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【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【ORI】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はオールド・リパブリック・インターナショナル(ORI)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分の決算データをもとに分析した結果です。

先に結論
ORI】割安な株価の目安
  • PSR:0.72倍以下
  • PBR:0.75倍以下
  • 配当利回り:5.80%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/4/3

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

ORIは金融セクターじゃな。

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Diluted net income (loss) excluding investment gains (losses)

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Old Republic International Corporation (ORI) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル実績PER推移
2014/1/2~2020/4/3

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2009~2012年度まで調整後EPS(1株あたり営業利益)がマイナスとなっているため、2014年以降のPERを表示しています。

実績PER過去11年データ

最大値20.63倍
中央値14.03倍
最小値6.74倍

※期間:2014/1/2~2020/4/3

調整後EPSが不安定でPERがあまり参考にならないことから、割安・割高の目安を省略しています。

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。投資損益を除いた1株あたり営業利益になります。

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total operating revenues
  • 発行済株式数:Average shares outstanding: Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Old Republic International Corporation (ORI) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル実績PSR推移
2009/1/2~2020/4/3

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが0.4倍付近が底になって反発しているのが確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値1.10倍
中央値0.85倍
最小値0.41倍
割安の目安0.72倍
割高の目安0.97倍

※期間:2009/1/2~2020/4/3

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。少しずつ増えたり減ったりを繰り返しながら、緩やかに伸びていることが確認できます。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+4.5%の伸び率でした。

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 1株あたり純資産(BPS):Book value per share

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。BPSはForm-8Kの数値を使って計算しています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Old Republic International Corporation (ORI) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル実績PBR推移
2009/1/2~2020/4/3

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。過去の傾向としては、PBRが0.48倍付近のところで反発してきたのが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値1.34倍
中央値1.01倍
最小値0.47倍
割安の目安0.75倍
割高の目安1.16倍

※期間:2009/1/2~2020/4/3

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。少しずつ増えたり減ったりを繰り返しながら、長期的に横ばい~緩やかな上昇傾向にあることが確認できます。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナルBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+2.1%の伸び率でした。

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Old Republic International Corporation (ORI) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividends & Splits | Old RepublicOld Republic
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル配当利回り推移
1993/1/4~2020/4/3

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2015年以降に続いてきた配当利回りのダウントレンドが2020年に入って途切れています。

オールド・リパブリック・インターナショナルのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落もしくは増配のどちらかによって起こりますが、2020年については株価下落が原因の大半を占めています。

配当利回り過去11年データ

最大値9.75%
中央値4.78%
最小値3.32%
割安の目安5.80%
割高の目安3.87%

※期間:2009/1/2~2020/4/3

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

オールド・リパブリック・インターナショナルの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1993年$0.0237$0.0261$0.0261$0.0261$0.102
1994年$0.0261$0.0284$0.0284$0.0284$0.1119.3%
1995年$0.0284$0.0308$0.0308$0.0308$0.1218.5%
1996年$0.0308$0.0391$0.0391$0.0391$0.14822.5%
1997年$0.0391$0.0462$0.0462$0.0462$0.17820.0%
1998年$0.0462$0.0533$0.0533$0.0533$0.20616.0%
1999年$0.0533$0.0693$0.0693$0.0693$0.26126.7%
2000年$0.0693$0.0747$0.0747$0.0747$0.29312.2%
2001年$0.0747$0.080$0.080$0.080$0.3157.3%
2002年$0.080$0.0853$0.0853$0.0853$0.3366.8%
2003年$0.0853$0.0907$0.0907$0.0907$0.3576.3%
2004年$0.0907$0.104$0.104$0.104$0.40312.7%
2005年$0.104$0.136$0.136$0.136$0.51227.2%
2006年$0.140$0.150$0.150$0.150$0.5915.2%
2007年$0.150$0.160$0.160$0.160$0.636.8%
2008年$0.160$0.170$0.170$0.170$0.676.3%
2009年$0.170$0.170$0.170$0.170$0.681.5%
2010年$0.1725$0.1725$0.1725$0.1725$0.691.5%
2011年$0.175$0.175$0.175$0.175$0.701.4%
2012年$0.1775$0.1775$0.1775$0.1775$0.711.4%
2013年$0.180$0.180$0.180$0.180$0.721.4%
2014年$0.1825$0.1825$0.1825$0.1825$0.731.4%
2015年$0.185$0.185$0.185$0.185$0.741.4%
2016年$0.188$0.188$0.188$0.188$0.751.4%
2017年$0.190$0.190$0.190$0.190$0.761.3%
2018年$0.195$0.195$0.195$0.195$0.782.6%
2019年$0.200$0.200$0.200$0.200$0.802.6%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル増配率推移(1994年~2006年)
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル増配率推移(2007年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

オールド・リパブリック・インターナショナルの場合、暦年の年間配当は配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Diluted net income (loss) excluding investment gains (losses)
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividends & Splits | Old RepublicOld Republic
ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年44Q決算時点の配当性向は44%で増配余力は残されています。

2020年4月3日時点データ

連続増配年数39年
1株配当0.84ドル/年
前回増配(権利落ち日)2020年3月6日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average shares outstanding: Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

ORI|オールド・リパブリック・インターナショナル発行済株式数

2013年度に発行済株式数が15%増えているのは、消費者信用補償(CCI)部門を住宅ローン保証事に統合した影響を受けてのことです。

オールド・リパブリック・インターナショナルの発行済株式数が直近10年で減っているのは2018年度しかありません。したがって、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

【ORI】オールド・リパブリック・インターナショナルの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS1.83ドル
1株あたり売上高(SPS)23.76ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)19.98ドル
年間1株あたり配当金0.84ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【ORI】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PSR0.72倍以下0.97倍以上
PBR0.75倍以下1.16倍以上
配当利回り5.80%以上3.87%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/4/3

PERは2009年度~2012年度までマイナスとなっていて参考にならないため、割安・割高の目安を省略しています。

ここまで見てきた各種指標の長期推移は、PSRとPBRが似たような動きをしているのに対し、PERと配当利回りは独自の動きになっていることが確認できました。

オールド・リパブリック・インターナショナルは保険事業を行う金融セクターの企業であることから、最も重視すべき指標はPBRになります。

ただし、PBRだけを参考にするのではなく、PSRも同時に割安になっているかどうかを見ることが株価のバリュエーション判断で大切になると考えています。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い