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【WMT】ウォルマートの業績、配当金、増配率まとめ【配当貴族】

複利のチカラで億り人のひろめ(@hiromethods)です。このページでは世界最大の売上高を誇るウォルマートについて銘柄分析をしていこうと思います。

ひろめ

ウォルマートは連続増配年数40年を超える配当貴族です。
注意

ウォルマートの決算期はちょっと変わっていて、2月スタートの翌年1月末締めとなっています。例えば、2018年1月期だと2017年2月~2018年1月の期間が該当します。

【WMT】ウォルマートの地域別売上高と売上高推移

アメリカ合衆国の売上はウォルマートU.S.セグメントに計上されています。アメリカ合衆国を除く27か国の売上はウォルマートインターナショナルセグメントに計上されています。サムズ・クラブは、会員制スーパーマーケットでの売上になります。

 

売上高は横ばい~緩やかな上昇傾向です。人口が増えているアメリカでの売上が全体の60%を占めているため、上昇傾向なのもうなずけます。

 

【WMT】ウォルマートの1株利益(EPS)と配当性向、増配率

過去10年のEPS(1株あたりの利益)と配当性向は以下の通りです。

青色の1株利益(EPS)は、2015年以降右肩下がりが続いています。Amazonなどのネット通販にシェアを奪われているためだと言われています。オレンジ色の1株配当は連続増配銘柄ということで、ほんのわずかでも着実に増えています。

 

ここ数年のEPSが減少しているため、配当性向が上昇しています。一方で、まだ増配余力は十分残されています。40年以上増配を続けてきた配当貴族だけに深刻な業績悪化が長期化しない限り減配されることはないと思います。

 

業績が下がり始めた2014年以降の増配率は2%と低くなっています。今後もAmazonをはじめとしたネット小売り業界の激しい競争が続くと見込まれるだけに以前のような増配率はあまり期待できないと感じます。

 

・四半期ごとの配当金

上記の配当金は1年分の合計額でしたので四半期配当の増配履歴も載せておきます。増配発表は毎年2月で、1Q配当から増配が実施されます。

1株配当2.08ドル/年
連続増配年数45年(2018年11時点)
増配発表月毎年2月
配当支払い月1月/4月/6月/9月

 

長期格付けは、S&PがAA(上から3番目)、ムーディーズがAa2(上か34番目)となっています。

格付け会社格付け
S&PAA(上から3番目)
ムーディーズAa2(上から3番目)

 

   

【WMT】ウォルマートの営業利益率推移

過去10年の営業利益率は以下のように推移しています。営業利益率とは、本業の稼ぎに対する利益率のことです。

薄利多売のスーパーだけに営業利益率は低いです。ここ数年は人件費の高騰などで利益率がさらに悪化しています。ウォルマートは低価格で勝負しているだけにインフレの影響を価格に上乗せして値上げするのはなかなか難しいでしょうね。

 

【WMT】ウォルマートのフリーキャッシュフロー

過去10年のフリーキャッシュフローは以下のように推移しています。

年によってバラつきはあるものの、フリーキャッシュフローは毎年しっかり出ています。特に問題ありませんね。

 

   

【WMT】ウォルマートの発行済株式数と自社株買い

過去10年の発行済株式数と自社株買いの割合は以下の通りです。

発行済み株式数は毎年着実に減少しています。ウォルマートは、配当の連続増配だけでなく自社株買いにも積極的なのが伺えます。

 

【WMT】ウォルマートの株価と市場平均S&P500指数を比較してみた結果

・市場平均との比較(10年チャート)

スタート地点を100に合わせて期間10年で比較しました。比較したのはS&P500指数そのものです。配当および分配金は考慮されていません。完全な株価どうしの比較です。

ウォルマート(WMT)S&P500指数
2.10倍(税引前)1.83倍(税引前)

 

トータルリターン(株価+配当金)

ウォルマート(WMT)S&P500指数
2.41倍(税引前)2.08倍(税引前)

 

2008年~2017年までの10年では市場平均S&P500指数のトータルリターンに勝利しています。ただし、5年リターン(2013年~2017年)と15年リターン(2003年~2017年)ではどちらもS&P500のトータルリターンに負けているという結果が出ています。

 

下記ページにS&P500指数と比較した詳しい数字が書いてあるので、よかったら読んでみてください。

 

【WMT】ウォルマートの銘柄分析まとめ

ウォルマート(WMT)は連続増配45年以上の実績を持つ配当貴族です。今もなお、この連続増配記録は継続してます。今後も増配は続いていくものと思われますが、Amazonに苦戦して営業利益率や1株利益(EPS)が減少している点が少し気がかりです。やはりEPSが伸びないと株価は上昇しませんから、当然トータルリターンも下がって市場平均に負けてしまいます。

 

一方で、ウォルマートは長期的に増配を続けてきた配当貴族であり、時代の変化にあわせて業績を伸ばし続けてきた企業です。売上高世界一の強みを生かして復活を遂げる可能性も十分あります。

 

購入する場合は、きれいな右肩上がりで業績が伸びている企業でないため、高値掴みを避ける意味でもPER15倍以下で買うべきだと思います。

 

マクドナルド(MCD)とジョンソンエンドジョンソン(JNJ)は、リーマンショックのときに株価は下がりにくかった実績があります。業績も着実に伸びていて市場平均S&P500にも長期で勝てています。