【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの業績、配当金、増配率推移【配当王】

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの地域別売上高と売上高推移

米国の売上が約半数を占めています。次いでヨーロッパ、アジア太平洋&アフリカ、西半球(米国以外)と続きます。グローバル企業であることは確かですが、世界全体にバランスよく売上が分散しているというわけではなく、メインは米国になっています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンの事業は、一般消費者向け製品、医薬品、医療機器の3部門に分かれています。売上高が一番大きいのが医薬品で、全体の約半数を占めています。医薬品のなかで売り上げトップの製品は「レミケード」という関節リウマチ薬になります。

 

次に売上が多いのが医療機器ですね。全体の35%を占めています。医療機器というと専門的なものばかりで一般の人になじみないものばかりですが、ひとつ有名なものがあります。それはコンタクトレンズのアキビューシリーズです。日本のコンタクトレンズ界でかなりメジャーな商品ですよね。テレビCMなどもやっているので知っている人も多いと思います。使い捨てコンタクトレンズを試すことになったら、大抵どこの眼科でもオススメされる商品ですね。

 

売上高が最も少ない一般消費者向け製品には、OTC医薬品やスキンケア化粧品、マウスウォッシュなどの製品が含まれます。マウスウォッシュのリステリンなんかは私も普段から使っています。個人的に刺激強めのリステリンオリジナルがお気に入りです。

 

非常に安定した売上高です。2015年、2016年は少し停滞したものの、長期的な視点で見ると緩やかな右肩上がりで推移しています。今後も安定した売上高を保ちながら、少しづつ成長することが見込まれます。

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの1株利益(EPS)と配当性向、増配率

2008年~2017年のEPS(1株あたりの利益)と配当性向は、以下のようになっています。

青色の一株利益(EPS)は、2011年と2012年にガクっと下がっています。これはリコール費用や訴訟費用、企業買収などの特別項目が発生したためです。これら特別項目を除外した本業の利益は例年通り安定していました。

 

2017年のEPSが0.47ドルなのはアメリカの税制改革の影響です。過去にさかのぼって米国外の資産に課税されたことで利益のほとんどを税金に持ってかれています。一時的な特殊要因ですので、2018年以降は元の水準に戻ります。

 

オレンジ色の一株配当は毎年確実に増配を続けています。50年以上連続増配している配当王だけあって安定感は抜群です。今後の増配もほぼ確実に続くと言って差し支えないレベルだと思います。

 

配当性向は平均して50%と低く、まだまだ増配余力が残されています。2017年の配当性向がおかしくなっているのは先ほども書いたようにアメリカの税制改革による影響です。特殊要因なので気にする必要はありません。

 

増配率は緩やかな減少が見られます。ただ、配当性向が50%と低く配当王でもあるため今後も安定した増配は間違いないでしょう。控えめに見積もっても毎年5%前後の増配は期待していいのではないかと思います。

 

・四半期ごとの配当金

上記の配当金は1年分の合計額でしたので四半期配当の増配履歴も載せておきます。増配発表は毎年4月で、2Q配当から増配が実施されます。

1株配当3.36ドル/年
連続増配年数55年(2017年時点)
増配発表月毎年4月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

 

長期格付けは、S&PがAAA(上から1番目:最上位)、ムーディーズがAaa(上から1番目:最上位)となっています。ちなみに、S&Pとムーディーズが最上位に格付けているのは、ジョンソン・エンド・ジョンソンとマイクロソフトしかありません。すごいですね~

格付け会社格付け
S&PAAA(上から1番目:最上位)
ムーディーズAaa(上から1番目:最上位)

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの純利益率推移

2008年から2017年の純利益率は以下のように推移しています。

20%前後の高い水準で推移していて非常に優秀です。2017年は上記で書いてきたようにアメリカの税制改革による特殊要因の影響で大幅に下がっています。一時的なものなので気にする必要はありません。

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの営業キャッシュフロー

2008年から2016年の営業キャッシュフローは以下のように推移しています。

本業のもうけを示す営業キャッシュフローも非常に安定しています。リーマンショックがあった2008年~2009年も通常通りのキャッシュフローを稼げています。安定感が素晴らしいですね。

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの発行済株式数と自社株買い

2008年から2017年の発行済株式数と自社株買いの割合は以下の通りです。

自社株買いは、あまり積極的には行われていません。配当王らしく株主還元は連続増配がメインです。自社株買いによるEPSの底上げよりも安定して配当を出してくれればいいというスタンスの投資家に合った銘柄であると言えます。

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価チャート分析

2006年1月~2018年2月までの長期チャートです。

株価110ドルと130ドルに水色の点線を入れました。この2つは分かりやすいサポートラインになってますね。買いが入って反発しやすい株価です。そのため、下がるのを待つならば110ドルか130ドル付近が買いタイミングと言えます。もしそのまま上に行くようであれば、次は150ドルが意識される株価です。

 

もうひとつ注目してほしいのがリーマンショックのときの株価の動きです。暴落時の下落幅は市場平均がマイナス50%に対して、ジョンソン・エンド・ジョンソンは36%しか下がっていません。不景気に強いと言われる理由はこういうところにしっかりと表れています。さらに詳しい解説については以下リンクのジョンソン・エンド・ジョンソンで解説しているので、よかったら見てみて下さい。

詳細  暴落だって意外と平気!リーマンショックで強さを見せた銘柄たち

 

・市場平均との比較(10年チャート)

スタート地点を100に合わせて期間10年で比較しました。比較したのはS&P500指数そのものです。配当および分配金は考慮されていません。完全な株価どうしの比較です。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)がS&P500指数を上回ってますね。上記の比較は配当を考慮していませんが、ジョンソン・エンド・ジョンソンは毎年増配されるのに対し、S&P500の分配金利回りは低いです。したがって、配当を考慮してもジョンソン・エンド・ジョンソンが勝っていることになります。

 

【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンの銘柄分析まとめ

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、連続増配55年の実績を持つ配当王です。今もなお、この連続増配記録は継続しています。非常に安定したヘルスケアセクターの事業基盤を持っているため、不景気になっても景気後退局面で業績が下がりにくい特徴があります。

 

株価の値動きもマイルドで毎年の増配がほぼ約束されている銘柄でもあるため、投資初心者の人でも買いやすい米国株です。景気がよくて株価が好調なときこそ、こうした安定感バツグンの銘柄を持っておくのは有効な手段だと思います。

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