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【CB】チャブの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【CB】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はチャブ(CB)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去の決算データをもとに分析した結果です。

先に結論
CB】割安な株価の目安
  • PER:9.13倍以下
  • PSR:1.41倍以下
  • PBR:0.99倍以下
  • 配当利回り:2.44%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/4/24

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CBは金融セクターじゃな。

【CB】チャブのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Core operating income, net of tax

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPS(税引後コア営業利益)を使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Chubb Limited (CB) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CB|チャブ実績PER推移
2009/1/2~2020/4/24

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2017年の垂直上昇と2018年の垂直下落は四半期決算により直近1年のEPSが大きく変動したことが要因となります。

実績PER過去11年データ

最大値20.58倍
中央値11.30倍
最小値4.12倍
割安の目安9.13倍
割高の目安13.37倍

※期間:2009/1/2~2020/4/24

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

CB|チャブ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2017年度は大規模災害により保険料支払いが急増したことでEPSが大きく減少しています。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

CB|チャブ調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+4.1%の伸び率でした。

【CB】チャブのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total revenues
  • 発行済株式数:Weighted average diluted shares outstanding

四半期売上高(Total revenues)のデータがForm-8Kになかったため、Form-10Kに記載された四半期ごとの売上高を使っています。

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Chubb Limited (CB) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CB|チャブ実績PSR推移
2009/1/2~2020/4/24

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。長らく続いてきたPSRの上昇トレンドが2018年に途切れて、ダウントレンドに切り替わっています。

実績PSR過去11年データ

最大値2.74倍
中央値1.80倍
最小値0.78倍
割安の目安1.41倍
割高の目安2.02倍

※期間:2009/1/2~2020/4/24

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

CB|チャブ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。10年以上も連続で毎年プラス成長を続けています。2016年度にSPSが大きく伸びたのは、ACE Limitedと合併したことがプラスに働いています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

CB|チャブ1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+5.5%の伸び率でした。

【CB】チャブのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Weighted average diluted shares outstanding

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Chubb Limited (CB) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
CB|チャブ実績PBR推移
2009/1/2~2020/4/24

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。長らく続いてきたPBRの上昇トレンドが2018年に途切れて、ダウントレンドに切り替わっているのが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値1.43倍
中央値1.16倍
最小値0.74倍
割安の目安0.99倍
割高の目安1.26倍

※期間:2009/1/2~2020/4/24

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

CB|チャブ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2018年度以外は毎年プラス成長を続けていて、長期的に伸びているのが分かります。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

CB|チャブBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年2Q~2020年1Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+6.7%の伸び率でした。

【CB】チャブの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Cash Dividend(US$)

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Chubb Limited (CB) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Historical Dividend InformationChubb Limited
CB|チャブ実績配当利回り推移
1994/1/3~2020/4/24

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2012年と2014年の垂直部分は、大幅な増配によって配当利回りが上昇したタイミングになります。

配当利回り過去11年データ

最大値3.39%
中央値2.24%
最小値1.81%
割安の目安2.44%
割高の目安2.09%

※期間:2009/1/2~2020/4/24

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

チャブの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1994年$0.0333$0.0333$0.0367$0.0367$0.140
1995年$0.0367$0.0367$0.0467$0.0467$0.16719.0%
1996年$0.0467$0.0467$0.060$0.060$0.21328.0%
1997年$0.060$0.060$0.0733$0.0733$0.26725.0%
1998年$0.08$0.08$0.09$0.09$0.3427.5%
1999年$0.09$0.09$0.11$0.11$0.4017.6%
2000年$0.11$0.11$0.13$0.13$0.4820.0%
2001年$0.13$0.13$0.15$0.15$0.5616.7%
2002年$0.15$0.15$0.17$0.17$0.6414.3%
2003年$0.17$0.17$0.19$0.19$0.7212.5%
2004年$0.19$0.19$0.21$0.21$0.8011.1%
2005年$0.21$0.21$0.23$0.23$0.8810.0%
2006年$0.23$0.23$0.25$0.25$0.969.1%
2007年$0.25$0.25$0.27$0.27$1.048.3%
2008年$0.27$0.27$0.29$0.26$1.094.8%
2009年$0.27$0.26$0.31$0.31$1.155.5%
2010年$0.31$0.31$0.33$0.33$1.2811.3%
2011年$0.33$0.33$0.35$0.35$1.366.2%
2012年$0.47$0.47$0.49$0.49$1.9241.2%
2013年$0.49$0.49$0.51$0.51$2.004.2%
2014年$0.63$0.63$0.65$0.65$2.5628.0%
2015年$0.65$0.65$0.67$0.67$2.643.1%
2016年$0.67$0.67$0.69$0.69$2.723.0%
2017年$0.69$0.69$0.71$0.71$2.802.9%
2018年$0.71$0.71$0.73$0.73$2.882.9%
2019年$0.73$0.73$0.75$0.75$2.962.8%

※基準:配当支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CB|チャブ増配率推移(1995年~2005年)
CB|チャブ増配率推移(2006年~2019)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Core operating income, net of tax
  • 四半期配当:Cash Dividend(US$)

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益を除いた調整後希薄化EPS(税引後コア営業利益)を使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Historical Dividend InformationChubb Limited
CB|チャブ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は29%で、まだまだ十分な増配余力が残されています。

2020年4月24日時点データ

連続増配年数26年
1株配当3.00ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年6月20日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【CB】チャブの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average diluted shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CB|チャブ発行済株式数

2016年度に発行済株式数が大きく増えているのは、ACE Limitedと経営統合したことによるものです。

経営統合を完了した2017年度以降の発行済株式数は毎年減り続けています。よって、チャブは自社株買いで株主還元する方針であることが伺えます。

【CB】チャブの株価データ分析まとめ

2019年2Q~2020年1Q

調整後希薄化EPS10.26ドル
1株あたり売上高(SPS)74.82ドル

2020年1Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)115.64ドル
年間1株あたり配当金3.00ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【CB】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER9.13倍以下13.37倍以上
PSR1.41倍以下2.02倍以上
PBR0.99倍以下1.26倍以上
配当利回り2.44%以上2.09%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/4/24

チャブは金融セクターの銘柄ということもあって、過去11年のPBRはほとんどの期間で0.8倍~1.4倍の範囲に収まっています。

このことから、株価はPBRを軸に動いていることが分かるので、チャブのバリュエーション判断で最も重要なのはPBRになります。

もちろん、ひとつの指標だけでなく複数の指標が割安になっているかを見ることが大切なので、PBR以外の指標も同時に割安なときがバリュー投資に適した株価水準だと考えています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い