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マクドナルド(MCD)の配当・決算データから割安な株価と買い時を解説

【MCD】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、マクドナルド(MCD)の株価が割安なときのPER/PSR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
MCD】割安な株価の目安
  • PER:17.05倍以下
  • PSR:2.80倍以下
  • 配当利回り:3.32%以上

※分析期間:2004/1/2~2020/6/12

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

MCDは一般消費財セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

MCD|マクドナルド調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。きれいな右肩上がりではないものの、長期的にはしっかりと成長しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Non-GAAP earnings per share-diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 McDonald's Corporation (MCD) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

MCD|マクドナルド実績PER推移
期間:2004/1/2~2020/6/12

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが15倍付近のところで反発しやすい傾向が確認できます。

マクドナルド(MCD)の株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS7.60ドル

※2020年4月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値28.21倍
中央値18.30倍
最小値13.86倍
割安の目安17.05倍
割高の目安21.91倍
PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

MCD|マクドナルド1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。直営店からフランチャイズ化を推し進めたことで、SPSは横ばいとなっています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:TOTAL REVENUES
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding-diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 McDonald's Corporation (MCD) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

MCD|マクドナルド実績PSR推移
期間:2004/1/2~2020/6/12

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。 2017年~2019年にかけてPSRが急上昇した要因のひとつに利益率の高いフランチャイズ店を増やしてきたことがあげられます。

マクドナルド(MCD)の株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)27.65ドル

※2020年4月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値8.16倍
中央値3.40倍
最小値1.80倍
割安の目安2.80倍
割高の目安4.14倍
PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

株主純資産のデータがForm-8Kになかったので、1Q~3QはForm-10Q、4QはForm-10Kに記載のデータを使っています。

計算に使ったデータ
  • 株主純資産:Total shareholders’ equity (deficit)
  • 発行済株式数:Weighted-average shares outstanding-diluted

データ引用元(英語サイト)

参考記事のタイトルとURLを入力してください
MCD|マクドナルド1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2016年度からBPSがマイナスになっていて債務超過の状態にあります。個人で例えるなら、全財産より借金の方が多い状態ですね。

2016年度以降、1株あたりの借金が年々増えてる状況でも株価は上昇してきました。つまり、マクドナルドのPBRは株価に影響してないと判断できます。

現状、PBRはマイナスでバリュエーション判断の指標としても機能しないので、気にする必要はないでしょう。

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Actual Dividend Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 McDonald's Corporation (MCD) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend HistoryMcDonald's
MCD|マクドナルド配当利回り推移
期間:1993/1/4~2020/6/12

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。配当利回り4%手前付近のところが天井になって押し戻されてきた様子が見られます。

また、2009年以降は配当利回り2%付近のところが底になって反発してきた様子も確認できます。

マクドナルド(MCD)の年間配当

年間1株あたり配当金5.00ドル

マクドナルド(MCD)の株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値3.93%
中央値3.06%
最小値2.10%
割安の目安3.32%
割高の目安2.64%
配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

マクドナルドの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1993年$0.025$0.0269$0.0269$0.0269$0.1057
1994年$0.0269$0.030$0.030$0.030$0.116910.6%
1995年$0.030$0.03375$0.03375$0.03375$0.1312512.3%
1996年$0.03375$0.0375$0.0375$0.0375$0.1462511.4%
1997年$0.0375$0.04125$0.04125$0.04125$0.1612510.3%
1998年$0.04125$0.045$0.045$0.045$0.176259.3%
1999年$0.045$0.04875$0.04875$0.04875$0.191258.5%
2000年$0.215$0.21512.4%
2001年$0.225$0.2254.7%
2002年$0.235$0.2354.4%
2003年$0.400$0.40070.2%
2004年$0.550$0.55037.5%
2005年$0.670$0.67021.8%
2006年$1.000$1.00049.3%
2007年$1.500$1.50050.0%
2008年$0.375$0.375$0.375$0.50$1.638.3%
2009年$0.50$0.50$0.50$0.55$2.0526.2%
2010年$0.55$0.55$0.55$0.61$2.2610.2%
2011年$0.61$0.61$0.61$0.70$2.5311.9%
2012年$0.70$0.70$0.70$0.77$2.8713.4%
2013年$0.77$0.77$0.77$0.81$3.128.7%
2014年$0.81$0.81$0.81$0.85$3.285.1%
2015年$0.85$0.85$0.85$0.89$3.444.9%
2016年$0.89$0.89$0.89$0.94$3.614.9%
2017年$0.94$0.94$0.94$1.01$3.836.1%
2018年$1.01$1.01$1.01$1.16$4.199.4%
2019年$1.16$1.16$1.16$1.25$4.7312.9%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

MCD|マクドナルド増配率推移(1994年~2005年)
MCD|マクドナルド増配率推移(2006年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

マクドナルドの場合、年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Non-GAAP earnings per share-diluted
  • 四半期配当:Actual Dividend Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividend HistoryMcDonald's
MCD|マクドナルド配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は66%で、まだ増配余力は残っています。

2020年6月12日データ

連続増配年数44年
前回増配(権利落ち日)2019年11月29日
配当権利落ち月2月/5月/8月/11月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding-diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

MCD|マクドナルド発行済株式数

自社株買いの期待ができる

マクドナルドの発行済株式数は毎年着実に減り続けています。毎年1%以上も発行済株式数を減らし続けていることから、積極的な自社株買いで株主還元する方針が伺えます。

完成まで1年以上かかった著書