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エッセンシャル・ユーティリティーズ(WTRG)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【WTRG】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はエッセンシャル・ユーティリティーズ(WTRG)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。

エッセンシャル・ユーティリティーズは、2019年にアクア・アメリカ(WTR)がPeoples Natural Gasの買収を機に名称変更した会社です。そのため、2019年3Q以前はアクア・アメリカ(WTR)のデータをもとに分析していきます。

先に結論
WTRG】割安な株価の目安
  • PER:22.45倍以下
  • PSR:4.26倍以下
  • PBR:2.53倍以下
  • 配当利回り:2.80%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/6/5

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

WTRGは公益セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。10年以上もの期間、対前年比で毎年プラス成長を続けているのが確認できます。

2020年度ガイダンスも1.53~1.58ドルのプラス成長がアナウンスされています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted income per common share (Non-GAAP financial measure):Diluted

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除外した調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Essential Utilities, Inc. (WTRG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ実績PER推移
2009/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが20倍付近のところで反発してきた様子が伺えます。

WTRGの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS1.79ドル

※ 2020年5月6日発表データ

2020年度ガイダンス

調整後EPS
(対前年比)
1.53ドル~1.58ドル
(+4.1%~+7.5%)
期間2020年1月~2020年12月

※2020年1Q決算(2020/5/6)時点

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値37.55倍
中央値24.11倍
最小値19.69倍
割安の目安22.45倍
割高の目安25.86倍

※期間:2009/1/2~2020/6/5

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2019年度にSPSが減少しているのは、売上高が落ちたからではありません。

Peoples Natural Gasの買収をしたことで発行済株式数が約30%増えたことが要因です。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Operating revenues
  • 発行済株式数:Diluted average common shares outstanding

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Essential Utilities, Inc. (WTRG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ実績PSR推移
2009/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。長期的な上昇トレンドが続いていて、年々PSRが割高になる傾向が見て取れます。

WTRGの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)3.70ドル

※2020年5月6日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値14.46倍
中央値5.81倍
最小値3.18倍
割安の目安4.26倍
割高の目安7.29倍

※期間:2009/1/2~2020/6/5

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。10年以上もの期間、対前年比で毎年プラス成長を続けているのが確認できます。

2019年度にBPSが大きく伸びたのはPeoples Natural Gasを買収したことが要因です。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total equity
  • 発行済株式数:Diluted average common shares outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Essential Utilities, Inc. (WTRG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ実績PBR推移
2009/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBR2.0倍付近のところが底になって反発してきた様子が見られます。

WTRGの株価


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)18.09ドル

※2020年5月6日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
0

PBR推移グラフデータ

最大値3.76倍
中央値2.84倍
最小値1.95倍
割安の目安2.53倍
割高の目安3.11倍

※期間:2009/1/2~2020/6/5

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Essential Utilities, Inc. (WTRG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Essential Co. (WTRG) & Aqua (WTR) Dividend HistoryEssential Utilities, Inc.
WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ配当利回り推移
1991/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。配当利回りが2%付近のところで過去に何度も反発していることから、意識されやすい水準であることが分かります。

エッセンシャル・ユーティリティーズのような連続増配銘柄の場合、配当利回りが上がる条件は株価下落あるいは増配のどちらかになります。

WTRGの年間配当

年間1株あたり配当金0.9372ドル

WTRGの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値3.69%
中央値2.51%
最小値1.73%
割安の目安2.80%
割高の目安2.34%

※期間:2009/1/2~2020/6/5

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

エッセンシャル・ユーティリティーズの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1991年$0.0384$0.0384$0.0384$0.0384$0.154
1992年$0.0399$0.0399$0.0399$0.0399$0.1604.0%
1993年$0.0399$0.0415$0.0415$0.0415$0.1642.9%
1994年$0.0415$0.0415$0.043$0.043$0.1692.8%
1995年$0.043$0.043$0.0445$0.0445$0.1753.6%
1996年$0.0445$0.0445$0.0467$0.0467$0.1824.2%
1997年$0.0467$0.0467$0.0490$0.0490$0.1914.8%
1998年$0.0499$0.0499$0.0522$0.0522$0.2046.8%
1999年$0.0522$0.0522$0.0553$0.0553$0.2155.3%
2000年$0.0553$0.0553$0.0553$0.0595$0.2254.8%
2001年$0.0595$0.0595$0.0595$0.0636$0.2427.4%
2002年$0.0636$0.0636$0.0636$0.0672$0.2586.5%
2003年$0.0672$0.0672$0.0672$0.072$0.2746.0%
2004年$0.072$0.072$0.072$0.078$0.2947.5%
2005年$0.078$0.078$0.078$0.0855$0.3208.7%
2006年$0.0855$0.0855$0.092$0.092$0.35511.1%
2007年$0.092$0.092$0.100$0.100$0.3848.2%
2008年$0.100$0.100$0.100$0.108$0.4086.3%
2009年$0.108$0.108$0.108$0.116$0.4407.8%
2010年$0.116$0.116$0.116$0.124$0.4727.3%
2011年$0.124$0.124$0.124$0.132$0.5046.8%
2012年$0.132$0.132$0.132$0.140$0.5366.3%
2013年$0.140$0.140$0.152$0.152$0.5849.0%
2014年$0.152$0.152$0.165$0.165$0.6348.6%
2015年$0.165$0.165$0.178$0.178$0.6868.2%
2016年$0.178$0.178$0.1913$0.1913$0.7397.7%
2017年$0.1913$0.1913$0.2047$0.2047$0.7927.2%
2018年$0.2047$0.2047$0.219$0.219$0.8477.0%
2019年$0.219$0.219$0.2343$0.2343$0.9077.0%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ増配率推移(1992年~2003年)
WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ増配率推移(2004年~2016年)
WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ増配率推移(2017年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

エッセンシャル・ユーティリティーズの場合、年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted income per common share (Non-GAAP financial measure):Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除外した調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Essential Co. (WTRG) & Aqua (WTR) Dividend HistoryEssential Utilities, Inc.
WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は52%で増配余力は残されています。

2020年6月5日時点データ

連続増配年数27年
前回増配(権利落ち日)2019年8月15日
配当権利落ち月2月/5月/8月/11月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted average common shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

WTRG|エッセンシャル・ユーティリティーズ発行済株式数

2019年度に30%近く発行済株式数が増えているのは、Peoples Natural Gasを買収したことが要因です。

自社株買いは期待できない

2019年度を除くと発行済株式数は長期的に横ばいで推移しています。このことから、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。