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【CL】コルゲート・パルモリーブの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【CL】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』のひろめ(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はコルゲート・パルモリーブ(CL)のバリュエーション判断として、割安&割高なPER/PSR/配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
CL】割安な株価の目安
  • PER:19.10倍以下
  • PSR:2.80倍以下
  • 配当利回り:2.54%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/1/31

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CLは生活必需品セクターじゃな。

【CL】コルゲート・パルモリーブのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Earnings per common share Diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CL|コルゲート・パルモリーブ実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/1/31

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。20倍と26倍付近のときにPERが反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値27.10倍
中央値22.15倍
最小値14.22倍
割安の目安19.10倍
割高の目安23.93倍

※期間:2009/1/2~2020/1/31

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

CL|コルゲート・パルモリーブ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2009~2012年度までは毎年伸びていましたが、2013年度以降になってからは横ばいが続いています。

2020年度ガイダンス

調整後EPS
(対前年比)
2.83ドル~2.97ドル
(+0%~+5%)
期間2020年1月~2020年12月

※2019年4Q決算(2020/1/31)時点

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

CL|コルゲート・パルモリーブ調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+2.7%の伸び率でした。

【CL】コルゲート・パルモリーブのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CL|コルゲート・パルモリーブ実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/1/31

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。10年スパンで見ると直近PSRは割高な水準にあることが分かります。

実績PSR過去11年データ

最大値4.53倍
中央値3.47倍
最小値1.90倍
割安の目安2.80倍
割高の目安3.81倍

※期間:2009/1/2~2020/1/31

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

CL|コルゲート・パルモリーブ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2009~2013年度までは毎年伸びていましたが、一転して2014~2016年度は毎年減少が続いています。2017年度以降は再び毎年の成長が継続しています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

CL|コルゲート・パルモリーブ1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+2.3%の伸び率でした。

【CL】コルゲート・パルモリーブの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend History | Colgate-Palmolive CompanyColgate-Palmolive Company
CL|コルゲート・パルモリーブ配当利回り推移
期間:1988/1/4~2020/1/31

ここ10年の配当利回りは2%~3%の範囲に収まっています。特に配当利回り2%付近になると、株価下落あるいは増配によって配当利回りが上昇する傾向が顕著に表れています。

配当利回り過去11年データ

最大値2.98%
中央値2.33%
最小値2.02%
割安の目安2.54%
割高の目安2.19%

※期間:2009/1/2~2020/1/31

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

コルゲート・パルモリーブの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1988年$0.023125$0.023125$0.023125$0.023125$0.09250
1989年$0.023125$0.023125$0.023125$0.028125$0.097505.4%
1990年$0.028125$0.028125$0.028125$0.028125$0.1125015.4%
1991年$0.028125$0.033125$0.033125$0.033125$0.1275013.3%
1992年$0.033125$0.033125$0.03875$0.03875$0.1437512.7%
1993年$0.03875$0.03875$0.04500$0.04500$0.167516.5%
1994年$0.04500$0.04500$0.05125$0.05125$0.192514.9%
1995年$0.05125$0.05125$0.05875$0.05875$0.220014.3%
1996年$0.05875$0.05875$0.05875$0.05875$0.23506.8%
1997年$0.05875$0.06875$0.06875$0.06875$0.265012.8%
1998年$0.06875$0.06875$0.06875$0.06875$0.27503.8%
1999年$0.06875$0.06875$0.07875$0.07875$0.29507.3%
2000年$0.07875$0.07875$0.07875$0.07875$0.31506.8%
2001年$0.07875$0.07875$0.090$0.090$0.33757.1%
2002年$0.090$0.090$0.090$0.090$0.3606.7%
2003年$0.090$0.120$0.120$0.120$0.45025.0%
2004年$0.120$0.120$0.120$0.120$0.4806.7%
2005年$0.120$0.145$0.145$0.145$0.55515.6%
2006年$0.145$0.16$0.16$0.16$0.62512.6%
2007年$0.16$0.18$0.18$0.18$0.7012.0%
2008年$0.18$0.20$0.20$0.20$0.7811.4%
2009年$0.20$0.22$0.22$0.22$0.8610.3%
2010年$0.22$0.27$0.27$0.27$1.0218.0%
2011年$0.27$0.29$0.29$0.29$1.1411.8%
2012年$0.29$0.31$0.31$0.31$1.227.5%
2013年$0.31$0.34$0.34$0.34$1.339.0%
2014年$0.34$0.36$0.36$0.36$1.426.8%
2015年$0.36$0.38$0.38$0.38$1.505.6%
2016年$0.38$0.39$0.39$0.39$1.553.3%
2017年$0.39$0.40$0.40$0.40$1.592.6%
2018年$0.40$0.42$0.42$0.42$1.664.4%
2019年$0.42$0.43$0.43$0.43$1.713.0%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(1989年~2000年)
CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(2001年~2012年)
CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(2013年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。コルゲート・パルモリーブの場合、配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても年間配当は一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Earnings per common share Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うため、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividend History | Colgate-Palmolive CompanyColgate-Palmolive Company
CL|コルゲート・パルモリーブ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年4Q決算時点の配当性向は61%で増配余力は残されています。

2020年1月31日データ

連続増配年数56年
1株配当1.72ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年4月17日
配当権利落ち月1月/3月/6月/9月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王
配当公爵×

コルゲート・パルモリーブは配当侯爵ではないものの、2005年以降は毎年必ず増配を実施しています。

【CL】コルゲート・パルモリーブの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding Diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CL|コルゲート・パルモリーブ発行済株式数

発行済株式数が長期的に毎年減り続けていることから、自社株買いで株主還元する方針を取っていると判断できます。

【CL】コルゲート・パルモリーブの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS2.83ドル
1株あたり売上高(SPS)18.29ドル

2019年4Q決算時点

年間1株あたり配当金1.72ドル

【CL】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER19.10倍以下23.93倍以上
PSR2.80倍以下3.81倍以上
配当利回り2.54%以上2.19%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/1/31

2019年4Q決算後(2020年1月31日)時点の実績PERとPSRは明らかに割高、配当利回りは割安でも割高でもない水準となっています。

2020年度ガイダンスで計算した予想PERも割高であることから、トータルで考えてたときのバリュエーションも割高と判断するのが自然です。

バリュエーションが高いだけに、何らかの要因で業績の成長ペースが鈍化すると株価が急落する可能性も十分に考えられます。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い