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【RPM】RPMインターナショナルの株価が割安なときの見分け方

【RPM】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』のひろめ(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はRPMインターナショナル(RPM)のバリュエーション判断として、割安・割高なPER/PSR/PBR/配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
RPM】割安な株価の目安
  • PER:16.38倍以下
  • PSR:0.88倍以下
  • PBR:2.47倍以下
  • 配当利回り:3.63%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/1/8

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

RPMは素材セクターじゃな。

【RPM】RPMインターナショナルのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted Earnings per Diluted Share

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 (RPM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
RPM|RPMインターナショナル実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/1/8

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。一目見ただけで、現状明らかに割高なのが見て取れます。

実績PER過去11年データ

最大値26.93倍
中央値18.86倍
最小値5.37倍
割安の目安16.38倍
割高の目安20.94倍

※期間:2009/1/2~2020/1/8

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

RPM|RPMインターナショナル調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2019年度はマイナス成長となっているものの、2020年度ガイダンスでは前年比+30%以上になる見込みであるとアナウンスされています。

2020年度ガイダンス

調整後EPS
(対前年比)
3.30ドル~3.42ドル
(+33.6%~+38.5%)
期間2019年6月~2020年5月

※2020年2Q決算発表(2020/1/8)時点

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

RPM|RPMインターナショナル調整後EPS成長率
期間:2010年1Q~2020年2Q

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+10.4%でした。

【RPM】RPMインターナショナルのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net Sales
  • 発行済株式数:Average shares of common stock outstanding – diluted

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 (RPM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
RPM|RPMインターナショナルPSR推移
期間:2009/1/2~2020/1/8

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSR1.2倍付近で複数回反発しているのが確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値1.78倍
中央値1.26倍
最小値0.32倍
割安の目安0.88倍
割高の目安1.41倍

※期間:2009/1/2~2020/1/8

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

RPM|RPMインターナショナル1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2011年以降しっかりと伸び続けています。

1株当たり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

RPM|RPMインターナショナル1株あたり売上高(SPS)成長率
期間:2010年1Q~2020年2Q

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の10年平均を計算したところ、年率換算で+5.7%の成長率でした。

【RPM】RPMインターナショナルのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total RPM International Inc. stockholders’ equity
  • 発行済株式数:Average shares of common stock outstanding – diluted

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 (RPM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
RPM|RPMインターナショナル実績PBR推移
期間:2009/1/2~2020/1/8

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBR4倍付近で複数回の反発が確認できます。リーマンショック底値のときにはPBR1倍で反発しました。

実績PBR過去11年データ

最大値7.40倍
中央値4.15倍
最小値1.06倍
割安の目安2.47倍
割高の目安4.97倍

※期間:2009/1/2~2020/1/8

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

RPM|RPMインターナショナル1株あたり純資産BPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり純資産です。BPSは長期的に横ばいで推移していることが見て取れます。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

RPM|RPMインターナショナル調整後BPS成長率
期間:2010年1Q~2020年2Q

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年3Q~2020年2Q決算の10年平均を計算したところ、年率換算で+1.3%の成長率にでした。EPSやSPSと比べて、成長率は低めとなっています。

【RPM】RPMインターナショナルの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 (RPM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Historic Dividends & SplitsRPM International Inc
RPM|RPMインターナショナル配当利回り推移
期間:1989/1/3~2020/1/8

