ引用元(英語サイト)

参考記事のタイトルとURLを入力してください

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

ERIE|イリー・インデムニティー発行済株式数

2013年度以降の発行済株式数は横ばいで推移していることから、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

【ERIE】イリー・インデムニティーの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS5.99ドル
1株あたり売上高(SPS)47.34ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)21.66ドル
年間1株あたり配当金3.86ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【ERIE】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER23.26倍以下28.03倍以上
PSR2.98倍以下3.57倍以上
PBR4.51倍以下7.09倍以上
配当利回り3.38%以上2.76%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/28

ここまで見てきたPERとPSRは投資活動の業績を除外した数値を使って計算した指標、PBRは投資活動の未実現損益も含めた指標になります。

イリー・インデムニティーは保険事業だけでなく投資による運用も行っているため、リセッション入りして市場全体の株価が下がると業績も当然下がります。

景気の影響を受けやすい銘柄ですので、株価が大きく下げたりボラティリティが高くなったりすることも考慮に入れたうえで投資するのが賢明と言えます。

データ分析の手順を解説

中身が読めるリンク一覧

書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い