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”億り人”www9945先生が解説する高配当株投資のリスクを下げる方法とは?

ひろめ

複利のチカラで億り人のひろめ(@hiromethods)です。

私は仕事を辞めてアーリーリタイアするために米国株を中心とした高配当ポートフォリオを保有しています。

なんと今回は特別に、有名個人投資家で“億り人”のwww9945さん(@sp500500)から高配当株投資のリスクを減らす大切な考え方を聞くことができました。

www9945さんは年間配当収入1000万円超えのスゴ腕個人投資家さんです。資産が2億3000万円に到達したのを機に会社を辞めて、2014年9月から配当金生活をされています。投資雑誌『ダイヤモンドZAi』や『日経マネー』などにもよく出てますね。投資界の有名人です。

それではwww9945さんよろしくお願いします(^_^)/

ひろめ

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はーい!

高配当株投資のリスクを下げる3つの方法

まず高配当株投資に共通する考え方について教えてください。高配当株に投資するうえで大切なことは何でしょうか?

ひろめ

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基本となるポイントは3つあります。
米国株のポイント
  1. 業績が安定したセクター・銘柄を選ぶ
  2. 配当利回りが高くなっても現金を切らさない
  3. 月足や週足でじわじわ下げているものはキャピタルよりインカムを増やす方向で考える

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まずひとつ目は、業績が安定したセクター・銘柄を選ぶことですね。基本ですが、景気敏感株の高配当は怪しいと思うこと。市況次第で減配します。

資源、金融、不動産、化学、ハイテクITが代表ですね。米国株なら日本株ほどひどくはないですけど、配当に関しては色眼鏡で見ています。

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2つ目は現金を切らさないことです。配当利回りが高いからといって現金を全部使うと、次の給与かボーナスを待つまで買えなくなります。

1回に受け取る配当金はそんなに多くないと思いますし、下方向の株価についていくので現金を切らさない方がいいです。私は配当利回りが基準に達していても一度に全部買うのではなく、2回以上に分けて数ヶ月おきに買うようにしています。

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3つ目はチャートですね。週足や月足でじわじわ下げる銘柄は嫌いです。

株価なんか上がって儲けもの。横ばいでも大丈夫と大きな目で見た方がいいです。パフォーマンスは配当利回り分が精いっぱいという気持ちで、キャピタルは違う場所や銘柄で稼ごうと割り切った方が精神的に安定します。

米国高配当株(連続増配銘柄)に投資する際の考え方

米国高配当株を中心にポートフォリオを組んでる個人投資家に向けてアドバイスするとしたら、どんなことを伝えますか?

ひろめ

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寡占化している多国籍企業を狙いましょう。オイルメジャー、たばこなどが代表ですね。減配は経営者が辞職する案件ですからリスク低めです。
ちなみに、www9945さんが米国高配当株を売買するうえでチェックするポイントや考え方、気を付けている点などありましたら教えてください。

ひろめ

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ROA(総資産利益率)と売上高営業利益率、フリーキャッシュフローは必ず見ます。あとセクターですね。

2019年1月時点で保有しているのは、ウエイト順にタバコ、飲料(アルコール含む)、食品、日用品、資源、通信です。2019年1月時点では兵器が下げ基調なのでサブセクターにいいなと思ってます。

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ROAは10%以上、売上高営業利益率は15%以上、フリーキャッシュフローはプラスが米国株では最低基準ですね。

もっともセクターで異なり、小売りなどはこれら基準より低くなります。

なるほどですね。米国株について要点をまとめると、こんな感じでしょうか?

ひろめ

米国高配当株まとめ
  1. 寡占化している多国籍企業を狙う
  2. ROA(総資産利益率)が10%以上
  3. 売上高営業利益率が15%以上
  4. フリーキャッシュフローがプラス
  5. 業績が景気に左右されにくいセクターを選ぶ

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はい、そんな感じですね。人間も動物であるし、貧富の差が激しくなることと新興国に中間層が増えることは、やるせない日常への不満を紛らわす人間が増えることを意味します。

ですので、利回りは3%台と高くはないですが習慣性の高い銘柄は特に好きです。チョコレート会社のハーシー(HSY)やコカ・コーラ(KO)を組み入れたのもそのせいです。連続増配銘柄ではないですがアルコールのディアジオ(DEO)も買いました。