配当利回り過去11年データ

最大値8.66%
中央値2.50%
最小値1.88%
割安の目安3.63%
割高の目安2.23%

※期間:2009/1/2~2020/1/8

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

RPMインターナショナルの決算期は暦年とズレがあるため、会計年度にあわせて年間配当を記載しています。暦年1~12月の年間配当ではないので、ご注意ください。

年度
(FY)
1Q
(6-8月)
2Q
(9-11月)
3Q
(12-2月)
4Q
(3-5月)
年間配当増配率
1989年度$0.0478$0.0529$0.0529$0.0529$0.2065
1990年度$0.0529$0.0580$0.0580$0.0580$0.22709.9%
1991年度$0.0580$0.0649$0.0661$0.0661$0.255112.4%
1992年度$0.0661$0.0725$0.0725$0.0725$0.283711.2%
1993年度$0.0725$0.0768$0.0768$0.0768$0.30296.8%
1994年度$0.0768$0.0832$0.0832$0.0832$0.32647.7%
1995年度$0.0832$0.0896$0.0896$0.0896$0.35207.8%
1996年度$0.0896$0.0960$0.0960$0.0960$0.37767.3%
1997年度$0.0960$0.1040$0.1040$0.1040$0.40808.1%
1998年度$0.1040$0.1120$0.1120$0.1120$0.44007.8%
1999年度$0.1120$0.1175$0.1175$0.1175$0.46455.6%
2000年度$0.1175$0.1225$0.1225$0.1225$0.48504.4%
2001年度$0.1225$0.125$0.125$0.125$0.49752.6%
2002年度$0.125$0.125$0.125$0.125$0.5000.5%
2003年度$0.125$0.130$0.130$0.130$0.5153.0%
2004年度$0.130$0.140$0.140$0.140$0.5506.8%
2005年度$0.140$0.150$0.150$0.150$0.5907.3%
2006年度$0.150$0.160$0.160$0.160$0.6306.8%
2007年度$0.160$0.175$0.175$0.175$0.6858.7%
2008年度$0.175$0.190$0.190$0.190$0.7458.8%
2009年度$0.190$0.200$0.200$0.200$0.7906.0%
2010年度$0.200$0.205$0.205$0.205$0.8153.2%
2011年度$0.205$0.210$0.210$0.210$0.8352.5%
2012年度$0.210$0.215$0.215$0.215$0.8552.4%
2013年度$0.215$0.225$0.225$0.225$0.8904.1%
2014年度$0.225$0.240$0.240$0.240$0.9456.2%
2015年度$0.240$0.260$0.260$0.260$1.0207.9%
2016年度$0.260$0.275$0.275$0.275$1.0856.4%
2017年度$0.275$0.300$0.300$0.300$1.1758.3%
2018年度$0.300$0.320$0.320$0.320$1.2607.2%
2019年度$0.320$0.350$0.350$0.350$1.3708.7%
2020年度$0.350$0.360$0.360$0.360$1.4304.4%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

RPM|RPMインターナショナル増配率推移(1990年度~2002年度)
RPM|RPMインターナショナル増配率推移(2003年度~2015年度)
RPM|RPMインターナショナル増配率推移(2016年度~2020年度)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「会計年度×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted Earnings per Diluted Share
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Historic Dividends & SplitsRPM International Inc
RPM|RPMインターナショナル配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSで計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算発表時点の配当性向は47%で、まだまだ増配余力は残されています。

2020年1月8日データ

連続増配年数46年
1株配当1.44ドル/年
配当性向47%
前回増配(権利落ち日)2019年10月11日
配当権利落ち月1月/4月/7月/10月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス 

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【RPM】RPMインターナショナルの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Average shares of common stock outstanding – diluted

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

RPM|RPMインターナショナル発行済株式数と自社株買い

上記グラフを見ると、2019年度に大きく発行済株式数が減少しているのが分かります。ただ、これまで長期的に横ばいで推移してきたことから今後も積極的に自社株買いが行われるとは考えにくい状況です。

【RPM】RPMインターナショナルの株価データ分析まとめ

2019年3Q~2020年2Q

調整後希薄化EPS3.09ドル
1株あたり売上高(SPS)43.51ドル

2020年2Q時点

1株あたり純資産(BPS)10.85ドル
年間1株あたり配当金1.44ドル

【RPM】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER16.38倍以下20.94倍以上
PSR0.88倍以下1.41倍以上
PBR2.47倍以下4.97倍以上
配当利回り3.63%以上2.23%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/1/8

2020年2Q決算時のバリュエーションは明らかに割高と判断できます。バリュエーションが高いだけに、何らかの要因で業績成長率が鈍化すると株価が急落することも考えられます。

データ分析の手順は拙著で解説しています

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書籍に込めた想い 【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い