サラリーマンを辞めたいと思っているものの、経済的な理由で仕方なく働き続けている人は多いと思います。私自身もサラリーマンとしての働き方が合わず、どうすれば給料に頼らず生きていけるか毎日のように考えてきました。
サラリーマンからの脱却を考えると、どうしてもお金の問題にフォーカスしがちです。しかし実は、それ以上に大切なことをご存じでしょうか?
そこで今回は、「本当の意味で人生を安定させる本質」をテーマに私自身が考えに考え抜いてたどり着いた結論をご紹介します。
この記事は、技術評論社から出ている著書の中身をブログ用に見やすく編集したものです。
出版社のご厚意で本の無料公開が実現しました。ぜひ最後までお読み下さい。
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多様な生き方が選べる時代になっている
65%:この数字は今日生まれた子どもたちが将来働くとき、現在まだ存在しない職業に就く割合のことです。世界的に有名なダボス会議の議題にもなりました。
ダボス会議は世界各国の首脳と世界的大企業の経営者が集まる世界経済フォーラムです。アメリカ大統領や日本の首相が過去に何度も出席してきた世界会議になります。
小学生のなりたい職業ランキングで上位にランクインする ダボス会議というのは世界各国の首脳と世界的大企業の経営者が集まる世界経済フォーラムのことです。アメリカ大統領や日本の首相が過去に何度も出席してきた会議でもあります。
小学生のなりたい職業ランキングで上位にランクインするYouTuberは、ひと昔前まで存在しなかった職業です。
あのヒカキンが初めて動画投稿したのが2007年のことで、それ以前はYouTubeで生計を立てる人はいませんでした。今やヒカキンの年収は10億円以上と言われています。
子どもたちは口を揃えて大人になりたくないと言います。大人たちがつらい顔で働く姿を見ているからです。
ところがヒカキンのようなトップYouTuberは違います。いつも楽しく動画を撮ってサラリーマンでは到底稼げないような大金を稼ぎます。子どもたちはこの事実を知っているからこそYouTuberに憧れます。
高度経済成長(1980年代)の日本では、いい大学に入って、いい会社に就職するのが人生の正解とされてきました。ある意味とても分かりやすいモデルがあったわけですね。
しかし現在はこのような常識が通用しなくなりました。時代の変化に適応できない日本の大企業が次々と業績悪化に迫られて、事業縮小や人員削減を行うようになっています。
第4次産業革命というイノベーション
私たちは第4次産業革命という複数の革命が同時並行で発生する時代に生きています。
【産業革命の歴史】
- 第1次産業革命:蒸気機関車(石炭)
- 第2次産業革命:機械化(石油・電気)
- 第3次産業革命:情報技術(インターネット)
- 第4次産業革命:人口知能(AI)、IOT、ブロックチェーンなど
第4次産業革命は、第1次~第3次産業革命のような説明ができません。ある特定の領域に限った革命ではなく、あらゆる分野で革命が起きるからです。
人類は未だかつて経験したことのない変化に直面しています。言うなれば、第1次~第3次産業革命が同時に押し寄せているようなイメージです。かなりヤバいですよね。
当然のごとく変化のスピードはこれまで以上に速くなります。日本の伝統的な組織は意思決定に時間がかるので、速い変化に対応するのが苦手です。一方、フットワーク軽く動ける個人にとって、ハイスピードな変化はチャンスが広がることを意味します。
もう既にこれまで社会不適合者とされてきた人たちが新たな価値を生み出し、ガンガンお金を稼いでいます。YouTuberなんかはその典型ですね。今後ますます価値観の多様化、需要の細分化が進みます。
将来的には働かなくても生きていける時代になる
第4次産業革命によって人が行う仕事量は確実に激減します。人が行うよりAIやロボットに任せた方が低コストかつ効率的だからです。もはや終身雇用を前提とした新卒採用がなくなるのも時間の問題でしょう。
将来的にベーシックインカムが導入されれば、働くか働かないかを自由に選べる時代が到来します。嫌々働く人がなくなって、好きで働く人しかいない世界です。
配当きぞくん
考えるだけでワクワクするのう。
いくら貯めてもお金の不安が消えない理由
投資で億単位の資産を築いても、将来が不安で嫌いな仕事を辞めれない人がいます。一方で、資産が数千万円しかなくても迷わず仕事を辞めようとする人もいます。
