【2017年12月】雇用統計の振り返り【最終回】

 

2017年12月8日(金)に11月の非農業者部門雇用者数(雇用統計)が発表されています。

前回 【2017年11月】雇用統計の振り返り

【2017年11月】非農業部門雇用者数

予想

+20万0000人

結果

+22万8000人

前月10月の非農業部門雇用者数は、+26.1万人から+24.4万人に下方修正されています。

 

その他重要指標

2017年11月予想結果
失業率4.1%4.1%
平均時給(前年比)+2.7%+2.5%
平均時給(前月比)+0.3%+0.2%

前月10月の平均時給(前月比)が、±0.0%から-0.1%に修正されています。

 

FFレート織り込み度

この発表を受けて「12月13日公表予定のFFレート織り込み度(12月8日時点)」は以下のようになりました。

・金利据え置き(1.00-1.25%):0.0%

・0.25%引き上げ(1.25%-1.50%):90.2%

・0.50%引き上げ(1.50%-1.75%):9.8%

今回の雇用統計を受けて、12月のFOMCで利上げされる確率は100%となりました。1ヶ月前と同じく、予定通り年内3回目の利上げが実施されることは間違いありません。

 

ドル円の動き

雇用統計発表後のドル円(5分足)のチャートです。

平均時給が市場予想を下回ったことを受けて、1ドル=113.100円まで円高に振れましたが、その後ゆっくりと113.500円まで戻りました。最終的に、1ドル=113.466円で取引を終えています。

 

【2017年12月】雇用統計まとめ

非農業者部門雇用者数は市場予想を上回ったものの、前年比および前月比の平均時給がどちらも市場予想を下回りました。とは言っても、そこまで大きく悪い数字ではなく、可もなく不可もなくといった感じです。

 

12月13日のFOMCでアメリカの政策金利(FFレート)が1.50%に上がります。バランスシートの縮小も少しづつですが行われています。

 

長期米国債と短期米国債の金利差が縮小して起こるイールドカーブのフラット化は、10年ぶりにリーマンショック直前の水準にまで到達しました。イールドカーブのフラット化は景気後退の前に起こりやすいと言われています。

 

しかし米国株式市場はグングン上がり続けており、経済指標を含めて非常に底堅く推移しています。少し気になるのはボラティリティが上がってきたことくらいです。減税法案が通過してからもこの流れが続くのか注目して見ていきたいと思います。