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コカ・コーラ(KO)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【KO】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、コカ・コーラ(KO)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
KO】割安な株価の目安
  • PER:18.59倍以下
  • PSR:3.80倍以下
  • PBR:5.23倍以下
  • 配当利回り:3.31%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/7/22

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

KOは生活必需品セクターじゃな。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

業績データ

1株あたり利益(EPS)

KO|コカ・コーラ調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2011年度以降、ほとんど横ばいで推移しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Comparable EPS(non-GAAP)

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

GAAP EPSと調整後EPSの違いについては、以下のリンク先で解説しています。

リンク 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

次に出てくる「PERの長期推移」も上記と同じEPSデータを使って求めています。

データ引用元(英語サイト)

参考 The Coca-Cola Company (KO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

KO|コカ・コーラ実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/7/22

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。10年近く続いてきたPERの上昇トレンドが2020年3月のコロナショックで途切れてました。

コカ・コーラの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS1.93ドル

※2020年7月21日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
=0

PER推移グラフデータ

最大値28.50倍
中央値19.94倍
最小値11.98倍
割安の目安18.59倍
割高の目安22.61倍

※期間:2009/1/2~2020/7/22

割安・割高の判断基準は四分位数しぶんいすうを使っています。⇒ 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

KO|コカ・コーラ1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2013年度~2018年度までSPSが減少し続けてきましたが、2019年度にようやく反発しました。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net Operating Revenues
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Assuming Dilution

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 The Coca-Cola Company (KO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

KO|コカ・コーラ実績PSR推移
2009/1/2~2020/7/22

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。長らく続いてきたPSRの上昇トレンドが2020年3月のコロナショックで途切れています。

コカ・コーラの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)7.95ドル

※2020年7月21日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
=0

PSR推移グラフデータ

最大値7.23倍
中央値4.14倍
最小値2.75倍
割安の目安3.80倍
割高の目安5.07倍

※期間:2009/1/2~2020/7/22

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

KO|コカ・コーラ1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。SPSと同じく2013年度~2018年度まで毎年減少し続けてきましたが、2019年度になってプラス成長に転じています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Equity Attributable to Shareowners of The Coca-Cola Company
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Assuming Dilution

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 The Coca-Cola Company (KO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

KO|コカ・コーラ実績PBR推移
2009/1/2~2020/7/22

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。コカ・コーラの場合、PBRはバリュエーション判断の参考になりにくいかもしれません。

一応、参考情報として掲載しています。

コカ・コーラの株価


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)4.05ドル

※2020年7月21日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
=0

PBR推移グラフデータ

最大値13.69倍
中央値5.74倍
最小値3.99倍
割安の目安5.23倍
割高の目安8.91倍

※期間:2009/1/2~2020/7/22

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 The Coca-Cola Company (KO) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 DividendsThe Coca-Cola Company
KO|コカ・コーラ配当利回り推移
期間:1987/1/2~2020/7/22

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。リーマンショック底値でつけた配当利回り4.14%を2020年3月のコロナショックが上回りました。

コカ・コーラの年間配当

年間1株あたり配当金1.64ドル

コカ・コーラの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
=0%

最新の配当利回りは下記のページでも確認できます。米国株式市場の取引時間帯もデータ更新されるランキングです。

リンク 【米国株】25年以上連続増配銘柄の配当利回りランキング

配当利回り推移グラフデータ

最大値4.37%
中央値3.08%
最小値2.51%
割安の目安3.31%
割高の目安2.82%

※期間:2009/1/2~2020/7/22

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

コカ・コーラの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1986年$0.01625$0.01625$0.01625$0.01625$0.065
1987年$0.0175$0.0175$0.0175$0.0175$0.0707.7%
1988年$0.01875$0.01875$0.01875$0.01875$0.0757.1%
1989年$0.02125$0.02125$0.02125$0.02125$0.08513.3%
1990年$0.025$0.025$0.025$0.025$0.1017.6%
1991年$0.030$0.030$0.030$0.030$0.1220.0%
1992年$0.035$0.035$0.035$0.035$0.1416.7%
1993年$0.043$0.043$0.043$0.043$0.17222.9%
1994年$0.049$0.049$0.049$0.049$0.19614.0%
1995年$0.055$0.055$0.055$0.055$0.2212.2%
1996年$0.063$0.063$0.063$0.063$0.25214.5%
1997年$0.070$0.070$0.070$0.070$0.2811.1%
1998年$0.075$0.075$0.075$0.075$0.307.1%
1999年$0.080$0.080$0.080$0.080$0.326.7%
2000年$0.085$0.085$0.085$0.085$0.346.3%
2001年$0.090$0.090$0.090$0.090$0.365.9%
2002年$0.100$0.100$0.100$0.100$0.4011.1%
2003年$0.110$0.110$0.110$0.110$0.4410.0%
2004年$0.125$0.125$0.125$0.125$0.5013.6%
2005年$0.140$0.140$0.140$0.140$0.5612.0%
2006年$0.155$0.155$0.155$0.155$0.6210.7%
2007年$0.170$0.170$0.170$0.170$0.689.7%
2008年$0.190$0.190$0.190$0.190$0.7611.8%
2009年$0.205$0.205$0.205$0.205$0.827.9%
2010年$0.220$0.220$0.220$0.220$0.887.3%
2011年$0.235$0.235$0.235$0.235$0.946.8%
2012年$0.255$0.255$0.255$0.255$1.028.5%
2013年$0.280$0.280$0.280$0.280$1.129.8%
2014年$0.305$0.305$0.305$0.305$1.228.9%
2015年$0.33$0.33$0.33$0.33$1.328.2%
2016年$0.35$0.35$0.35$0.35$1.406.1%
2017年$0.37$0.37$0.37$0.37$1.485.7%
2018年$0.39$0.39$0.39$0.39$1.565.4%
2019年$0.40$0.40$0.40$0.40$1.602.6%
2020年$0.41$0.41$0.41$0.41$1.642.5%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

KO|コカ・コーラ増配率推移(1987年~1999年)
KO|コカ・コーラ増配率推移(2000年~2013年)
KO|コカ・コーラ増配率推移(2014年~2020年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Comparable EPS(non-GAAP)
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 DividendsThe Coca-Cola Company
KO|コカ・コーラ配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算時点の配当性向は83%で、過去10年で最も増配余力が減っている状況です。

2020年7月24日データ

連続増配年数58年
前回増配(権利落ち日)2020年3月13日
配当権利落ち月3月/6月/9月/11月
配当支払い月4月/7月/10月/12月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王
配当公爵

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average Shares Outstanding Assuming Dilution

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

KO|コカ・コーラ発行済株式数

自社株買いは期待できない

コカ・コーラの発行済株式数は長期的に横ばいで推移しています。2018年以降、発行済株式数が増えていることから、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。