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資産1000万円のサラリーマンがセミリタイア(FIRE)を実現する2つの具体的方法

セミリタイア実現する方法
読者さん

読者さん

このまま一生サラリーマンして老けてくのヤダなぁ。

こんな風に思うことってありますよね。私もこのように思うなか、2016年にこのブログを立ち上げました。

セミリタイアに憧れがあるけど、実際どうやったら実現できるか分からないという人は非常に多いです。

正しい方向性が分からないままセミリタイアを目指すと、貴重な時間と労力の無駄使いが発生して途中で挫折する可能性が高くなってしまいます。

そこで今回は「米国株投資」と「副業」を組み合わせることで資産1000万円でもセミリタイアできる現実的な方法を解説します。

これからお伝えする内容は、技術評論社から著書を出版できた私が5年以上前から実践してきたものです。

まずはセミリタイアを目的とした米国株の選び方について見ていきましょう。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

個人投資家/ブログで無料公開した米国株の著書が累計1万部突破/日本で初めて連続増配株の定義を明確に説明した本の著者プロフィール詳細運営ポリシー

米国株の選び方

米国株から得られる収入は次の2種類あります。

米国株の収入
  • 配当収入 ⇒ 安定
  • 値上がり益 ⇒ 不安定

配当金と売却益をあわせたトータルリターンのうち、どちらから多くの収入を受け取りたいかによって投資先が変わってきます。

配当重視なら連続増配銘柄(個別株)の分散投資、売却益重視ならインデックス投資(ETF/投資信託)が王道ですね。

ちなみに、セミリタイアして労働収入が減るのであれば、配当金でリターンを受け取った方が税率を低くできます。

Check 外国税額控除を考慮した年収ごとの米国株配当税率シミュレーション

Check 米国株で配当金生活したときの税金と社会保険料:配当年収ごとの試算結果を公開

配当収入

資産1000万円でセミリタイアするなら、配当重視の運用をすることになります。というのも、配当金の方が売却益より長期的な安定収入が見込めるからです。

さらに、配当重視の運用は安定以外のメリットもあります。詳しくは下記のページにまとめてあるので、こちらをご覧ください。

Check 個別株とETFどっちがいい?S&P500インデックスを避けて割安高配当株に投資する理由

個別株投資をするときの注意点

個別株の連続増配銘柄に投資するとき、大切になるのが次の運用ルールです。

【重要ポイント】

  • 集中投資を避ける
  • セクター分散する
  • 定期的にリバランスする
  • 連続増配ストップで必ず売却する

上記についての説明は下記のリンク先で解説しています。こちらのページを参考にして、あなたにあった運用ルールを考えてみるといいですね。

Check 【ポートフォリオの作り方】正しい運用ルールが安定したリターンをもたらす

値上がり益

インデックス投資は収入の大半を値上がり益から受け取ることになります。また、バークシャー・ハサウェイのような配当を出さない個別株だと収入の100%が値上がり益になります。

値上がり益メインの投資先から定期収入を得ようとする場合、下記ページのような株の売り方をします。

ただし、長期的に株価が低迷すれば投資元本以下のまま株を売ることになるので不確実性の高い方法と言えます。

Check バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)の疑似配当金生活シミュレート結果がすごかった

配当きぞくん

配当きぞくん

次はセミリタイアのカギを握る副業についてなのじゃ。

副業の選び方

技術評論社から出ている著書の第5章コラムで私は次のように書いています。

価値は時代とともに変化し続けるものです。高学歴であることや大企業の正社員であることは以前よりも確実に価値が下がりました。

これまでとは違って正社員だから安心とか、立派な肩書きがあるから安心という時代ではなくなります。

これからは自分に何ができるのか、世の中にどう価値提供できるのかの本質部分が問われます。だからこそ、主体的に好きなことを学び続けて世の中に価値提供できる存在であり続けることが、お金の不安から解放される本質的な解決策になります。

-バリュー投資家のための「米国株」データ分析

上記引用部分の前後は、こちらの記事に公開されていて無料で読むことができます。

Check お金の不安を手放すには?貯金額より無形資産に目を向けよう

安定したセミリタイア生活を実現するのに最も重要な役割を果たすのが社会に価値提供できるスキルの存在です。

では、具体的にどういったスキルを身に付けたらいいのかを見ていきましょう。

5年後を見据えて動く重要性

副業選びの最重要ポイントは、5年後10年後に重宝されるスキルを身に付けられるものかどうかです。

いま稼げるかどうかを基準に副業を選んでしまうと、結果的にコスパが悪くなってしまいます。

よくやりがちな失敗として、将来のことを考えずに副業を始めてしまうパターンがあります。例えば、最近YouTubeが流行っているから動画投稿を始めてみようといった具合ですね。

