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レゲット・アンド・プラット(LEG)の配当・決算データから割安な株価と買い時を分析

【LEG】株価データ分析
https://hiromethod.com/wp-content/uploads/a668644cad4033316753495c386d5a86-1.jpgひろめ

複利ふくりのチカラでおくびと』の“ひろめ”(@hiromethods)です。

技術評論社から出ている書著『バリュー投資家のための「米国株」データ分析』で、株価が割安かどうかの判断基準は企業ごとに異なることを書きました。

そこで今回は、レゲット・アンド・プラット(LEG)の株価が割安なときのPER/PSR/PBR/配当利回りを具体的に解説します。

先に結論
LEG】割安な株価の目安
  • PER:17.96倍以下
  • PSR:1.01倍以下
  • PBR:2.44倍以下
  • 配当利回り:4.79%以上

※分析期間:2009/1/2~2020/8/7

https://hiromethod.com/wp-content/uploads/2019/11/ee6e4a978673629da98f39cb83b67429-1.jpg配当きぞくん

LEGは一般消費財セクターじゃな。

この記事を書いた人
ひろめ

複利のチカラで億り人

ひろめ

プロフィール

著書:バリュー投資家のための「米国株」データ分析/「本当の意味で読者のためになる情報を届ける」をモットーに、2016年4月から本ブログを書いています。⇒ 運営者情報プロフィール

業績データ

1株あたり利益(EPS)

LEG|レゲット・アンド・プラット調整後希薄化EPS

上記は会計年度(1Q~4Q)の調整後希薄化EPSです。2015年度以降のEPSは、横ばいで推移しています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted EPS ($)

PERの計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

GAAP EPSと調整後EPSの違いについては、以下のリンク先で解説しています。

リンク 米国株に出てくるEPSの種類|GAAPとnon-GAAP/BasicとDilutedの違いを解説

次に出てくる「PERの長期推移」も上記と同じEPSデータを使って求めています。

データ引用元(英語サイト)

参考 Leggett & Platt, Incorporated (LEG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PERの長期推移

LEG|レゲット・アンド・プラット実績PER推移
2009/1/2~2020/8/7

上記は1日ごとの実績PERをグラフ化したものです。PERが15倍付近のところで反発しやすい傾向が確認できます。

株価チャート


直近1年のEPS

調整後希薄化EPS2.01ドル

※ 2020年8月3日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のEPSを入力すると、最新の実績PERが出てきます。

PER計算フォーム

÷
=0

PER推移グラフデータ

最大値38.53倍
中央値19.68倍
最小値8.74倍
割安の目安17.96倍
割高の目安21.29倍

※期間:2009/1/2~2020/8/7

割安・割高の判断基準は四分位数しぶんいすうを使っています。⇒ 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり売上高(SPS)

LEG|レゲット・アンド・プラット1株あたり売上高(SPS)

上記は会計年度(1Q~4Q)の1株あたり売上高です。2017年度以降は対前年比で毎年プラス成長となっています。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期売上高:Net sales
  • 発行済株式数:Shares outstanding Diluted (average for period)

下記グラフのPSRは、直近1年の実績PSRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近1年の1株あたり売上高(SPS)

=直近4四半期の合計売上高 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PSR

=1日の終値 ÷ 直近1年の1株あたり売上高(SPS)

データ引用元(英語サイト)

参考 Leggett & Platt, Incorporated (LEG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PSRの長期推移

LEG|レゲット・アンド・プラット実績PSR推移
2009/1/2~2020/8/7

上記は1日ごとの実績PSR(株価売上高倍率)をグラフ化したものです。リーマンショック以降の長期的な上昇トレンドが2017年に終了して、ダウントレンドに切り替わっています。

株価チャート


直近1年のSPS

1株あたり売上高(SPS)31.50ドル

※2020年8月3日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近1年のSPSを入力すると、最新の実績PSRが出てきます。

PSR計算フォーム

÷
=0

PSR推移グラフデータ

最大値2.01倍
中央値1.23倍
最小値0.41倍
割安の目安1.01倍
割高の目安1.58倍

※期間:2009/1/2~2020/8/7

PSRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

1株あたり純資産(BPS)

