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【MCY】マーキュリー・ジェネラルの株価が割安なときの見分け方|配当・決算データまとめ

【MCY】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

『複利のチカラで億り人』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

同じ株価指標でも銘柄ごとに割安・割高な数値の目安は異なります。今回はマーキュリー・ジェネラル(MCY)のバリュエーション判断として、割安および割高なPERとPSR、PBR、配当利回りを紹介します。過去11年分のデータをもとに分析した結果です。

先に結論
MCY】割安な株価の目安
  • PER:18.68倍以下
  • PSR:0.78倍以下
  • PBR:1.25倍以下
  • 配当利回り:5.78%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

MCYは金融セクターじゃな。

【MCY】マーキュリー・ジェネラルのPER推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Operating income (loss) per diluted share

PERの計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

EPSの用語解説

1株あたり利益|EPSの種類 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

データ引用元(英語サイト)

参考 Mercury General Corporation (MCY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
MCY|マーキュリー・ジェネラル実績PER推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。20倍付近のところでPERが反発しやすい傾向にあることが確認できます。

実績PER過去11年データ

最大値38.41倍
中央値22.65倍
最小値10.70倍
割安の目安18.68倍
割高の目安27.96倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PERの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとの調整後希薄化EPSデータ

MCY|マーキュリー・ジェネラル調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。GAAP EPSから投資実現損益を除いた1株あたり営業利益が調整後希薄化EPSになります。

調整後希薄化EPS成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の調整後希薄化EPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

EPS成長率=(A-B) ÷ B

MCY|マーキュリー・ジェネラル調整後EPS成長率

上記は四半期ごとの調整後希薄化EPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+4.6%の伸び率でした。

【MCY】マーキュリー・ジェネラルのPSR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Total revenues
  • 発行済株式数:Diluted average shares outstanding

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Mercury General Corporation (MCY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
MCY|マーキュリー・ジェネラル実績PSR推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。PSRが0.7倍付近のところで反発してきた回数が多くなっているのを確認できます。

実績PSR過去11年データ

最大値1.10倍
中央値0.86倍
最小値0.52倍
割安の目安0.78倍
割高の目安0.94倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのSPSデータ

MCY|マーキュリー・ジェネラル1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2009~2018年度までほぼ横ばいだったのが、2019年度になって一段上に伸びているのが分かります。

1株あたり売上高(SPS)成長率

条件
  • A=直近1年(4四半期)の合計SPS
  • B=前回決算から直近1年(4四半期)の合計SPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

SPS成長率=(A-B) ÷ B

MCY|マーキュリー・ジェネラル1株あたり売上高(SPS)成長率

上記は四半期ごとのSPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+2.6%の伸び率でした。

【MCY】マーキュリー・ジェネラルのPBR推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 1株あたり純資産(BPS):Book value per share

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Mercury General Corporation (MCY) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ
MCY|マーキュリー・ジェネラル実績PBR推移
2009/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PBRが1.5倍付近のところで反発しやすい傾向が見受けられます。

実績PBR過去11年データ

最大値2.09倍
中央値1.42倍
最小値0.83倍
割安の目安1.25倍
割高の目安1.64倍

※期間:2009/1/2~2020/2/14

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

会計年度ごとのBPSデータ

MCY|マーキュリー・ジェネラル1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。マーキュリー・ジェネラルは保険会社であるため、大規模災害などで大きな保険料支払いが発生するとBPSも下がる傾向にあります。

1株あたり純資産(BPS)成長率

条件
  • A=直近四半期のBPS
  • B=前回四半期のBPS

計算式に文字をそのまま入れると長くなるので、上記のように置き換えました。

計算式

BPS成長率=(A-B) ÷ B

MCY|マーキュリー・ジェネラルBPS成長率

上記は四半期ごとのBPS成長率を線グラフにしたものです。2010年1Q~2019年4Q決算の直近10年平均を計算したところ、年率換算で+0.2%の伸び率でした。

【MCY】マーキュリー・ジェネラルの配当利回り推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:quarterly dividend

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Mercury General Corporation (MCY) Stock Historical PricesYahoo! Finance
MCY|マーキュリー・ジェネラル配当利回り推移
1990/1/2~2020/2/14

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2014年以降は配当利回り4%付近が底になって反発する傾向が確認できます。