未来を見据えた動き

この図のように現時点で需要があるものを追うのではなく、将来を見据えて5年後10年後に需要が高まる副業を始めることが超重要です。

なぜならどんな副業であれ、それなりの実力がつくまで数年単位の時間がかかるからです。

仮に数年かけてスキルを身に付けることができたとしても、そのときすでに供給過多になっていたら稼げません。

反対に、現時点であまり注目されてない副業でも将来的に需要増が見込めるスキルが身に付くものであれば、5年後10年後に重宝される人材になれます。

複数スキルで価値提供

単一スキルで価値提供しようとするのは非現実的です。なぜなら、そのことについてあなたより詳しい人が山ほどいるからです。

でも複数スキルを組み合わせて価値提供できれば、単一スキルで多くの人に劣っていても全く同じスキルを持つ人が激減するので希少性が生まれます。

希少価値っていう言葉は聞いたことありますよね。求められる需要に対して供給できる人が少なければ少ないほど、あなたの価値が上がるわけです。

3つ以上のスキルがあると希少性が高くなる

なぜか副業を始める多く人は何か1つに固執する傾向があります。それゆえ3つ以上の異なるスキルを習得すると、かなり希少な存在になれます。

こんなこと書くと「1つでも大変なのに3つも別のことするのはキツすぎる」と思った読者さんもいるかもしれません。

でも安心してください。全部いっぺんにやらなくて大丈夫です。そのうえ60%くらいスキルが身に付いたなと思ったら次に進んでOKです。

スキルアップにかかるコスト

60%くらいで次のスキルに移行するのには理由があります。0%→60%習得するのにかかる時間と労力は、80%→100%にするのと比べて圧倒的に少なくて済むからです。

ゲームでLv.1からLv.10まで上がるのは一瞬なのに、Lv.90からLv.100に上げるのはめちゃくちゃ時間がかかるのと同じですね。

注意

ここで注意しておきたいのは、本を読んだりネットで調べたりするインプットの時間を必要最小限に留めることです。スキルを身に付けるには実践のなかでアウトプットすることが唯一の手段になります。

個人で価値を生み出しやすいスキル

セミリタイアするなら個人で価値提供できるスキルでないと意味ありませんよね。やはり個人で価値を生み出しやすいのはWebで活かせるスキルです。

Web系スキルをかなり大きなくくりで分類すると次のようになります。

もちろんすべてマスターする必要はなくて、これら一部の実用的かつ初歩的な部分に絞って学習するのが先ほどの60%を目指すことにつながります。

Web系スキル
  • プログラミングスキル
  • Webマーケティングスキル
  • Webライティングスキル
  • Webデザインスキル
  • イラスト図解スキル
  • 動画編集スキル

すでにあなたが持ち合わせている知識やスキルと上記Web系スキルを組み合わせて何か新しい価値を生み出せないか考えてみるとよいです。

既存スキルは、これまでの人生であなたが最も多くの時間を費やしてきたこと、人よりこだわってきたことを考れば、どんな人にも必ずあるはずです。

「これとこれを組み合わせたら面白いのでは?」というものが見つかったら、あとはそのアイデアを実現するのに必要なWeb系スキルを学ぶだけです。

組み合わせる数を2つに絞るより、3つ、4つと増やして考えた方が答えを見つけやすくなるかもしれません。

具体例として、私のスキルを大きく3つあげるとしたら次のようになります。スキルのあとに実際やってきたことを対応させて書いてます。

  • 資産運用スキル→米国株投資
  • ライティングスキル→著書の出版
  • Webマーケティングスキル→ブログ運営

Web系スキルが個人で価値を出しやすい理由はスケールのしやすさにあります。1人に届けても100万人に届けても、コンテンツ制作にかかるコストは同じです。

もしインターネット以外にコストをかけずスケールできる手段があれば、必ずしもWeb系スキルを使う必要はないと考えています。

ただインターネットを使わずに個人がスケールする方法はほぼ無いと思うので、Web系スキルと既存スキルを組み合わせて価値を生み出すことが現実的に再現性の高い方法と言えます。

ブログは副業のハブ的存在

ブログは副業のハブ的存在

どんな副業を始めるにせよブログは必須ツールです。というのも、名刺代わりとしての一面があるからです。

ここでのブログはレンタルサーバーを借りて独自ドメインで運用することを指しています。

ドメイン所有権が運営会社にある無料ブログだと、所有権が自分のものにならないのであなたの資産になりません。

そのうえ無料ブログは利用規約違反になると、ブログごと削除されるおそれがあるのでリスクが高すぎます。

独自ドメインを取得してWordPressブログを運営すること自体がスキルを身に付ける最高の学習機会になります。

ネットで調べたら方法はいくらでも出てくるので、必ず所有権が自分のものになるブログを立ち上げましょう。

ココがGood!
  • 所有権が自分になる
  • 低コストだから低リスク
  • 多様なスキル習得に役立つ
  • お問い合わせに仕事の依頼が来ることも
ココがBad!
  • 成果が出るまで時間がかかる
  • 検索順位の影響を受けやすい
  • 広告だけだと稼げない人の割合が高い

