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【BANF】バンクファーストの株価が割安なときの見分け方

【BANF】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』のひろめ(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はバンクファースト(BANF)のバリュエーション判断として、割安&割高なPER/PSR/PBR/配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
BANF】割安な株価の目安
  • PER:14.34倍以下
  • PSR:3.01倍以下
  • PBR:1.32倍以下
  • 配当利回り:2.49%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/1/17

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

BANFは金融セクターじゃな。

【BANF】バンクファーストのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Per Common Share Data:Net income-diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。Form-8Kに買収費用などのイレギュラーな損益が書かれているときは、一貫性のある比較を行うために希薄化EPS(GAAP)から差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 BancFirst Corporation (BANF) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BANF|バンクファースト実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/1/17

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。13倍~14倍付近で過去に何度も実績PERが反発していることが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値23.93倍
中央値15.76倍
最小値10.99倍
割安の目安14.34倍
割高の目安17.60倍

※期間:2009/1/2~2020/1/17

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

BANF|バンクファースト調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。過去11年では2015年度を除いて、対前年比プラスとなっています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

BANF|バンクファースト調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+14.5%の伸び率でした。

【BANF】バンクファーストのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net interest income-Provision for loan losses+Total noninterest income
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding – Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 BancFirst Corporation (BANF) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BANF|バンクファースト実績PSR推移
期間:2009/1/2~2020/1/17

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2020年1月17日時点のPSRは5.23倍で割高な水準となっています。

実績PSR過去11年データ

最大値6.06倍
中央値3.41倍
最小値2.19倍
割安の目安3.01倍
割高の目安4.70倍

※期間:2009/1/2~2020/1/17

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

BANF|バンクファースト1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2009年以降、毎年着実に伸びていることが確認できます。

1株当たり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

BANF|バンクファースト1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+7.5%の伸び率でした。

【BANF】バンクファーストのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 1株あたり純資産:Book value per common share

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 BancFirst Corporation (BANF) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BANF|バンクファースト実績PBR推移
期間:2009/1/2~2020/1/17

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。2020年1月17日時点のPBRは2.09倍で割高な水準となっています。

実績PBR過去11年データ

最大値2.52倍
中央値1.51倍
最小値1.00倍
割安の目安1.32倍
割高の目安1.93倍

※期間:2009/1/2~2020/1/17

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

BANF|バンクファースト1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。2009年度以降、毎年着実に成長していることが確認できます。

1株当たり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

BANF|バンクファーストBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+8.1%でした。

【BANF】バンクファーストの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Cash dividends declared

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 BancFirst Corporation (BANF) Stock Historical PricesYahoo! Finance
BANF|バンクファースト配当利回り推移
期間:1994/1/3~2020/1/17

2020年1月17日時点の配当利回りは2.04%で、割高寄りの水準となっています。

配当利回り過去11年データ

最大値3.43%
中央値2.27%
最小値1.30%
割安の目安2.49%
割高の目安2.08%

※期間:2009/1/2~2020/1/17

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

バンクファーストの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1994年$0.0150$0.0150$0.0150$0.0150$0.0600
1995年$0.0175$0.0175$0.0175$0.0175$0.070016.7%
1996年$0.0200$0.0200$0.0200$0.0200$0.080014.3%
1997年$0.0250$0.0250$0.0250$0.0250$0.100025.0%
1998年$0.0300$0.0300$0.0300$0.0300$0.120020.0%
1999年$0.0350$0.0350$0.0350$0.0350$0.140016.7%
2000年$0.0400$0.0400$0.0400$0.0400$0.160014.3%
2001年$0.0450$0.0450$0.0450$0.0450$0.180012.5%
2002年$0.0450$0.0450$0.0500$0.0500$0.19005.6%
2003年$0.0550$0.0550$0.0550$0.0625$0.227519.7%
2004年$0.0625$0.0625$0.0625$0.0700$0.257513.2%
2005年$0.070$0.070$0.070$0.080$0.29012.6%
2006年$0.080$0.080$0.080$0.090$0.33013.8%
2007年$0.090$0.090$0.090$0.100$0.37012.1%
2008年$0.100$0.100$0.100$0.110$0.41010.8%
2009年$0.110$0.110$0.110$0.115$0.4458.5%
2010年$0.115$0.115$0.115$0.125$0.4705.6%
2011年$0.125$0.125$0.125$0.135$0.5108.5%
2012年$0.135$0.135$0.135$0.145$0.5507.8%
2013年$0.145$0.145$0.145$0.155$0.5907.3%
2014年$0.155$0.155$0.155$0.170$0.6357.6%
2015年$0.170$0.170$0.170$0.180$0.6908.7%
2016年$0.180$0.180$0.180$0.190$0.7305.8%
2017年$0.190$0.190$0.190$0.210$0.7806.8%
2018年$0.210$0.210$0.210$0.300$0.93019.2%
2019年$0.300$0.300$0.300$0.320$1.22031.2%

※基準:配当支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

BANF|バンクファースト増配率推移(1995年~2005年)
BANF|バンクファースト増配率推移(2006年~2017年)
BANF|バンクファースト増配率推移(2018年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Per Common Share Data:Net income-diluted
  • 四半期配当:Cash dividends declared

配当性向の計算に使用したEPSは、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。Form-8Kにイレギュラーな損益が書かれているときは、一貫性のある比較を行うために希薄化EPS(GAAP)から差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
BANF|バンクファースト配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年4Q決算時点の配当性向は31%で増配余力は十分に残されています。

2020年1月17日データ

連続増配年数26年
1株配当1.28ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年9月27日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス 

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【BANF】バンクファーストの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average common shares outstanding – Diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

BANF|バンクファースト発行済株式数

発行済株式数は長期的に横ばいで推移しています。少しずつ増えたり減ったりを繰り返していることから、自社株買いで株主に還元する方針ではないことが伺えます。

【BANF】バンクファーストの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS4.12ドル
1株あたり売上高(SPS)12.31ドル

2019年4Q時点

1株あたり純資産(BPS)30.74ドル
年間1株あたり配当金1.28ドル

【BANF】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER14.34倍以下17.60倍以上
PSR3.01倍以下4.70倍以上
PBR1.32倍以下1.93倍以上
配当利回り2.49%以上2.08%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/1/17

バンクファーストは買収を繰り返すことで業績を伸ばすことに成功している企業です。このことは、Form-8Kから四半期ごとの業績を追っていくうちに気づきました。

業績が安定して伸びているため、どの指標も全体的に割高な水準となっています。将来の成長を織り込んでいるだけに、何らかの要因で業績成長率が鈍化すると株価が急落することも考えられます。

データ分析の手順は拙著で解説しています

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書籍に込めた想い 【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い