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【NUE】ニューコアの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【NUE】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はニューコア(NUE)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
NUE】割安な株価の目安
  • PER:15.77倍以下
  • PSR:0.69倍以下
  • PBR:1.72倍以下
  • 配当利回り:3.44%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/7

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

NUEは素材セクターじゃな。

【NUE】ニューコアのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Net earnings per share:Diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益の記載があるときは希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
NUE|ニューコア実績PER推移
2012/1/3~2020/2/7

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2009年~2011年までEPSが異常に低かったことでPERが大幅に高くなっていました。そこで見やすくするために2012年以降に絞って実績PER推移を載せています。

実績PER過去11年データ

最大値389.75倍
中央値21.90倍
最小値0倍
割安の目安15.77倍
割高の目安28.58倍

※期間:2009/1/2~2020/2/7

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

NUE|ニューコア調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2009年度は-0.58ドルだったため、2010年度以降を載せています。

年によってかなり大きなバラつきがあることから、PERでのバリュエーション判断はアテにならないと言えます。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

NUE|ニューコア調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2012年1Q~2019年4Q決算の直近8年平均を計算したところ、年率換算で+12.2%の伸び率でした。

【NUE】ニューコアのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
NUE|ニューコア実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/7

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが0.6倍付近のところで反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値1.36倍
中央値0.81倍
最小値0.41倍
割安の目安0.69倍
割高の目安0.96倍

※期間:2009/1/2~2020/2/7

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

NUE|ニューコア1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。年によってバラつきがあり、コモディティ価格の影響を受けることが伺えます。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

NUE|ニューコア1株あたり売上高(SPS)成長率

記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+8.2%の伸び率でした。

【NUE】ニューコアのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total Nucor stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
NUE|ニューコア実績PBR推移
2009/1/2~2020/2/7

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRが1.4倍付近になると反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PBR過去11年データ

最大値2.76倍
中央値1.93倍
最小値1.22倍
割安の目安1.72倍
割高の目安2.13倍

※期間:2009/1/2~2020/2/7

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

NUE|ニューコア1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。2009~2015年度までは横ばいで推移していましたが、2016年度以降は対前年比で毎年伸び続けているのが確認できます。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

NUE|ニューコアBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+3.9%の伸び率でした。

【NUE】ニューコアの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 NUCOR CORPORATION DIVIDEND HISTORYNucor Investor Relations
NUE|ニューコア配当利回り推移
1987/1/2~2020/2/7

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。ここ1~2年は、配当利回りが3.4%付近になると株価が上がって配当利回りが下がる傾向にあるのが確認できます。

配当利回り過去11年データ

最大値4.69%
中央値3.12%
最小値2.17%
割安の目安3.44%
割高の目安2.80%

※期間:2009/1/2~2020/2/7

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

ニューコアの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1987年$0.005625$0.005625$0.005625$0.005625$0.0225
1988年$0.006250$0.006250$0.006250$0.006250$0.025011.1%
1989年$0.006875$0.006875$0.006875$0.006875$0.027510.0%
1990年$0.007500$0.007500$0.007500$0.007500$0.03009.1%
1991年$0.008125$0.008125$0.008125$0.008125$0.03258.3%
1992年$0.00875$0.00875$0.00875$0.00875$0.03507.7%
1993年$0.01000$0.01000$0.01000$0.01000$0.040014.3%
1994年$0.01125$0.01125$0.01125$0.01125$0.045012.5%
1995年$0.01750$0.01750$0.01750$0.01750$0.070055.6%
1996年$0.0200$0.0200$0.0200$0.0200$0.080014.3%
1997年$0.0250$0.0250$0.0250$0.0250$0.100025.0%
1998年$0.0300$0.0300$0.0300$0.0300$0.120020.0%
1999年$0.0325$0.0325$0.0325$0.0325$0.13008.3%
2000年$0.0375$0.0375$0.0375$0.0375$0.150015.4%
2001年$0.0425$0.0425$0.0425$0.0425$0.170013.3%
2002年$0.0475$0.0475$0.0475$0.0475$0.190011.8%
2003年$0.0500$0.0500$0.0500$0.0500$0.20005.3%
2004年$0.0525$0.0525$0.0650$0.0650$0.235017.5%
2005年$0.0750$0.0750$0.0750$0.0750$0.300027.7%
2006年$0.1000$0.1000$0.1000$0.1000$0.400033.3%
2007年$0.1100$0.1100$0.1100$0.3000$0.630057.5%
2008年$0.3200$0.3200$0.3200$0.3500$1.3100107.9%
2009年$0.3500$0.3500$0.3500$0.3600$1.41007.6%
2010年$0.3600$0.3600$0.3600$0.3625$1.44252.3%
2011年$0.3625$0.3625$0.3625$0.3650$1.45250.7%
2012年$0.3650$0.3650$0.3650$0.3675$1.46250.7%
2013年$0.3675$0.3675$0.3675$0.3700$1.47250.7%
2014年$0.3700$0.3700$0.3700$0.3725$1.48250.7%
2015年$0.3725$0.3725$0.3725$0.3750$1.49250.7%
2016年$0.3750$0.3750$0.3750$0.3775$1.50250.7%
2017年$0.3775$0.3775$0.3775$0.380$1.51250.7%
2018年$0.380$0.380$0.380$0.400$1.5401.8%
2019年$0.400$0.400$0.400$0.4025$1.6034.1%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

NUE|ニューコア増配率推移(1988年~1998年)
NUE|ニューコア増配率推移(1999年~2009年)
NUE|ニューコア増配率推移(2010年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Net earnings per share:Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益の記載があるときは希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 NUCOR CORPORATION DIVIDEND HISTORYNucor Investor Relations
NUE|ニューコア配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年4Q決算時点の配当性向は38%で、まだまだ増配余力は残されています。

2020年2月7日データ

連続増配年数47年
1株配当1.61ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年12月30日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

【NUE】ニューコアの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

NUE|ニューコア発行済株式数

2009~2017年度までは発行済株式数が横ばいで推移していましたが、2018年度以降は2年連続で減少しています。

2019年4Q決算のForm-8Kには自社株買いのための資金が約12億ドル残されていると書かれているので、2020年度も発行済株式数が減少するものと思われます。

【NUE】ニューコアの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS4.23ドル
1株あたり売上高(SPS)74.31ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)34.07ドル
年間1株あたり配当金1.61ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが把握できます。

【NUE】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER15.77倍以下28.58倍以上
PSR0.69倍以下0.96倍以上
PBR1.72倍以下2.13倍以上
配当利回り3.44%以上2.80%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/7

ニューコアは鉄鋼製品メーカーであるため、コモディティ価格によって業績の浮き沈みが起こります。

特にリセッション入りして不況になると、鉄製品をはじめとするコモディティ価格は大きく下がりますから景気敏感株と言えます。

とはいえ、ニューコアは配当貴族指数にも採用されており、47年以上も連続増配を続けている優良株です。

実績PSRとPBR、配当利回りを参考に割安な株価だと判断できるときは、ポートフォリオの5%~7.5%の範囲で購入する価値は十分あると思います。

データ分析の手順を解説

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書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い