マーキュリー・ジェネラルのような連続増配銘柄の場合、配当利回りの上昇は株価下落あるいは増配のどちらかによって起こります。

配当利回り過去11年データ

最大値10.23%
中央値5.24%
最小値3.87%
割安の目安5.78%
割高の目安4.64%

※期間:2009/1/2~2020/2/14

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

四半期配当

マーキュリー・ジェネラルの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1990年$0.0375$0.0375$0.0375$0.0375$0.15
1991年$0.050$0.050$0.050$0.050$0.2033.3%
1992年$0.0625$0.0625$0.0625$0.0625$0.2525.0%
1993年$0.0750$0.0750$0.0750$0.0750$0.3020.0%
1994年$0.0875$0.0875$0.0875$0.0875$0.3516.7%
1995年$0.100$0.100$0.100$0.100$0.4014.3%
1996年$0.120$0.120$0.120$0.120$0.4820.0%
1997年$0.145$0.145$0.145$0.145$0.5820.8%
1998年$0.175$0.175$0.175$0.175$0.7020.7%
1999年$0.210$0.210$0.210$0.210$0.8420.0%
2000年$0.240$0.240$0.240$0.240$0.9614.3%
2001年$0.265$0.265$0.265$0.265$1.0610.4%
2002年$0.300$0.300$0.300$0.300$1.2013.2%
2003年$0.330$0.330$0.330$0.330$1.3210.0%
2004年$0.370$0.370$0.370$0.370$1.4812.1%
2005年$0.430$0.430$0.430$0.430$1.7216.2%
2006年$0.480$0.480$0.480$0.480$1.9211.6%
2007年$0.520$0.520$0.520$0.520$2.088.3%
2008年$0.580$0.580$0.580$0.580$2.3211.5%
2009年$0.580$0.580$0.580$0.590$2.330.4%
2010年$0.590$0.590$0.590$0.600$2.371.7%
2011年$0.600$0.600$0.600$0.610$2.411.7%
2012年$0.610$0.610$0.610$0.6125$2.44251.3%
2013年$0.6125$0.6125$0.6125$0.615$2.45250.4%
2014年$0.615$0.615$0.615$0.6175$2.46250.4%
2015年$0.6175$0.6175$0.6175$0.6200$2.47250.4%
2016年$0.620$0.620$0.620$0.6225$2.48250.4%
2017年$0.6225$0.6225$0.6225$0.625$2.49250.4%
2018年$0.625$0.625$0.625$0.6275$2.50250.4%
2019年$0.6275$0.6275$0.6275$0.630$2.51250.4%

※基準:配当権利落ち日&支払日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

MCY|マーキュリー・ジェネラル増配率推移(1991年~2001年)
MCY|マーキュリー・ジェネラル増配率推移(2002年~2013年)
MCY|マーキュリー・ジェネラル増配率推移(2014年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日 or 配当支払日」を基準にした年間配当の増配率になります。マーキュリー・ジェネラルの場合、配当権利落ち日と配当支払い日どちらを基準にしても年間配当は一緒です。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Operating income (loss) per diluted share
  • 四半期配当:quarterly dividend

配当性向の計算に使用した1株あたり利益(EPS)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を合計したものです。

一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから投資実現損益を除いた調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)を使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Mercury General Corporation(MCY)Dividend historySeeking Alpha
MCY|マーキュリー・ジェネラル配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2019年4Q決算時点の配当性向は97%で増配余力が残されていないことが確認できます。

増配余力が残されていないこともあり、2013年以降は毎年0.4%しか増配されない状況が続いています。

2020年2月14日時点データ

連続増配年数33年
1株配当2.52ドル/年
前回増配(権利落ち日)2019年12月11日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月3月/6月/9月/12月

増配ステータス 

配当貴族指数×
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

【MCY】マーキュリー・ジェネラルの発行済株式数と自社株買い

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Diluted average shares outstanding

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

MCY|マーキュリー・ジェネラル発行済株式数

発行済株式数は長期的に横ばいで推移しています。このことから自社株買いで株主還元する方針ではないことが伺えます。

【MCY】マーキュリー・ジェネラルの株価データ分析まとめ

2019年1Q~2019年4Q

調整後希薄化EPS2.60ドル
1株あたり売上高(SPS)71.76ドル

2019年4Q決算時点

1株あたり純資産(BPS)32.51ドル
年間1株あたり配当金2.52ドル

最新の株価を上記数値で割ることで、現在の実績PER、PSR、PBR、配当利回りが計算できます。

【MCY】割安・割高な株価の目安

指標割安割高
PER18.68倍以下27.96倍以上
PSR0.78倍以下0.94倍以上
PBR1.25倍以下1.64倍以上
配当利回り5.78%以上4.64%以下

※分析期間:2009/1/2~2020/2/14

マーキュリー・ジェネラルは保険会社であるため、多額の保険料支払いが発生したときの利益は大きく下がることになります。

そのため、保険事業の調整後希薄化EPS(1株あたり営業利益)をもとに計算したPERはバリュエーション判断に使わないのが賢明です。

2020年2月14日時点の実績PSRは割安、PBRと配当利回りは割安でも割高でもない水準となっています。

株価のバリュエーションは割高ではないものの、明確に割安とはいえない水準であるため、バリュー投資するにはまだ早い段階と言えます。

データ分析の手順を解説

中身が読めるリンク一覧

書籍に込めた想い【筆者が語る】『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』に込めた想い