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配当王とは?銘柄リスト&市場平均との25年リターン比較を紹介

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』のひろめ(@hiromethods)です。

配当王の平均リターンは、長期的に市場平均(S&P500指数)を上回ってきたことをご存知でしょうか?

ここでは、配当王の定義、構成銘柄、株価上昇率を紹介していきます。株価上昇率の比較では、配当王(平均)とS&P500指数の過去25年リターンを見ることができます。

配当王の定義

配当王(Dividend Kings)は、50年以上連続で増配を継続している銘柄のことを言います。

配当王の増配基準は、配当チャンピオンと同じです。つまり、配当王の連続増配記録も配当チャンピオンと同様に最大10四半期連続で増配しなくても継続します。

配当王の増配基準
  1. 配当支払い日×暦年(CY)の年間配当が増えているか
  2. 配当支払い日×会計年度(FY)の年間配当が増えているか

配当支払い日を基準にした暦年(CY)もしくは会計年度(FY)の年間配当が増えているかどうかで判断されます。増配基準の優先順位は、「①配当支払い日×暦年(CY)」⇒「②配当支払い日×会計年度(FY)」の順序です。

補足説明

増配基準についての基本的な説明は「連続増配銘柄とは?毎年増配しなくてもOKな理由を解説」をご覧ください。

50年連続増配は、数多くのリセッションを乗り越えて増配し続けなければ達成できない偉大な記録です。まさしくキングの名にふさわしい銘柄たちですね。

配当王の銘柄リスト

ティッカー企業名セクター
AWRアメリカン・ステイツ・ウォーター公益
ABMABMインダストリーズ資本財
CBSHコマース・バンクシェアーズ金融
CINFシンシナティ・ファイナンシャル金融
CLコルゲート・パルモリーブ生活必需品
CWTカリフォルニア・ウォーター・サービス公益
DOVドーバー資本財
EMRエマソン・エレクトリック資本財
FRTフェデラル・リアルティ・インベストメント・トラスト不動産
FULHBフラー素材
GPCジェニュイン・パーツ一般消費財
HRLホーメル・フーズ生活必需品
JNJジョンソン・エンド・ジョンソンヘルスケア
KOコカ・コーラ生活必需品
LANCランカスター・コロニー生活必需品
LOWロウズ一般消費財
MMMスリーエム資本財
MOアルトリアグループ生活必需品
NDSNノードソン資本財
NWNノースウェスト・ナチュラル・ガス公益
PGプロクター・アンド・ギャンブル生活必需品
PHパーカー・ハネフィン資本財
SCLステファン素材
SJWSJW公益
SWKスタンレー・ブラック・アンド・デッカー資本財
TGTターゲット一般消費財
TRトーツィー・ロール・インダストリーズ生活必需品

2019年11月1日時点の配当王は、全27銘柄あります。OTC銘柄のファーマーズ&マーチャンツ・バンコープ(FMBC)は除外しています。

OTC銘柄とは?

Over The Counterの略で、株式市場を介さずに直接売買される非上場銘柄のことです。

配当王のセクター分布

セクター銘柄数割合
素材27.4%
資本財725.9%
一般消費財311.1%
生活必需品725.9%
ヘルスケア13.7%
金融27.4%
公益414.8%
不動産13.7%
合計27100%
配当王セクター分布
配当王のセクター分布

配当王はエネルギー/情報技術/コミュニケーション・サービスセクターの銘柄数がゼロとなっています。最もウェイトが高かったのは、資本財セクターと生活必需品セクターの同率25.9%でした。この2セクターで過半数を占めています。

配当王とS&P500指数の株価上昇率

配当王は、配当貴族指数のように長期的なパフォーマンスが計測されているわけではありません。そこで、市場平均とのリターン差を把握するために配当王27銘柄の平均株価上昇率を求めてS&P500指数と比較することにしました。

配当王の平均リターンは、同一期間の株価上昇率を1銘柄ずつ算出して平均したものになります。配当金(分配金)を含まない純粋な株価だけの比較です。

配当王 vs S&P500指数
MEMO
OTC銘柄のファーマーズ&マーチャンツ・バンコープ(FMBC)は平均リターンから除外しています。

1994年1月3日終値を100%にあわせて、2018年末までの株価上昇率をグラフにしました。S&P500指数の株価データは「^GSPC」を使っています。

上記のとおり、配当王(平均)がS&P500指数のリターンを大きく上回っています。1994年~2018年の25年間で配当王(平均)は約7.8、S&P500指数は約5.4倍という結果になりました。

ただ、ここで注意しておきたいことが2点あります。

注意
  • 生存バイアスがかかっている
  • リバランスが行われていない

配当王(平均)のパフォーマンスには、途中で連続増配記録がストップした銘柄は含まれてません。減配銘柄や増配が途切れた銘柄は全体のパフォーマンスを落とす要因になるため、連続増配記録が途中で途切れた銘柄が含まれてない部分は差し引いて見る必要があります。

また、25年で一度もリバランスを行わないというのも非現実的な話です。そこで、1年に1回リバランスした年次リターンも比較してみることにします。

年次リターン(過去25年)

期間配当王S&P500リターン差
1994年-0.28%-1.33%+1.05%
1995年22.21%34.16%-11.94%
1996年20.80%19.33%+1.47%
1997年37.06%31.67%+5.39%
1998年6.65%26.07%-19.42%
1999年7.38%19.64%-12.25%
2000年9.23%-9.27%+18.50%
2001年11.31%-10.53%+21.84%
2002年-6.10%-23.80%+17.71%
2003年17.21%22.32%-5.11%
2004年12.47%9.33%+3.14%
2005年5.36%3.84%+1.52%
2006年16.05%11.78%+4.27%
2007年0.87%3.65%-2.78%
2008年-16.80%-37.58%+20.78%
2009年16.62%19.67%-3.05%
2010年16.11%11.00%+5.10%
2011年-0.02%-1.12%+1.10%
2012年13.53%11.68%+1.85%
2013年24.22%26.39%-2.17%
2014年9.93%12.39%-2.45%
2015年1.21%-0.69%+1.91%
2016年25.05%11.24%+13.81%
2017年12.58%18.42%-5.83%
2018年-5.72%-7.01%+1.29%
平均10.28%8.05%+2.23%

上記は、1年ごとのリターンを年初(終値)と年末(終値)で比較した結果です。配当金(分配金)を含まない株価上昇率になります。

過去25年の平均年次リターンでも配当王(平均)がS&P500指数をアウトパフォームしていることが分かります。年次リターンの勝率も64%(16勝9敗)で、配当王がS&P500指数に大きく勝ち越しています。

25年平均の年次リターンで+2%以上の差がついていることからも分かるように、配当王(平均)が市場平均を上回るのは必然の結果であると考えることができます。

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