2016年にお会いしたときも「習慣性の高い銘柄を選ぶといいよ」と教えてくださいましたよね。よく覚えてます(^_^)

ひろめ

日本の高配当株に投資する際の注意点

続いて日本の高配当株に投資する際に気を付けるべきポイントを教えてください。

ひろめ

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ポイントは次の4つです。
日本株のポイント
  1. 減配は即売り
  2. 小型株は避ける
  3. 株主還元方針が明確かどうか
  4. レンジ内の値下がりを考慮して買う

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日本株の配当狙いは、好況かつ政府の推進もあったから増配されてきた面があります。しかし、いよいよ2019年に入って景気の転換期を迎えつつあり、この先どうなるか注目しているところです。
業績悪化に伴う減配リスクが現実味を帯びてきた感じですね。

ひろめ

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はい、基本減配なら即売りです。会社のホームページで保有銘柄の株主還元方針をもう一度確認した方がいいでしょう。

具体的な例だと、ドコモとKDDIが配当を維持できるかどうかに注目してます。端末と通信料金がセット売りではなく2019年9月からシムロック解除、政府の肝入りで料金4割下げる圧力に屈して減配するか維持するかというところですね。ドコモは配当性向50%くらいですが「業績悪化だから連動して減配するよね」となれば売り、維持すればホールドします。

続いて2つ目の小型株を避けるべき理由について教えてください。

ひろめ

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FTグループ(2763)のような小型株に投資して増配を当てることが出来ればいいのですが、なかなか難しいです。

私はJT(2914)、キャノン(7751)、東京海上HD(8766)を保有していて、これらは大型高配当株です。最近では中型株の伊藤忠エネシス(8133)にも注目していて、配当利回り4%以上で狙っています。エネルギー商社首位で業績安定してるのでいいですよ。

小型株をピンポイントで狙いにいって失敗すると、株価も大きく下がるでしょうからリスク高いですよね。安定を求める高配当株投資とは真逆な感じを受けます。そのうえ再現性も低いとなれば避けた方が無難ですね。

ひろめ

続いて3つ目の株主還元方針についてはどうでしょうか?

ひろめ

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株主還元方針が明確な企業を例に出すなら、三井住友銀行や三菱商事ですね。これら企業は累進配当政策を掲げています。

累進配当政策とは、原則として「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」とする配当政策ですね。マーケットの低評価に我慢できない日本の景気敏感株が変わる兆しと思ってます。

高配当株を買う前に、業績が悪化しても減配しない方針を打ち出してるかどうかチェックすることが大切なんですね。

ひろめ

最後に4つ目の買い方についてはどうでしょうか?

ひろめ

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これはあくまでも私の場合ですが、日本の高配当株を買うときはあまり無理せずレンジ内の値下がりを考慮に入れて資金を等間隔で買い増してます。

キャノン(7751)を例に説明しましょう。長期チャートを見ると上が4000円超え、下が3000円割れでレンジ相場になってます。

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こういうときは買えなくても構わない気持ちで、3000円から150円刻みで配当利回り6%まで買い下がります。目安があるので楽ですね。購入株数は同じにします。
100株ずつ買うとするなら
  • 株価3000円(配当利回り5.3%)で100株=30万円購入
  • 株価2850円(配当利回り5.6%)で100株=28万5000円購入
  • 株価2700円(配当利回り5.9%)で100株=27万円購入

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金額を合わせたいところですが、日本株は100株単位でしか買えないので仕方ないと思ってます。
www9945さんは、こういう風に買われてるんですね。参考になります。

ひろめ

同じ高配当でも日本株と米国株とでは大きな違いがある

日本の高配当株と米国の高配当株(連続増配銘柄)では、株主還元に差があるとよく言われます。やはり投資スタンスを変えて望むべきでしょうか?

ひろめ

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日本の高配当株は一言でいうと「時価総額が小粒な景気敏感株が多い」印象ですね。

多国籍企業で食品、薬品、日用品などの景気に左右されづらい企業があまりにも少ない印象です。それゆえ日本の高配当株は、値動き鈍めでなかなか上がらず、日経平均に劣後することが多いです。

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一方、米国株にはフィリップモリス(PM)やジョンソンエンドジョンソン(JNJ)、コカ・コーラ(KO)、ファイザー(PFE)といった多国籍企業でディフェンシブな銘柄が高配当になっています。ファイザー(PFE)なんかは長期チャートが押し目基調で緩やかな上昇ですね。

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ゆえに、米国株は地合いの悪い時やセクターごと大きく下げたときに重く買いを入れた後、押し目で少しずつ買い増しています。
地合いが悪いときやセクターごと下げたときというのは、感覚的に判断されてるんでしょうか?