LEG|レゲット・アンド・プラット1株あたり純資産(BPS)

上記は会計年度末(4Q)の1株あたり純資産です。2014年度に1億800万ドルの非現金減損費用を計上したことでBPSが大きく減少しました。

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 株主純資産:Total Leggett & Platt, Inc. equity
  • 発行済株式数:Shares outstanding Diluted (average for period)

株主純資産のTotal Leggett & Platt, Inc. equityはForm-8Kに記載がないため、1Q~3QはForm-10Q、4QはForm-10Kのデータを使っています。

下記グラフのPBRは、直近四半期の実績PBRになります。具体的な計算手順は次のように求めています。

直近四半期のBPS

=直近四半期の株主純資産 ÷ 直近四半期の希薄化後平均発行済株式数

グラフの実績PBR

=1日の終値 ÷ 直近四半期のBPS

データ引用元(英語サイト)

参考 Leggett & Platt, Incorporated (LEG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

PBRの長期推移

LEG|レゲット・アンド・プラット実績PBR推移
2009/1/2~2020/8/7

上記は1日ごとの実績PBR(株価純資産倍率)をグラフ化したものです。PSRと同じく、2017年に上昇トレンドが終了してダウントレンドに切り替わっている様子が見て取れます。

株価チャート


直近四半期のBPS

1株あたり純資産(BPS)8.95ドル

※2020年8月3日発表データ

計算フォームに上記の株価と直近四半期のBPSを入力すると、最新の実績PBRが出てきます。

PBR計算フォーム

÷
=0

PBR推移グラフデータ

最大値7.14倍
中央値3.67倍
最小値1.00倍
割安の目安2.44倍
割高の目安5.50倍

※期間:2009/1/2~2020/8/7

PBRの判断基準
  • 第一四分位数:割安の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割高の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当データ

配当利回りの長期推移

計算に使ったデータ
  • 株価:1日の終値(Close)
  • 四半期配当:1Q~4Q(Cents per Share)

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。株価と1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って求めた配当利回り推移となります。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当利回り

=1株配当(DPS) ÷ 1日の終値

データ引用元(英語サイト)

参考 Leggett & Platt, Incorporated (LEG) Stock Historical PricesYahoo! Finance 参考 Dividends | Leggett & PlattLeggett & Platt
LEG|レゲット・アンド・プラット配当利回り推移
1991/1/2~2020/8/7