貯金が少なくても不安にならない人は、個人で世の中に価値提供できる実力があれば仕事はいくらでも生み出せることを知っています。なんたって、今日生まれた子どもたちの65%が現在まだ存在しない職業に就く時代に私たちは生きているのです。
価値は時代とともに変化し続けるものです。高学歴であることや大企業の正社員であることは以前よりも確実に価値が下がりました。これまでとは違って正社員だから安心とか、立派な肩書きがあるから安心という時代ではなくなります。
これからは自分に何ができるのか、世の中にどう価値提供できるかの本質部分が問われます。だからこそ、主体的に好きなことを学び続けて世の中に価値提供できる存在であり続けることがお金の不安から解放される本質的な解決策になります。
お金を持っている人に価値があるのではない。価値を生み出せる人に価値がある。
複利のチカラで億り人 – ひろめ
本を出版して気づいたこと
2016年4月にブログ『複利のチカラで億り人』を始めたときは、まさか自分が本を出版することになるなんて夢にも思っていませんでした。いま振り返ると、自らの意志で主体的な人生を選んできた結果、様々な偶然が重なったのだと気づけます。
主体的に生きることの価値が、これまで以上に高くなったことを実感しました。ワクワクできる生き方を目指すことで長期的な成長に繋がり、様々なメリットがもたらされる時代です。
人生100年時代が到来すると言われる昨今、年金の支給開始年齢が徐々に引き上げられ、サラリーマンの終身雇用や定期昇給も当たり前ではなくなりました。これからは年功序列と対極の成果主義が主流になります。
もともとブログを始めようと思ったのもサラリーマンだけやっているようでは、いずれジリ貧になるという危機感を感じていたからです。どのみち市場価値の高い人材になれないと、資本主義社会の負のループから抜け出せないと考えていました。
ブログを始めた当初は500文字書くのも大変でした。やっとの思いで書けたとしても、そこに並んでいるのは意味不明な文章ばかりです。とはいえ、サラリーマンを定年まで続ける気はさらさらなかったので、ブログこそ本業のつもりで粘り強く取り組みました。
人と比べることなく、自分の目標に近づけているかを意識して続けているうちに、いつしか少しずつ多くの人に読んでもらえる記事が書けるようになっていました。無理のない範囲でマイペースに取り組めたのがよかったのだと思います。
ブログを始めたことで、金融資産を増やす以上に大切なものがあることに気づきました。それは無形資産の存在です。
- 有形資産:お金/株式/債券/不動産/ゴールド
- 無形資産:健康/知識/スキル/信用/時間/人脈/経験/フォロワー
無形資産は他者が奪い取ることはできません。文字通り物質的なモノではないからですね。
有形資産は予期せぬ災害や窃盗などで失う可能性が多少なりともあります。仮に数億円規模の有形資産を手に入れることができたとしても、それだけでは本当の意味で安心できる状態とは言い切れないでしょう。
万が一、有形資産のほとんどを失ってしまったとき最後に残るのが無形資産です。極論、有形資産をすべて失ったとしても価値ある無形資産を身につけていれば、またやり直すことができます。
そしてもうひとつ、無形資産のいいところは税金がかからないところです。累進課税だと最大50%近くの税金がかかる有形資産に対し、無形資産は短期間で多くの価値を手に入れても全部自分のもとに残ります。
だからこそ、本当の意味で安定した人生を送るには有形資産への投資だけでなく無形資産への投資も必要だと考えるようになりました。有形資産と無形資産の同時運用ですね。
無形資産への投資でコスパがいいのは、なんといっても読書です。読書量が多ければ多いほど年収が高くなる傾向にあることが科学的なデータとしても出ています。
そもそも、本の価値というのは明らかに定価より高いものばかりです。「本の価格<本の価値」の図式が成り立つのは、実際に本書を書いた経験からも身に染みて分かります。つまり、本を買って読むことは、無形資産のバリュー投資になるわけですね。
配当きぞくん
忙しいときはオーディオブックで、ながら読書じゃ。
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もはや人生の正解はひとつではなくなりました。これからは自分に合った生き方を選ぶことでしあわせになれる時代です。多様な生き方が当たり前のように実現できる時代になると思うとワクワクしますね。どんな新しい職業が生まれるか楽しみです。
ひろめ
あなたの人生がこれから最高なものとなるよう応援しています(^_^)/
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資産運用の知識