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【CTAS】シンタスの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【CTAS】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はシンタス(CTAS)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分の決算データをもとに分析した結果です。

先に結論
CTAS】割安な株価の目安
  • PER:18.19倍以下
  • PSR:1.22倍以下
  • PBR:1.90倍以下
  • 配当利回り:1.56%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/3/20

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CTASは資本財セクターじゃな。

【CTAS】シンタスのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:EPS excluding above items

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Cintas Corporation (CTAS) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CTAS|シンタス実績PER推移
2009/1/2~2020/3/20

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。リーマンショック以降の長期的な上昇トレンドが2018年に終了したのが見て取れます。

実績PER過去11年データ

最大値36.65倍
中央値23.07倍
最小値8.68倍
割安の目安18.19倍
割高の目安27.75倍

※期間:2009/1/2~2020/3/20

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

CTAS|シンタス調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2011年度以降は対前年比で毎年プラス成長を続けていて、きれいな右肩上がりを描いています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

CTAS|シンタス調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年4Q~2020年3Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+19.4%の伸び率でした。

【CTAS】シンタスのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total revenue
  • 発行済株式数:Diluted average number of shares outstanding

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Cintas Corporation (CTAS) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CTAS|シンタス実績PSR推移
2009/1/2~2020/3/20

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。リーマンショック以降の長期的な上昇トレンドが2020年に入って完全に崩れたことが見て取れます。

実績PSR過去11年データ

最大値4.58倍
中央値1.73倍
最小値0.70倍
割安の目安1.22倍
割高の目安2.63倍

※期間:2009/1/2~2020/3/20

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

CTAS|シンタス1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。きれいな右肩上がりではないものの、2010年度以降は対前年比で毎年プラス成長を続けています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

CTAS|シンタス1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年4Q~2020年3Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+11.5%の伸び率でした。

【CTAS】シンタスのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Diluted average number of shares outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Cintas Corporation (CTAS) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CTAS|シンタス実績PBR推移
2009/1/2~2020/3/20

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。リーマンショック以降の長期的な上昇トレンドが2020年に終了しているのが見て取れます。

実績PBR過去11年データ

最大値10.52倍
中央値3.55倍
最小値1.19倍
割安の目安1.90倍
割高の目安6.25倍

※期間:2009/1/2~2020/3/20

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

CTAS|シンタス1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2018年度にBPSが大きく伸びているのはG&Kを買収したことが要因です。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

CTAS|シンタスBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年4Q~2020年3Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+7.2%の伸び率でした。

【CTAS】シンタスの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 年間配当:annual dividend

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Cintas Corporation (CTAS) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CTAS|シンタス配当利回り推移
1994/1/3~2020/3/20

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。リーマンショック以降は長期的な配当利回りのダウントレンドが続いていましたが、2019年あたりに反転して上昇トレンドに切り替わっています。

シンタスのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの減少は株価下落のみによって起こります。反対に、配当利回りの上昇は株価下落あるいは増配のどちらかによって起こります。

配当利回り過去11年データ

最大値2.59%
中央値1.22%
最小値0.74%
割安の目安1.56%
割高の目安1.00%

※期間:2009/1/2~2020/3/20

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

シンタスの配当支払いは少し特殊で、年間配当が1度にまとめて支払われるスタイルとなっています。

また、会計年度が暦年とズレていて、1Qが6~8月、2Qが9~11月、3Qが12~2月、4Qが3~5月となっています。

Form-10Kを見る限り、シンタスは会計年度ベースの増配を意識しているようなので、会計年度を基準に年間配当を記載しています。

年度
(FY)
1Q
(6-8月)
2Q
(9-11月)
3Q
(12-2月)
4Q
(3-5月)
年間配当増配率
1994年度$0.047$0.047
1995年度$0.057$0.05721.4%
1996年度$0.067$0.06717.6%
1997年度$0.083$0.08325.0%
1998年度$0.100$0.10020.0%
1999年度$0.120$0.12020.0%
2000年度$0.147$0.14722.2%
2001年度$0.187$0.18727.3%
2002年度$0.220$0.22017.9%
2003年度$0.250$0.25013.6%
2004年度$0.270$0.2708.0%
2005年度$0.290$0.2907.4%
2006年度$0.320$0.32010.3%
2007年度$0.350$0.3509.4%
2008年度$0.390$0.39011.4%
2009年度$0.460$0.46017.9%
2010年度$0.470$0.4702.2%
2011年度$0.490$0.4904.3%
2012年度$0.540$0.54010.2%
2013年度$0.640$0.64018.5%
2014年度$0.770$0.77020.3%
2015年度$0.850$0.85010.4%
2016年度$1.050$1.05023.5%
2017年度$1.330$1.33026.7%
2018年度$1.620$1.62021.8%
2019年度$2.050$2.05026.5%
2020年度$2.550$2.55024.4%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CTAS|シンタス増配率推移(1995年度~2006年度)
CTAS|シンタス増配率推移(2007年度~2020年度)

上記は先ほどの配当履歴にあった増配率をグラフ化したものです。「会計年度×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:EPS excluding above items
  • 年間配当:annual dividend

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CTAS|シンタス配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年3Q決算時点の配当性向は23%で、まだまだ十分な増配余力が残されています。

2020年3月20日時点データ

連続増配年数37年
1株配当2.55ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年11月7日
配当権利落ち月11月(年一配当)
配当支払い月12月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

【CTAS】シンタスの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted average number of shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CTAS|シンタス発行済株式数

シンタスの発行済株式数は長期的に減少しています。2017年度と2018年度以外は対前年比で発行済株式数を減らしていることから、自社株買いで株主還元する方針であることが伺えます。

【CTAS】シンタスの株価データ分析まとめ

2019年4Q~2020年3Q

調整後希薄化EPS8.82ドル
1株あたり売上高(SPS)67.47ドル

2020年3Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)30.90ドル
年間1株あたり配当金2.55ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【CTAS】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER18.19倍以下27.75倍以上
PSR1.22倍以下2.63倍以上
PBR1.90倍以下6.25倍以上
配当利回り1.56%以上1.00%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/3/20

ここまで見てきた株価指標の長期推移はどれも似たような動きをしています。リーマンショック以降はどの指標も割高になり続けていただけに、株価が下がるときは短期間に大きく下げています。

もともとの株価指標が遠い将来の業績成長を織り込んでかなり割高になっていたため、株価が大きく下げても割安になるまでには多くの時間を要します。

短期的に株価が大きく下がったからといって、安易に飛びつくのはリスクの高い選択だと考えています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い