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トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション(TMP)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【TMP】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション(TMP)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
TMP】割安な株価の目安
  • PER:12.93倍以下
  • PSR:0.53倍以下
  • PBR:1.51倍以下
  • 配当利回り:3.46%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/5/1

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

TMPは金融セクターじゃな。

業績データ

1株あたり利益(EPS)

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2018年度にEPSが大きく伸びているのは、税制改革による法人税税率の引き下げがプラス要素になっています。

2017年度の実効税率が約35%だったのに対し、2018年度の実効税率は約21%まで下がっています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 希薄化EPS:Diluted Earnings Per Share

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、一過性の損益が出たときは希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Tompkins Financial Corporation (TMP) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PER推移の長期推移

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション実績PER推移
2009/1/2~2020/5/1

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが11倍付近のところで反発しやすい傾向にあることが確認できます。

株価チャート


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS4.54ドル

※ 2020年5月1日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
0

PER推移グラフデータ

最大値25.33倍
中央値14.55倍
最小値10.71倍
割安の目安12.93倍
割高の目安16.80倍

※期間:2009/1/2~2020/5/1

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2013年度以降はSPSが毎年減り続けています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net Interest Income After Provision for Credit Loss Expense+Total Noninterest Income
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding (diluted)

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Tompkins Financial Corporation (TMP) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション実績PSR推移
2009/1/2~2020/5/1

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。2017年以降はPSRが1.2倍付近のところがサポートになって反発してきた様子が確認できます。

株価チャート


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)54.83ドル

※2020年5月1日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
0

PSR推移グラフデータ

最大値1.77倍
中央値0.75倍
最小値0.36倍
割安の目安0.53倍
割高の目安1.35倍

※期間:2009/1/2~2020/5/1

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。10年以上も連続でBPSが毎年プラス成長を続けているのが分かります。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • BPS:Common equity book value per share

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Tompkins Financial Corporation (TMP) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション実績PBR推移
2009/1/2~2020/5/1

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。ほとんどの期間で1.2倍~2.5倍の範囲をPBRが動いています。

株価チャート


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)45.69ドル

※2020年5月1日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
0

PBR推移グラフデータ

最大値2.58倍
中央値1.64倍
最小値1.21倍
割安の目安1.51倍
割高の目安1.98倍

※期間:2009/1/2~2020/5/1

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:Amount

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Tompkins Financial Corporation (TMP) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Splits & DividendsTompkins Financial Corporation
TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション配当利回り推移
1997/1/2~2020/5/1

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。1997年以降、ほとんどの期間で配当利回り2%~4%の範囲を動いているのが分かります。

年間配当

年間1株あたり配当金2.08ドル

株価チャート


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
0%

配当利回り推移グラフデータ

最大値4.27%
中央値3.16%
最小値1.88%
割安の目安3.46%
割高の目安2.50%

※期間:2009/1/2~2020/5/1

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーションの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1997年$0.1366$0.1366$0.1457$0.1457$0.565
1998年$0.1457$0.1503$0.1571$0.1708$0.62410.5%
1999年$0.1708$0.1708$0.1776$0.1844$0.70412.8%
2000年$0.1844$0.1844$0.1844$0.1844$0.7384.9%
2001年$0.1844$0.1844$0.1912$0.1912$0.7511.9%
2002年$0.1912$0.1912$0.2049$0.2049$0.7925.5%
2003年$0.2049$0.2049$0.2254$0.2254$0.8618.6%
2004年$0.2254$0.2254$0.2254$0.2254$0.9024.8%
2005年$0.2479$0.2479$0.2479$0.2479$0.99210.0%
2006年$0.2479$0.2727$0.2727$0.2727$1.0667.5%
2007年$0.2727$0.2727$0.2909$0.2909$1.1275.7%
2008年$0.2909$0.2909$0.3091$0.3091$1.2006.5%
2009年$0.3091$0.3091$0.3091$0.3091$1.2363.0%
2010年$0.3091$0.340$0.340$0.340$1.3297.5%
2011年$0.340$0.340$0.360$0.360$1.405.3%
2012年$0.360$0.360$0.360$0.380$1.464.3%
2013年$0.380$0.380$0.380$0.400$1.545.5%
2014年$0.400$0.400$0.400$0.420$1.625.2%
2015年$0.420$0.420$0.420$0.440$1.704.9%
2016年$0.440$0.440$0.440$0.450$1.774.1%
2017年$0.450$0.450$0.450$0.470$1.822.8%
2018年$0.480$0.480$0.480$0.500$1.946.6%
2019年$0.500$0.500$0.500$0.500$2.003.1%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション増配率推移(1998年~2008年)
TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション増配率推移(2009年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。

トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーションの場合、暦年の年間配当は配当権利落ち日と支払日どちらを基準にしても一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 希薄化EPS:Diluted Earnings Per Share
  • 四半期配当:Amount

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、一過性の損益が出たときは希薄化EPSから差し引いて調整後希薄化EPSにしています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Splits & DividendsTompkins Financial Corporation
TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年1Q決算時点の配当性向は46%で増配余力は残されています。

2020年5月1日時点データ

連続増配年数34年
1株配当2.08ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年10月28日
配当権利落ち月2月/5月/7月/10月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

増配ステータス

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Weighted average shares outstanding (diluted)

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

TMP|トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーション発行済株式数

自社株買いは期待薄

2012年度に発行済株式数が30%近く急増したのは、VIST Financial Corporationの買収が原因です。

買収による例外を除いて、トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーションの発行済株式数は長期的に横ばいで推移しています。

少しずつ増えたり減ったりを繰り返していることから、自社株買いで株主還元する方針ではないことが伺えます。

株価データ分析まとめ

PERとPBR、配当利回りは一定の範囲を動いていた期間がほとんどだったのに対し、PSRだけ異なる動きをしていました。

2013年度からSPSが毎年減少し続けているのに株価は下がらなかったことから、PSRはバリュエーション判断で最も重要度の低い指標というのが分かります。

よって、トンプキンス・ファイナンシャル・コーポレーションの場合はPER、PBR、配当利回り重視で株価が割安かどうか判断することが重要と考えています。