ブログ運営で最低限必要になる経費は、ドメイン代+レンタルサーバー代(年間1万5000円程度)です。

世界広しといえど、これだけ低コストで始められる事業はブログくらいしかありません。

スキル習得の過程を発信

もし今ゼロから私が最短でセミリタイアを目指すなら、ブログはスキル習得の過程を発信します。

ブログはスキル習得の過程とそこで作った成果物をアウトプットする場にすることで、結果的に個性が生まれ、ほかとの差別化になるからです。

そのうえ、この人にはこんなスキルがあると認知してもらいやすくなるメリットもあります。

ですので結果的に広告収入が入ることはあっても、目先の広告費を稼ぐことに一切エネルギーを使いません。なぜなら、そっちの方が長期的にコスパがよくなるためです。

そもそも実力がなければ副業で収入を得ることはできませんよね。スキルアップを最優先にすることが結果的にセミリタイアの最短経路になるのです。

SNSで発信力をつける

SNSで発信力をつけると収益化できるようになります。ユーチューバーやインスタグラマーなんかは、まさしくその代表例です。

ただここで注意しておきたいのは、SNSで発信する目的は広告収入を得るためではないという点です。

副産物として広告収入が入ることは全く問題ないのですが、SNSからの収益がないと生活が困るといった依存状態になることは絶対に避けなければなりません。

というのも、SNSアカウントの所有権は運営会社のもので利用規約違反によるアカウント削除のリスクが常にあるからです。

アカウント削除になれば、当然これまで積み上げてきたフォロワー数はゼロになって収入もなくなります。

SNSは自分のことを知ってもらう場として、ほどほどに活用するのが健全な付き合い方になるわけです。

ココがGood!
  • 無料で簡単に始められる
  • フォロワー数が積み上がる
ココがBad!
  • アカウントの所有権は運営会社のもの
  • 規約違反でアカウント削除のリスクがある

SNSはどれを使うべき?

投稿できるネタがあるSNSは、すべて活用するのが望ましいです。というのも、各SNSで利用するユーザーが全く異なることも珍しくないからです。

それに同じコンテンツをプラットフォームにあわせて見やすくするだけで複数SNSの投稿が完成するので効率もよくなります。

SNSの種類

  • YouTube:動画
  • Instagram:写真/画像
  • Twitter:短文
  • note:文章
  • Facebook:実名
  • TikTok:短尺動画
  • LINE公式アカウント:メッセージ

noteとブログは、いっけん同じように見えるかもしれません。でも、使い分けが可能です。

noteにはフロー情報、ブログにはストック情報を書くようにするのです。

フロー情報とは、流れる情報という意味で少しの時間が経つと価値がなくなる情報のことをいいます。例えば、ニュースや時事ネタなどがフロー情報の典型ですね。

一方、ストック情報は蓄積する情報のことで、数年経っても価値が失われない普遍的な情報をいいます。

ブログを資産化するにはストック情報を積み上げることが必須です。そのため、フロー情報はnoteなどのSNSに投稿する習慣をつけておくことが非常に重要です。

もともとSNSは投稿直後に見られることが多いのでフロー情報に適しています。SNSで興味を持ってもらった人にはブログを見てもらうようにするという流れが本来の正しい使い方になります。

それともう1点補足しておくと、ブログに投稿したストック情報をSNSに転用するのはOKです。SNSに投稿したフロー情報をブログに投稿しないことが大切です。

  • ブログ:ストック情報
  • SNS:フロー情報&ストック情報

効率的な手持ち資金の振り分け方

ここまでセミリタイアを実現するための「米国株投資」と「副業」について解説してきました。

では、これら2つにお金を使いたいとき、どちらの優先度が高くなるでしょうか?

「副業」が先、「米国株投資」が後になります。

優先順位
  1.  副業:多くの時間と労力+少しのお金
  2.  米国株投資 :多くのお金+少しの時間と労力

上記のように、これら2つは成果に直結する必要資源の割合が正反対になる特徴があります。

副業のスキルアップで必須なのは、時間と労力をかけることです。いくら高い教材を買っても自分が学ばなければ身に付きません。

一方、米国株投資で重要なのが投資資金の量です。どんなに高い運用リターンでも、投資元本が少なければ運用益は少なくなります。

ですので、まずは副業のスキルアップに最低限必要な書籍や動画教材、学習環境の整備にお金を使って、余ったお金を米国株にまわすというのが効率のいいお金の使い方になります。

なお、スキルアップに使う教材は高いものを買う必要は一切ないので、どんなに高く見積もっても1か月1万円以下に収まるはずです。ネットや図書館を使えば、1円もかけずに無料で学べることも少なくありません。

また、学習環境というのはパソコンやデスク周りのことを指しています。やはり効率よく学ぶことはとても重要なので、作業効率アップにつながる環境を整えることはコスパのいい投資になります。

私も過去に動作の遅いHDDパソコンからSSDパソコンに買い替えたときや、ノートPCから画面の大きいデスクトップに買い替えたときは格段に作業効率が上がりました。

デスク環境もスタンディングデスクを購入して23.8型デスクトップPCを置いたので、革命的に作業効率が上がりました。

私が実際に購入したASUSデスクトップPCとスタンディングデスクのレビュー記事もあります。

このように大金をかけなくても学習環境を整えることは可能なので、まずは副業の効率アップにお金を投資して、それから余ったお金を米国株に投資するのがオススメです。