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パーカー・ハネフィン(PH)の配当・決算データから割安な株価と買い時を解説

【PH】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、パーカー・ハネフィン(PH)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
PH】割安な株価の目安
  • PER:13.49倍以下
  • PSR:1.02倍以下
  • PBR:2.44倍以下
  • 配当利回り:2.05%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/6/19

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

PHは資本財セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

PH|パーカー・ハネフィン調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2017年以降は対前年比で毎年伸びていることが確認できます。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted earnings per diluted share

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Parker-Hannifin Corporation (PH) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

PH|パーカー・ハネフィン実績PER推移
2008/1/2~2020/6/19

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。多くの期間で10倍~20倍の範囲にPERが収まっている様子が見られます。

株価チャート


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS11.53ドル

※ 2020年4月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値40.77倍
中央値16.02倍
最小値5.07倍
割安の目安13.49
割高の目安18.95倍

※期間:2009/1/2~2020/6/19

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

PH|パーカー・ハネフィン1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。調整後希薄化EPSと同じように、2017年度以降は毎年プラス成長しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Average shares outstanding during period – Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Parker-Hannifin Corporation (PH) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

PH|パーカー・ハネフィン実績PSR推移
2008/1/2~2020/6/19

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。1.0倍付近のところで反発してきた様子が多く見られます。

株価チャート


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)109.57ドル

※2020年4月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値2.26倍
中央値1.27倍
最小値0.37倍
割安の目安1.02倍
割高の目安1.50倍

※期間:2009/1/2~2020/6/19

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

PH|パーカー・ハネフィン1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2018年度以降はBPSのプラス成長が続いています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Shareholders’ equity
  • 発行済株式数:Average shares outstanding during period – Diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Parker-Hannifin Corporation (PH) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

PH|パーカー・ハネフィン実績PBR推移
2009/1/2~2020/6/19

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRは、2倍~5倍の範囲を動いている期間が多いことに気づけます。

株価チャート


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)48.53ドル

※2020年4月30日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
0

PBR推移グラフデータ

最大値5.18倍
中央値2.85倍
最小値0.98倍
割安の目安2.44倍
割高の目安3.64倍

※期間:2009/1/2~2020/6/19

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Parker-Hannifin Corporation (PH) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividend History - Parker Hannifin CorporationParker Hannifin Corporation
PH|パーカー・ハネフィン配当利回り推移
1987/1/2~2020/6/19

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。配当利回り1.3%付近のところで反発してきた様子が多く見られます。

パーカー・ハネフィンのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落あるいは増配のどちらかによって起こります。

年間配当

年間1株あたり配当金3.52ドル

株価チャート


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値3.59%
中央値1.80%
最小値1.25%
割安の目安2.05%
割高の目安1.63%

※期間:2009/1/2~2020/6/19

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

パーカー・ハネフィンの会計年度は暦年とズレがあり、7月スタート6月締めとなっています。

暦年の年間配当を基準にすると会計年度よりも連続増配記録が短くなるため、会計年度を基準に1Q~4Qの四半期配当を表記しています。

年度
(FY)
1Q
(7-9月)
2Q
(10-12月)
3Q
(1-3月)
4Q
(4-6月)
年間配当増配率
1987年度$0.059$0.059$0.059$0.059$0.237
1988年度$0.059$0.059$0.062$0.062$0.2432.5%
1989年度$0.062$0.062$0.062$0.062$0.2492.4%
1990年度$0.062$0.062$0.068$0.068$0.2614.8%
1991年度$0.068$0.068$0.068$0.068$0.2734.5%
1992年度$0.068$0.068$0.068$0.071$0.2761.1%
1993年度$0.071$0.071$0.071$0.071$0.2843.2%
1994年度$0.071$0.071$0.074$0.074$0.2902.1%
1995年度$0.074$0.074$0.074$0.080$0.3024.1%
1996年度$0.080$0.080$0.080$0.080$0.3205.9%
1997年度$0.080$0.080$0.089$0.089$0.3385.6%
1998年度$0.100$0.100$0.100$0.100$0.40018.4%
1999年度$0.100$0.100$0.113$0.113$0.4276.7%
2000年度$0.113$0.113$0.113$0.113$0.4536.3%
2001年度$0.113$0.113$0.120$0.120$0.4672.9%
2002年度$0.120$0.120$0.120$0.120$0.4802.9%
2003年度$0.120$0.120$0.127$0.127$0.4932.8%
2004年度$0.127$0.127$0.127$0.127$0.5072.7%
2005年度$0.127$0.127$0.133$0.133$0.5202.6%
2006年度$0.153$0.153$0.153$0.153$0.61317.9%
2007年度$0.173$0.173$0.173$0.173$0.69313.0%
2008年度$0.21$0.21$0.21$0.21$0.8421.2%
2009年度$0.25$0.25$0.25$0.25$1.0019.0%
2010年度$0.25$0.25$0.25$0.26$1.011.0%
2011年度$0.27$0.29$0.32$0.37$1.2523.8%
2012年度$0.37$0.37$0.39$0.41$1.5423.2%
2013年度$0.41$0.41$0.43$0.45$1.7010.4%
2014年度$0.45$0.45$0.48$0.48$1.869.4%
2015年度$0.48$0.63$0.63$0.63$2.3727.4%
2016年度$0.63$0.63$0.63$0.63$2.526.3%
2017年度$0.63$0.63$0.66$0.66$2.582.4%
2018年度$0.66$0.66$0.66$0.76$2.746.2%
2019年度$0.76$0.76$0.76$0.88$3.1615.3%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

PH|パーカー・ハネフィン増配率推移(1988年~2000年)
PH|パーカー・ハネフィン増配率推移(2001年~2012年)
PH|パーカー・ハネフィン増配率推移(2013年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「会計年度×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

パーカー・ハネフィンの場合、年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted earnings per diluted share
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividend History - Parker Hannifin CorporationParker Hannifin Corporation
PH|パーカー・ハネフィン配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年3Q決算時点の配当性向は31%で、まだまだ十分な増配余力が残されています。

2020年6月19日データ

連続増配年数63年(会計年度基準)
前回増配(権利落ち日)2019年5月9日
配当権利落ち月2月/5月/8月/11月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス 

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王
配当公爵×

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average shares outstanding during period – Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

PH|パーカー・ハネフィン発行済株式数

自社株買いの期待ができる

パーカー・ハネフィンの発行済株式数は2010年度を除いて減少しています。

長期的に発行済株式数を減らし続けていることから、自社株買いで株主還元する方針であることが伺えます。

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