ひろめ

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例えば、2018年10月のアマゾンショックではアマゾンの決算を機にユニリーバ(UL)やペプシコ(PEP)などの日用品&食品セクターが全体的に下がりました。2018年11月にはアメリカFDAがメンソールタバコの販売禁止を検討しているとの報道でタバコ株がセクターごと大きく下げました。

その上で配当利回りやPER基準で買い判断する感じですね。2019年1月の水準だとPERは15倍位になります。やはり20倍代前半は買いづらいです。配当利回り5%ならば手取りで3.6%くらいなので低迷した相場でも我慢できると考えています。これは逆張りのときの考え方ですね。

このアルトリアグループ(MO)のチャートのように、きれいな上昇トレンドが続いてから大きく崩れることもあって、買い上がるにはなかなか勇気がいると思ったりもします。押し目で少しずつ買い上がるメリットは何なのでしょうか?

ひろめ

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アルトリアグループ(MO)は押し目買いで順張りしていったのですが、アメリカFDAがメンソールタバコの販売を規制するとの報道で元の株価に戻りました。おかげで大きく含み損です。

青の50日移動平均線と赤の200日移動平均線を株価が上から下にぶち抜いて下げ止まらない時は明らかに売りなのですが、配当利回り5.8~6%超えではさすがに買いだろうと思い、特に何もしていません。

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押し目で買い上がるときは購入金額を減らしてピラミッティングしています。ただ米国株は日本株のように細かくできないので上がるにつれて最初はワンショット70~80万円位で、徐々に30~40万円位になりました。

ピラミッティングのメリットは合計の買い単価が等間隔で買う時と比べて低くなることです。

米国株を買うときもピラミッディングは健在なんですね。ピラミッディングで買い上がっていくときのワンショットは全資産の0.1〜0.2%くらいを意識されてる感じでしょうか?

ひろめ

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日本株は信用も使っているので金額が大きいのですが、米国株はその位ですね。日本株を売ったお金で米国株を買うことも多いです。

日本株に置いておくとそれを担保につい信用をかましてしまうこともあるので、その邪悪な考えを抑えたい意味もあります。外国株は信用の担保にならないので「高配当でインカム狙った方がいいのではないか?」というホワイトな心で買ってます。笑

正直なところ、日本株は株主が軽視されがちで減配リスクが高いと感じます。そもそも日本株で配当狙いの投資をすることについては、どうように考えるべきでしょうか?

ひろめ

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株主還元(増配や自社株買い)は米国では当たり前に行われて株価も維持されます。社長もそれによって高い報酬を得ているわけですが、日本はそれほどでもなく、ストックオプションには課税されて経営のためのインセンティブが低いです。しかも減配で経営陣が辞職に追い込まれるわけでもありません。ゆえに配当の優先順位は低いです。

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ただ、日本株は税制面で有利なのと情報量が違うので私は選考している面があります。株ではないですが、カナディアンインフラファンド(9284)なども買って受取配当を上げています。

米国株の調整は期間短めで大きく下がる傾向があります。それに対して、日本株はその逆の場合が多いです。高配当で耐え凌ぐならどちらが良いかというのは個々の都合によるでしょうね。

なるほどですね。とても参考になりました。丁寧に教えていただき、ありがとうございました(^_^)

ひろめ

【www9945さんプロフィール】

2019年1月時点で資産3億円超えの専業個人投資家。億り人。2014年9月に勤めていた会社を退職し配当金生活にシフト。チャートや企業分析など、あらゆる角度から銘柄選定を行い、信用取引を駆使して投資を行う。

1996年から本格的に投資を始め、2004年4月から楽天ブログにて「www9945の公開プロフィール」を開始。現在までに約300万のアクセスを誇る。

現在はマネー誌を中心に執筆活動も行う。ハンドルネームの9945は、お弁当の「ほっともっと」を展開する(株)プレナスの株式コードに由来。著書に『月10万円確実に稼ぐ! 一生使える株の強化書』(宝島社)などがある。