Amazonポイント初回チャージで最大20%還元

ニューコア(NUE)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【NUE】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、ニューコア(NUE)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
NUE】割安な株価の目安
  • PSR:0.68倍以下
  • PBR:1.69倍以下
  • 配当利回り:3.50%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/7/24

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

NUEは素材セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

NUE|ニューコア調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2009年度は-0.58ドルだったため、2010年度以降を載せています。

見てのとおり、年によってかなり大きなバラつきがあるため、PERでのバリュエーション判断はアテになりません。

ニューコアの場合、PSRやPBR、配当利回りを使って株価のバリュエーション判断することになります。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Net earnings per share:Diluted

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、一過性の損益が書かれているときは希薄化EPSから除外して調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

2012/1/3~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。2009年~2011年までEPSが異常に低かったため、PERが大幅に高くなっていました。

そこで見やすくするため、2012年以降に絞って実績PER推移を載せています。

PER推移グラフデータ

最大値389.75倍
中央値21.44倍
最小値0倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

ニューコアの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS2.77ドル

※2020年7月23日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

1株あたり売上高(SPS)

NUE|ニューコア1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。年によってバラつきがあり、コモディティ価格の影響を受けることが伺えます。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

NUE|ニューコア実績PSR推移
2009/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが0.6倍付近のところで反発しやすい傾向が確認できます。

ニューコアの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)67.83ドル

※2020年7月23日発表データ

PSR推移グラフデータ

最大値1.36倍
中央値0.80倍
最小値0.38倍
割安の目安0.68倍
割高の目安0.96倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

NUE|ニューコア1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。2009~2015年度までは横ばいで推移してましたが、2016年度以降は対前年比プラス成長を続けています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total Nucor stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

NUE|ニューコア実績PBR推移
2009/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRが1.4倍付近になると反発しやすい傾向が確認できます。

ニューコアの株価


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)33.65ドル

※2020年7月23日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
0

PBR推移グラフデータ

最大値2.76倍
中央値1.92倍
最小値0.83倍
割安の目安1.69倍
割高の目安2.12倍

※期間:2009/1/2~2020/7/24

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Nucor Corporation (NUE) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 NUCOR CORPORATION DIVIDEND HISTORYNucor Investor Relations
NUE|ニューコア配当利回り推移
1987/1/2~2020/7/24

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2020年3月のコロナショックではリーマンショック底値の配当利回りを上回りました。

ニューコアの年間配当

年間1株あたり配当金1.61ドル

ニューコアの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値5.67%
中央値3.13%
最小値2.17%
割安の目安3.50%
割高の目安2.82%

※期間:2009/1/2~2020/7/24

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

ニューコアの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1987年$0.005625$0.005625$0.005625$0.005625$0.0225
1988年$0.006250$0.006250$0.006250$0.006250$0.025011.1%
1989年$0.006875$0.006875$0.006875$0.006875$0.027510.0%
1990年$0.007500$0.007500$0.007500$0.007500$0.03009.1%
1991年$0.008125$0.008125$0.008125$0.008125$0.03258.3%
1992年$0.00875$0.00875$0.00875$0.00875$0.03507.7%
1993年$0.01000$0.01000$0.01000$0.01000$0.040014.3%
1994年$0.01125$0.01125$0.01125$0.01125$0.045012.5%
1995年$0.01750$0.01750$0.01750$0.01750$0.070055.6%
1996年$0.0200$0.0200$0.0200$0.0200$0.080014.3%
1997年$0.0250$0.0250$0.0250$0.0250$0.100025.0%
1998年$0.0300$0.0300$0.0300$0.0300$0.120020.0%
1999年$0.0325$0.0325$0.0325$0.0325$0.13008.3%
2000年$0.0375$0.0375$0.0375$0.0375$0.150015.4%
2001年$0.0425$0.0425$0.0425$0.0425$0.170013.3%
2002年$0.0475$0.0475$0.0475$0.0475$0.190011.8%
2003年$0.0500$0.0500$0.0500$0.0500$0.20005.3%
2004年$0.0525$0.0525$0.0650$0.0650$0.235017.5%
2005年$0.0750$0.0750$0.0750$0.0750$0.300027.7%
2006年$0.1000$0.1000$0.1000$0.1000$0.400033.3%
2007年$0.1100$0.1100$0.1100$0.3000$0.630057.5%
2008年$0.3200$0.3200$0.3200$0.3500$1.3100107.9%
2009年$0.3500$0.3500$0.3500$0.3600$1.41007.6%
2010年$0.3600$0.3600$0.3600$0.3625$1.44252.3%
2011年$0.3625$0.3625$0.3625$0.3650$1.45250.7%
2012年$0.3650$0.3650$0.3650$0.3675$1.46250.7%
2013年$0.3675$0.3675$0.3675$0.3700$1.47250.7%
2014年$0.3700$0.3700$0.3700$0.3725$1.48250.7%
2015年$0.3725$0.3725$0.3725$0.3750$1.49250.7%
2016年$0.3750$0.3750$0.3750$0.3775$1.50250.7%
2017年$0.3775$0.3775$0.3775$0.380$1.51250.7%
2018年$0.380$0.380$0.380$0.400$1.5401.8%
2019年$0.400$0.400$0.400$0.4025$1.6034.1%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

NUE|ニューコア増配率推移(1988年~1998年)
NUE|ニューコア増配率推移(1999年~2009年)
NUE|ニューコア増配率推移(2010年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Net earnings per share:Diluted
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、イレギュラーな損益の記載があるときは希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 NUCOR CORPORATION DIVIDEND HISTORYNucor Investor Relations
NUE|ニューコア配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算時点の配当性向は58%で増配余力は残っています。

2020年7月24日データ

連続増配年数47年
前回増配(権利落ち日)2019年12月30日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス 

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average shares outstanding:Diluted

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

NUE|ニューコア発行済株式数

自社株買いの期待ができる

2009~2017年度までニューコアの発行済株式数は横ばいで推移していましたが、2018年度以降になって立て続けに減少しています。

したがって、自社株買いで株主還元する方針を取っていることが伺えます。

株価データ分析まとめ

ニューコアは鉄鋼製品メーカーであるため、コモディティ価格によって業績の浮き沈みが起こります。

特にリセッション入りして不況になると、鉄製品をはじめとするコモディティ価格は大きく下がりますから景気敏感株と言えます。

とはいえ、ニューコアは配当貴族指数にも採用されており、47年以上も連続増配を続けている優良株です。

実績PSRとPBR、配当利回りを参考に割安な株価だと判断できるときは、ポートフォリオの5%~7.5%の範囲で購入する価値は十分あると考えています。