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【CLX】クロロックスの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【CLX】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はクロロックス(CLX)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
CLX】割安な株価の目安
  • PER:16.63倍以下
  • PSR:1.73倍以下
  • 配当利回り:3.33%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

CLXは生活必需品セクターじゃな。

【CLX】クロロックスのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Diluted net earnings per share

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。Form-8Kにイレギュラーな損益の記載があるときは継続事業のEPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 The Clorox Company (CLX) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考記事のタイトルとURLを入力してください
CLX|クロロックス実績PER推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2016年以降は、20~28倍のレンジでPERが動いているのが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値27.91倍
中央値21.16倍
最小値12.79倍
割安の目安16.63倍
割高の目安24.86倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

CLX|クロロックス調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2011年度以外は対前年比で毎年プラス成長を続けています。

2020年度ガイダンス

調整後EPS
(対前年比)
6.10ドル~6.25ドル
(-3.8%~-1.4%)
期間2019年7月~2020年6月

※2020年2Q決算(2020/2/4)時点

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

CLX|クロロックス調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+3.9%の伸び率でした。

【CLX】クロロックスのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding (in thousands) Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 The Clorox Company (CLX) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考記事のタイトルとURLを入力してください
CLX|クロロックス実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2016年以降は2.5~3.5倍のレンジでPSRが動いています。

実績PSR過去11年データ

最大値3.49倍
中央値2.16倍
最小値1.19倍
割安の目安1.73倍
割高の目安2.94倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

CLX|クロロックス1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2011年度以外は対前年比で緩やかなプラス成長を続けています。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

CLX|クロロックス1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+2.2%の伸び率でした。

【CLX】クロロックスの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 The Clorox Company (CLX) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 DividendThe Clorox Company
CLX|クロロックス配当利回り推移
1987/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2015年以降は2.2%付近のところで配当利回りが上昇しています。

クロロックスのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落あるいは増配のどちらかによってもたらされます。

配当利回り過去11年データ

最大値4.01%
中央値3.04%
最小値2.21%
割安の目安3.33%
割高の目安2.59%

※期間:2009/1/2~2020/2/14

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

1Q~4Q表記だけ会計年度にあわせています。クロロックスの会計年度は暦年とズレがあるため、3Q、4Q、1Q、2Qの順序になります。

暦年
(CY)
3Q
(1-3月)
4Q
(4-6月)
1Q
(7-9月)
2Q
(10-12月)
年間配当増配率
1986年$0.0425$0.0475$0.0475$0.0475$0.185
1987年$0.0475$0.0550$0.0550$0.0550$0.212514.9%
1988年$0.0550$0.0650$0.0650$0.0650$0.25017.6%
1989年$0.0650$0.0775$0.0775$0.0775$0.297519.0%
1990年$0.0775$0.0900$0.0900$0.0900$0.347516.8%
1991年$0.0900$0.0975$0.0975$0.0975$0.382510.1%
1992年$0.0975$0.1050$0.1050$0.1050$0.41257.8%
1993年$0.1050$0.1125$0.1125$0.1125$0.44257.3%
1994年$0.1125$0.1125$0.1200$0.1200$0.4655.1%
1995年$0.1200$0.1200$0.1325$0.1325$0.5058.6%
1996年$0.1325$0.1325$0.1450$0.1450$0.5559.9%
1997年$0.1450$0.1450$0.160$0.160$0.619.9%
1998年$0.160$0.160$0.180$0.180$0.6811.5%
1999年$0.180$0.180$0.200$0.200$0.7611.8%
2000年$0.20$0.20$0.21$0.21$0.827.9%
2001年$0.21$0.21$0.21$0.21$0.842.4%
2002年$0.21$0.21$0.22$0.22$0.862.4%
2003年$0.22$0.22$0.27$0.27$0.9814.0%
2004年$0.27$0.27$0.27$0.27$1.0810.2%
2005年$0.28$0.28$0.28$0.28$1.123.7%
2006年$0.29$0.29$0.29$0.29$1.163.6%
2007年$0.31$0.31$0.40$0.40$1.4222.4%
2008年$0.40$0.40$0.46$0.46$1.7221.1%
2009年$0.46$0.46$0.50$0.50$1.9211.6%
2010年$0.50$0.50$0.55$0.55$2.109.4%
2011年$0.55$0.55$0.60$0.60$2.309.5%
2012年$0.60$0.60$0.64$0.64$2.487.8%
2013年$0.64$0.64$0.71$0.71$2.708.9%
2014年$0.71$0.71$0.74$0.74$2.907.4%
2015年$0.74$0.74$0.77$0.77$3.024.1%
2016年$0.77$0.77$0.80$0.80$3.144.0%
2017年$0.80$0.80$0.84$0.84$3.284.5%
2018年$0.84$0.96$0.96$0.96$3.7213.4%
2019年$0.96$0.96$1.06$1.06$4.048.6%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

CLX|クロロックス増配率推移(1987年~1997年)
CLX|クロロックス増配率推移(1998年~2008年)
CLX|クロロックス増配率推移(2009年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。クロロックスの場合、配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても年間配当は一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Diluted net earnings per share
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。Form-8Kにイレギュラーな損益の記載があるときは継続事業のEPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考記事のタイトルとURLを入力してください 参考 DividendThe Clorox Company
CLX|クロロックス配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算時点の配当性向は67%で増配余力は残されています。

2020年2月14日時点データ

連続増配年数42年
1株配当4.24ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年7月30日
配当権利落ち月1月/4月/7月/10月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【CLX】クロロックスの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding (in thousands) Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考記事のタイトルとURLを入力してください

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

CLX|クロロックス発行済株式数

ほとんどの年で発行済株式数が横ばいで推移しています。少しずつ増えたり減ったりを繰り返していることから、自社株買いで株主還元する方針でないことが伺えます。

【CLX】クロロックスの株価データ分析まとめ

2019年3Q~2020年2Q

調整後希薄化EPS6.3ドル
1株あたり売上高(SPS)48.34ドル

2020年2Q決算時点

調整後EPSガイダンス6.10~6.25ドル
年間1株あたり配当金4.24ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、実績PSR、予想PER、配当利回りが計算できます。

【CLX】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER16.63倍以下24.86倍以上
PSR1.73倍以下2.94倍以上
配当利回り3.33%以上2.59%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

2020年2月14日時点の実績PER、PSR、配当利回りはすべて割高な水準となっています。

2020年度ガイダンスを使って計算した予想PERも割高であることから、トータルでも明らかに割高だと判断できます。

バリュエーションが高いだけに何らかの要因で業績が悪化すると、株価が急落することも十分に考えられます。

データ分析の手順を解説

中身が読めるリンク一覧

書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い