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【SYY】シスコの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【SYY】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はシスコ(SYY)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
SYY】割安な株価の目安
  • PER:14.88倍以下
  • PSR:0.44倍以下
  • PBR:4.07倍以下
  • 配当利回り:3.50%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

SYYは生活必需品セクターじゃな。

【SYY】シスコのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Diluted EPS adjusted for Certain Items (Non-GAAP)

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Sysco Corporation (SYY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
SYY|シスコ実績PER推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2015年以降はPERが20倍付近のところで反発していることが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値26.37倍
中央値18.77倍
最小値10.46倍
割安の目安14.88倍
割高の目安22.20倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

SYY|シスコ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2016年度以降は毎年順調に伸びていることが確認できます。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

SYY|シスコ調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+7.5%の伸び率でした。

【SYY】シスコのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Sales
  • 発行済株式数:Diluted shares outstanding

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Sysco Corporation (SYY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
SYY|シスコ実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2012年以降は上昇トレンドが続いていて、年々PSRが割高になっているのが分かります。

実績PSR過去11年データ

最大値0.74倍
中央値0.48倍
最小値0.31倍
割安の目安0.44倍
割高の目安0.55倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

SYY|シスコ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。対前年比で毎年プラス成長を続けていて、きれいな右肩上がりを描いています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

SYY|シスコ1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+6.9%の伸び率でした。

【SYY】シスコのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Diluted shares outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Sysco Corporation (SYY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
SYY|シスコ実績PBR推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。2015年まで4倍前後で推移したのち、2016年以降はBPSが減少したことでPBRが急上昇しています。

シスコのPBRはバリュエーション判断の参考にならないため、下記の割安・割高の目安は省略しています。

実績PBR過去11年データ

最大値18.13倍
中央値4.41倍
最小値3.20倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

SYY|シスコ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2016年度以降のBPSは、EPSやSPSとは対称の動きをしています。

生活必需品セクターのシスコにとってBPSが業績の良し悪しに直結するわけではなく、参考の意味でグラフにしています。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

SYY|シスコBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で-1.4%でした。

【SYY】シスコの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Sysco Corporation (SYY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend HistorySysco
SYY|シスコ配当利回り推移
1993/1/4~2020/2/14

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。リーマンショック以降のはダウントレンドが続いていて、年々配当利回りが下がる傾向にあることが確認できます。

配当利回り過去11年データ

最大値4.94%
中央値3.18%
最小値1.82%
割安の目安3.50%
割高の目安2.45%

※期間:2009/1/2~2020/2/14

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

シスコの会計年度は暦年と半年ほどのズレがあります。1Q~4Q表記だけ会計年度にあわせているため、3Q、4Q、1Q、2Qの順序になっています。

暦年
(CY)
3Q
(1-3月)
4Q
(4-6月)
1Q
(7-9月)
2Q
(10-12月)
年間配当増配率
1993年$0.0175$0.0175$0.0175$0.0175$0.070
1994年$0.0225$0.0225$0.0225$0.0225$0.09028.6%
1995年$0.0275$0.0275$0.0275$0.0275$0.11022.2%
1996年$0.0325$0.0325$0.0325$0.0325$0.13018.2%
1997年$0.0375$0.0375$0.0375$0.0375$0.15015.4%
1998年$0.0425$0.0450$0.0450$0.0450$0.177518.3%
1999年$0.050$0.050$0.050$0.050$0.2012.7%
2000年$0.06$0.06$0.06$0.06$0.2420.0%
2001年$0.07$0.07$0.07$0.07$0.2816.7%
2002年$0.09$0.09$0.09$0.09$0.3628.6%
2003年$0.11$0.11$0.11$0.11$0.4422.2%
2004年$0.13$0.13$0.13$0.13$0.5218.2%
2005年$0.15$0.15$0.15$0.15$0.6015.4%
2006年$0.17$0.17$0.17$0.17$0.6813.3%
2007年$0.19$0.19$0.19$0.19$0.7611.8%
2008年$0.22$0.22$0.22$0.22$0.8815.8%
2009年$0.24$0.24$0.24$0.24$0.969.1%
2010年$0.25$0.25$0.25$0.25$1.004.2%
2011年$0.26$0.26$0.26$0.26$1.044.0%
2012年$0.27$0.27$0.27$0.27$1.083.8%
2013年$0.28$0.28$0.28$0.28$1.123.7%
2014年$0.29$0.29$0.29$0.29$1.163.6%
2015年$0.30$0.30$0.30$0.30$1.203.4%
2016年$0.31$0.31$0.31$0.31$1.243.3%
2017年$0.33$0.33$0.33$0.33$1.326.5%
2018年$0.36$0.36$0.36$0.36$1.449.1%
2019年$0.39$0.39$0.39$0.39$1.568.3%
2020年$0.45$0.45$0.45$0.45$1.8015.4%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

SYY|シスコ増配率推移(1994年~2005年)
SYY|シスコ増配率推移(2006年~2020年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Diluted EPS adjusted for Certain Items (Non-GAAP)
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividend HistorySysco
SYY|シスコ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算時点の配当性向は48%で、まだまだ増配余力は残されています。

2020年2月14日時点データ

連続増配年数50年
1株配当1.80ドル/年
前回増配(権利落ち日)2020年1月2日
配当権利落ち月1月/4月/7月/10月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王
配当公爵

【SYY】シスコの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

SYY|シスコ発行済株式数

2015年度までは発行済株式数が横ばいで推移していたものの、2016年度以降は毎年減少を続けていることから、自社株買いで株主還元する方針であることが確認できます。

【SYY】シスコの株価データ分析まとめ

2019年3Q~2020年2Q

調整後希薄化EPS3.72ドル
1株あたり売上高(SPS)117.28ドル

2020年2Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)4.90ドル
年間1株あたり配当金1.80ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【SYY】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER14.88倍以下22.20倍以上
PSR0.44倍以下0.55倍以上
配当利回り3.50%以上2.45%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

シスコのPBRはバリュエーション判断の参考にならないため、割安・割高の目安を省略しています。

2020年2Q後(2020年2月14日)時点の実績PSRと配当利回りは割高、実績PERは割安でも割高でもない水準となっています。

これら複数の指標から判断するに、少なくとも割安ではないことは確かです。ここ数年の業績が伸びていることもあって、将来の成長期待が株価に織り込まれているのだと思います。

データ分析の手順を解説

中身が読めるリンク一覧

書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い