Amazonポイント|初回チャージで最大20%還元!

フィリップモリス(PM)の配当・決算データから割安な株価と買い時を解説

【PM】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、フィリップモリス(PM)の株価が割安なときのPER/PSR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
PM】割安な株価の目安
  • PER:15.47倍以下
  • PSR:4.07倍以下
  • 配当利回り:5.02%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/5/29

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

PMは生活必需品セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

PM|フィリップモリス調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2015年度に底打ちしてからは対前年比で毎年プラス成長を続けています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted Diluted EPS

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Philip Morris International Inc. (PM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

PM|フィリップモリス実績PER推移
期間:2009/1/2~2020/2/7

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが15倍付近のところで反発しやすい傾向にあることが確認できます。

フィリップモリスの株価


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS5.32ドル

※2020年4月21日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値27.43倍
中央値16.54倍
最小値9.54倍
割安の目安15.57倍
割高の目安17.87倍

※期間:2009/1/2~2020/5/29

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

PM|フィリップモリス1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。EPSと違ってSPSは横ばいで推移する年が多くなっています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net Revenues
  • 発行済株式数:Weighted-average shares for diluted EPS

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。Form-8Kに記載された四半期売上高のNet Revenuesが2017年4Q以前と2018年1Q以後で違う意味の数値に変化していました。

具体的には2017年4Q以前のNet Revenuesが2018年1Q以後Revenues including Excise Taxes(税込み売上高)に、2018年1Q以後のNet RevenuesがRevenues including Excise Taxes(税込み売上高)からExcise Taxes on products(製品に対する税金)を差し引いた値となっています。

そこで一貫性を保つために、四半期売上高のNet Revenuesは2018年1Q以後の数値に統一してPSRの計算を行いました。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Philip Morris International Inc. (PM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

PM|フィリップモリス実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/7

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが4倍付近のところで反発しやすい傾向にあることが伺えます。

フィリップモリスの株価


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)19.39ドル

※2020年4月21日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値7.16倍
中央値4.43倍
最小値2.52倍
割安の目安4.07倍
割高の目安4.89倍

※期間:2009/1/2~2020/5/29

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

計算に使ったデータ
  • 株主純資産:Total stockholders’ (deficit) equity
  • 発行済株式数:Weighted-average shares for diluted EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
PM|フィリップモリス1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。フィリップモリスは2012年度からBPSがマイナスで債務超過の状態にあります。個人で例えるなら、全財産より借金の方が多い状態ですね。

とはいえ、フィリップモリスが債務超過になっても株価は下がることなく堅調に推移してきました。つまり、PBRが株価に影響してないことになります。

フィリップモリスの場合、PBRはマイナスで株価のバリュエーション判断にも使えないので上記のBPSのみ取り上げました。

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Philip Morris International Inc. (PM) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividends & Bonds InformationPhilip Morris International
PM|フィリップモリス配当利回り推移
209/1/2~2020/2/7

配当利回りが3.5%付近になると、株価下落もしくは増配によって配当利回りが上昇しやすい傾向にあることが確認できます。

フィリップモリスの年間配当

年間1株あたり配当金4.68ドル

フィリップモリスの株価


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値7.80%
中央値4.51%
最小値3.30%
割安の目安5.02%
割高の目安4.00%

※期間:2009/1/2~2020/5/29

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

フィリップモリスの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
2009年$0.54$0.54$0.54$0.58$2.20
2010年$0.58$0.58$0.58$0.64$2.388.2%
2011年$0.64$0.64$0.64$0.77$2.6913.0%
2012年$0.77$0.77$0.77$0.85$3.1617.5%
2013年$0.85$0.85$0.85$0.94$3.4910.4%
2014年$0.94$0.94$0.94$1.00$3.829.5%
2015年$1.00$1.00$1.00$1.02$4.025.2%
2016年$1.02$1.02$1.02$1.04$4.102.0%
2017年$1.04$1.04$1.04$1.07$4.192.2%
2018年$1.07$1.07$1.14$1.14$4.425.5%
2019年$1.14$1.14$1.14$1.17$4.593.8%

※基準:配当支払日

四半期配当および年間配当は、株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

PM|フィリップモリス増配率推移(2010年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted Diluted EPS
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividends & Bonds InformationPhilip Morris International
PM|フィリップモリス配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は88%で、今後も連続増配は維持できるものと思われます。

2020年5月29日データ

連続増配年数50年(スピンオフ前含む)
前回増配(権利落ち日)2019年9月24日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス 

配当貴族指数×
配当チャンピオン×
配当王×
配当公爵×

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted-average shares for diluted EPS

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

PM|フィリップモリス発行済株式数

自社株買いは期待できない

2014年度までは自社株買いを実施して発行済株式数を減らしていました。2015年度以降は発行済株式数が横ばいで推移しています。

2020年度ガイダンスでも自社株買いしないことがアナウンスされてますので、発行済株式数を減らして株主還元する方針は取っていないと判断できます。

完成まで1年以上かかった著書