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コルゲート・パルモリーブ(CL)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【CL】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、コルゲート・パルモリーブ(CL)の株価が割安なときのPER/PSR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
CL】割安な株価の目安
  • PER:19.24倍以下
  • PSR:2.82倍以下
  • 配当利回り:2.54%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/6/5

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CLは生活必需品セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

CL|コルゲート・パルモリーブ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2009~2012年度までは毎年伸びていましたが、2013年度以降になってからは横ばいが続いています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Earnings per common share Diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

CL|コルゲート・パルモリーブ実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが20倍と26倍付近のときに反発しやすい傾向が確認できます。

コルゲート・パルモリーブの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS2.91ドル

※ 2020年5月1日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値27.33倍
中央値22.26倍
最小値14.22倍
割安の目安19.24倍
割高の目安24.03倍

※期間:2009/1/2~2020/6/5

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

CL|コルゲート・パルモリーブ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。緩やかに増減を繰り返しながら、長期的に横ばいで推移しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

CL|コルゲート・パルモリーブ実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/6/5

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。10年スパンで見ると直近PSRは割高な水準にあることが分かります。

コルゲート・パルモリーブの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)18.53ドル

※2020年5月1日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値4.53倍
中央値3.49倍
最小値1.90倍
割安の目安2.82倍
割高の目安3.83倍

※期間:2009/1/2~2020/6/5

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

計算に使ったデータ
  • 株主純資産:Total Colgate-Palmolive Company shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CL|コルゲート・パルモリーブ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2015年度からBPSがマイナスになっていて債務超過の状態にあります。個人で例えるなら、全財産より借金の方が多い状態ですね。

とはいえ、コルゲート・パルモリーブが債務超過になってからも株価は下がることなく堅調に推移してきました。つまり、PBRは株価に影響がないと考えることができます。

したがって、バリュエーション判断の指標として機能しないため、PBR推移のグラフは省略します。

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Colgate-Palmolive Company (CL) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend History | Colgate-Palmolive CompanyColgate-Palmolive Company
CL|コルゲート・パルモリーブ配当利回り推移
期間:1988/1/4~2020/6/5

ここ10年の配当利回りは2%~3%の範囲に収まっています。特に配当利回り2%付近になると、株価下落あるいは増配によって配当利回りが上昇する傾向が顕著に表れています。

コルゲート・パルモリーブの年間配当

年間1株あたり配当金1.76ドル

コルゲート・パルモリーブの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値2.98%
中央値2.33%
最小値2.02%
割安の目安2.54%
割高の目安2.19%

※期間:2009/1/2~2020/6/5

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

コルゲート・パルモリーブの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1988年$0.023125$0.023125$0.023125$0.023125$0.0925
1989年$0.023125$0.023125$0.023125$0.028125$0.09755.4%
1990年$0.028125$0.028125$0.028125$0.028125$0.112515.4%
1991年$0.028125$0.033125$0.033125$0.033125$0.127513.3%
1992年$0.033125$0.033125$0.03875$0.03875$0.1437512.7%
1993年$0.03875$0.03875$0.045$0.045$0.167516.5%
1994年$0.045$0.045$0.05125$0.05125$0.192514.9%
1995年$0.05125$0.05125$0.05875$0.05875$0.22014.3%
1996年$0.05875$0.05875$0.05875$0.05875$0.2356.8%
1997年$0.05875$0.06875$0.06875$0.06875$0.26512.8%
1998年$0.06875$0.06875$0.06875$0.06875$0.2753.8%
1999年$0.06875$0.06875$0.07875$0.07875$0.2957.3%
2000年$0.07875$0.07875$0.07875$0.07875$0.3156.8%
2001年$0.07875$0.07875$0.090$0.090$0.33757.1%
2002年$0.090$0.090$0.090$0.090$0.3606.7%
2003年$0.090$0.120$0.120$0.120$0.45025.0%
2004年$0.120$0.120$0.120$0.120$0.4806.7%
2005年$0.120$0.145$0.145$0.145$0.55515.6%
2006年$0.145$0.16$0.16$0.16$0.62512.6%
2007年$0.16$0.18$0.18$0.18$0.7012.0%
2008年$0.18$0.20$0.20$0.20$0.7811.4%
2009年$0.20$0.22$0.22$0.22$0.8610.3%
2010年$0.22$0.27$0.27$0.27$1.0218.0%
2011年$0.27$0.29$0.29$0.29$1.1411.8%
2012年$0.29$0.31$0.31$0.31$1.227.5%
2013年$0.31$0.34$0.34$0.34$1.339.0%
2014年$0.34$0.36$0.36$0.36$1.426.8%
2015年$0.36$0.38$0.38$0.38$1.505.6%
2016年$0.38$0.39$0.39$0.39$1.553.3%
2017年$0.39$0.40$0.40$0.40$1.592.6%
2018年$0.40$0.42$0.42$0.42$1.664.4%
2019年$0.42$0.43$0.43$0.43$1.713.0%
2020年$0.43$0.44$0.44$0.44$1.752.3%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(1989年~2000年)
CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(2001年~2011年)
CL|コルゲート・パルモリーブ増配率推移(2012年~2020年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。コルゲート・パルモリーブの場合、年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Earnings per common share Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、ほとんどが直近4四半期の希薄化EPS(GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うため、Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときだけ希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividend History | Colgate-Palmolive CompanyColgate-Palmolive Company
CL|コルゲート・パルモリーブ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は60%で増配余力は残されています。

2020年6月5日データ

連続増配年数57年
前回増配(権利落ち日)2020年4月17日
配当権利落ち月1月/3月/6月/9月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王
配当公爵×

コルゲート・パルモリーブは配当侯爵ではないものの、2005年以降は毎年必ず増配を実施しています。

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding Diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CL|コルゲート・パルモリーブ発行済株式数

自社株買いの期待ができる

コルゲート・パルモリーブの発行済株式数は、毎年着実に減り続けています。よって、自社株買いで株主還元する方針であることが分かります。