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【CBU】コミュニティ・バンク・システムの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【CBU】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はコミュニティ・バンク・システム(CBU)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分の決算データをもとに分析した結果です。

先に結論
CBU】割安な株価の目安
  • PER:13.49倍以下
  • PSR:3.41倍以下
  • PBR:1.30倍以下
  • 配当利回り:3.84%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/4/22

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CBUは金融セクターじゃな。

【CBU】コミュニティ・バンク・システムのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Operating EPS(non-GAAP)

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Community Bank System, Inc. (CBU) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CBU|コミュニティ・バンク・システム実績PER推移
2009/1/2~2020/4/22

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが15倍付近のところで過去に何度も反発しているのが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値27.10倍
中央値16.34倍
最小値9.10倍
割安の目安13.49倍
割高の目安19.83倍

※期間:2009/1/2~2020/4/22

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

CBU|コミュニティ・バンク・システム調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2018年度にEPSが大きく伸びているのは、Merchants BancsharesとNortheast Retirement Servicesを2017年に買収したことがプラス要素になっています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

CBU|コミュニティ・バンク・システム調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+7.5%の伸び率でした。

【CBU】コミュニティ・バンク・システムのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net interest income after provision for loan losses+Total noninterest revenues
  • 発行済株式数:Diluted weighted average common shares O/S

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Community Bank System, Inc. (CBU) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CBU|コミュニティ・バンク・システム実績PSR推移
2009/1/2~2020/4/22

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。過去の傾向としては、PSRが5倍付近のところで反発した回数が多くなっています。

実績PSR過去11年データ

最大値6.81倍
中央値4.27倍
最小値2.09倍
割安の目安3.41倍
割高の目安5.62倍

※期間:2009/1/2~2020/4/22

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

CBU|コミュニティ・バンク・システム1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2010年度と2011年度は四捨五入されてどちらも7.8ドル表記ですが、厳密には2010年度が7.79ドル、2011年度が7.84ドルとなっています。

そのため、コミュニティ・バンク・システムのSPSは10年以上連続で緩やかに伸び続けています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

CBU|コミュニティ・バンク・システム1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+4.3%の伸び率でした。

【CBU】コミュニティ・バンク・システムのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • BPS:Book value

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Community Bank System, Inc. (CBU) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CBU|コミュニティ・バンク・システム実績PBR推移
2009/1/2~2020/4/22

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。ここ数年は2.0倍付近のところが天井になってPBRが何度も押し返されている様子が見て取れます。

実績PBR過去11年データ

最大値2.31倍
中央値1.50倍
最小値0.82倍
割安の目安1.30倍
割高の目安1.75倍

※期間:2009/1/2~2020/4/22

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

CBU|コミュニティ・バンク・システム1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2017年度にMerchants BancsharesとNortheast Retirement Servicesの2社を買収したことでBPSが大きく伸びています。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

CBU|コミュニティ・バンク・システムBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+8.2%の伸び率でした。

【CBU】コミュニティ・バンク・システムの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Community Bank System, Inc. (CBU) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Stock Splits & DividendsCommunity Bank System, Inc.
CBU|コミュニティ・バンク・システム配当利回り推移
1991/1/2~2020/4/22

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。少なくとも1991年以降は配当利回り2%付近が底になって反発してきた様子が見て取れます。

コミュニティ・バンク・システムのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落だけでなく増配によっても起こります。

配当利回り過去11年データ

最大値6.40%
中央値3.24%
最小値2.04%
割安の目安3.84%
割高の目安2.53%

※期間:2009/1/2~2020/4/22

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

コミュニティ・バンク・システムの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1991年$0.0475$0.0475$0.0475$0.0475$0.19
1992年$0.0475$0.050$0.050$0.0625$0.2110.5%
1993年$0.0625$0.0625$0.0625$0.0675$0.25521.4%
1994年$0.0675$0.0675$0.0675$0.075$0.27758.8%
1995年$0.075$0.075$0.075$0.075$0.308.1%
1996年$0.0825$0.0825$0.0825$0.090$0.337512.5%
1997年$0.090$0.090$0.090$0.10$0.379.6%
1998年$0.10$0.10$0.10$0.115$0.4212.2%
1999年$0.115$0.115$0.115$0.125$0.4713.3%
2000年$0.125$0.125$0.125$0.135$0.518.5%
2001年$0.135$0.135$0.135$0.135$0.545.9%
2002年$0.135$0.135$0.135$0.145$0.551.9%
2003年$0.145$0.145$0.145$0.16$0.608.2%
2004年$0.16$0.16$0.16$0.18$0.6610.9%
2005年$0.18$0.18$0.18$0.19$0.7310.6%
2006年$0.19$0.19$0.19$0.20$0.775.5%
2007年$0.20$0.20$0.20$0.21$0.815.2%
2008年$0.21$0.21$0.21$0.22$0.854.9%
2009年$0.22$0.22$0.22$0.22$0.883.5%
2010年$0.22$0.22$0.24$0.24$0.924.5%
2011年$0.24$0.24$0.24$0.26$0.986.5%
2012年$0.26$0.26$0.26$0.27$1.057.1%
2013年$0.27$0.27$0.27$0.28$1.093.8%
2014年$0.28$0.28$0.28$0.30$1.144.6%
2015年$0.30$0.30$0.30$0.31$1.216.1%
2016年$0.31$0.31$0.31$0.32$1.253.3%
2017年$0.32$0.32$0.32$0.34$1.304.0%
2018年$0.34$0.34$0.34$0.38$1.407.7%
2019年$0.38$0.38$0.38$0.41$1.5510.7%

※基準:配当支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CBU|コミュニティ・バンク・システム増配率推移(1992年~2003年)
CBU|コミュニティ・バンク・システム増配率推移(2004年~2014年)
CBU|コミュニティ・バンク・システム増配率推移(2015年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Operating EPS(non-GAAP)
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Stock Splits & DividendsCommunity Bank System, Inc.
CBU|コミュニティ・バンク・システム配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は51%で増配余力は残されています。

2020年4月22日時点データ

連続増配年数28年
1株配当1.64ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年9月13日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【CBU】コミュニティ・バンク・システムの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted weighted average common shares O/S

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CBU|コミュニティ・バンク・システム発行済株式数

コミュニティ・バンク・システムの発行済株式数は毎年増え続けています。そのため、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

【CBU】コミュニティ・バンク・システムの株価データ分析まとめ

2019年2Q~2020年1Q

調整後希薄化EPS3.24ドル
1株あたり売上高(SPS)11.10ドル

2020年1Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)37.99ドル
年間1株あたり配当金1.64ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【CBU】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER13.49倍以下19.83倍以上
PSR3.41倍以下5.62倍以上
PBR1.30倍以下1.75倍以上
配当利回り3.84%以上2.53%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/4/22

ここまで見てきた各種指標の長期推移は、どれも時間をかけて割高になってきた様子が見て取れます。

時間をかけて割高になった株価が割安になるには長い時間が必要になるため、短期的に株価が急落しても安易に飛びつくのはリスクの高い選択だと考えています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い