上記は1日ごとの配当利回りをグラフ化したものです。2009年3月のリーマンショック底値では配当利回り9.79%を記録しています。

年間配当

年間1株あたり配当金1.60ドル

株価チャート


計算フォームに上記の年間1株あたり配当金と株価を入力すると、最新の配当利回りが出てきます。

配当利回り計算フォーム

÷
=0%

最新の配当利回りは下記のページでも確認できます。米国株式市場の取引時間帯もデータ更新されるランキングです。

リンク 【米国株】25年以上連続増配銘柄の配当利回りランキング

配当利回り推移グラフデータ

最大値9.79%
中央値3.84%
最小値2.43%
割安の目安4.79%
割高の目安3.05%

※期間:2009/1/2~2020/8/7

配当利回りの判断基準
  • 第一四分位数:割高の目安
  • 第二四分位数:中央値
  • 第三四分位数:割安の目安

用語解説 四分位数を使ったバリュエーション判断

配当履歴

レゲット・アンド・プラットの会計年度は暦年と一緒です。そのため、暦年と会計年度の年間配当は全く同じになります。

暦年
(CY)
1Q
(1-3月)
2Q
(4-6月)
3Q
(7-9月)
4Q
(10-12月)
年間配当増配率
1990年$0.02625$0.02625$0.02625$0.02625$0.105
1991年$0.02625$0.02625$0.0275$0.0275$0.10752.4%
1992年$0.0275$0.0275$0.030$0.030$0.1157.0%
1993年$0.0325$0.0325$0.035$0.035$0.13517.4%
1994年$0.0375$0.0375$0.040$0.040$0.15514.8%
1995年$0.045$0.045$0.050$0.050$0.19022.6%
1996年$0.055$0.055$0.060$0.060$0.23021.1%
1997年$0.065$0.065$0.070$0.070$0.27017.4%
1998年$0.075$0.080$0.080$0.080$0.31516.7%
1999年$0.09$0.09$0.09$0.09$0.3614.3%
2000年$0.10$0.10$0.11$0.11$0.4216.7%
2001年$0.12$0.12$0.12$0.12$0.4814.3%
2002年$0.12$0.12$0.13$0.13$0.504.2%
2003年$0.13$0.13$0.14$0.14$0.548.0%
2004年$0.14$0.14$0.15$0.15$0.587.4%
2005年$0.15$0.16$0.16$0.16$0.638.6%
2006年$0.16$0.17$0.17$0.17$0.676.3%
2007年$0.17$0.18$0.18$0.25$0.7816.4%
2008年$0.25$0.25$0.25$0.25$1.0028.2%
2009年$0.25$0.25$0.26$0.26$1.022.0%
2010年$0.26$0.26$0.27$0.27$1.063.9%
2011年$0.27$0.27$0.28$0.28$1.103.8%
2012年$0.28$0.28$0.29$0.29$1.143.6%
2013年$0.29$0.29$0.30$0.30$1.183.5%
2014年$0.30$0.30$0.31$0.31$1.223.4%
2015年$0.31$0.31$0.32$0.32$1.263.3%
2016年$0.32$0.34$0.34$0.34$1.346.3%
2017年$0.34$0.36$0.36$0.36$1.426.0%
2018年$0.36$0.38$0.38$0.38$1.505.6%
2019年$0.38$0.40$0.40$0.40$1.585.3%

※基準:配当権利落ち日

四半期配当および年間配当は株式分割を調整しています。現在の1株あたりに換算した配当金額になります。

増配率推移

LEG|レゲット・アンド・プラット増配率推移(1991年~2001年)
LEG|レゲット・アンド・プラット増配率推移(2002年~2014年)
LEG|レゲット・アンド・プラット増配率推移(2015年~2019年)

上記は先ほどの四半期配当表にあった増配率をグラフ化したものです。「暦年×配当権利落ち日」を基準にした年間配当の増配率になります。

配当性向

計算に使ったデータ
  • 調整後希薄化EPS:Adjusted EPS ($)
  • 四半期配当:1Q~4Q(Cents per Share)

配当性向の計算に使用したEPS(1株あたり利益)は、直近4四半期の調整後希薄化EPS(non-GAAP)を合計したものです。一貫性のある比較を行うために、GAAP EPSから一過性の損益を除いた調整後希薄化EPSを使っています。

増配が行われたときは、配当権利落ち日を基準に1株配当(DPS)を切り替えています。EPSと1株配当どちらも株式分割を調整した数値を使って配当性向を求めています。

1株配当(DPS)

=直近四半期の1株配当×4

グラフの配当性向

=1株配当(DPS) ÷ 直近4四半期の調整後希薄化EPS

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ 参考 Dividends | Leggett & PlattLeggett & Platt
LEG|レゲット・アンド・プラット配当性向推移

上記は直近1年の調整後希薄化EPSを使って計算した配当性向推移となります。2020年2Q決算時点の配当性向は80%で増配余力は減少傾向にあります。

ただし、2020年8月3日の四半期決算でCEOが「配当貴族としての地位をお約束します。」と発言しているため、当分は減配リスクが低いと思います。

連続増配年数

連続増配年数48年
前回増配(権利落ち日)2019年6月13日
配当権利落ち月3月/6月/9月/12月
配当支払い月1月/4月/7月/10月

増配ステータス

配当貴族指数
配当チャンピオン
配当王×
配当公爵×

発行済株式数

グラフの使用データ
  • 発行済株式数:Shares outstanding Diluted (average for period)

データ引用元(英語サイト)

参考 EDGAR Search ResultsSEC公式ホームページ

赤の棒グラフが発行済株式数になります。各年の発行済株式数は、第4四半期平均の希薄化後発行済株式数を記載しています。

青の線グラフが対前年比の割合を示しています。パーセントの数字がマイナスだと自社株買いが優勢、プラスだと新規発行数が優勢の年だったことになります。

LEG|レゲット・アンド・プラット発行済株式数

自社株買いの期待ができる

レゲット・アンド・プラットの発行済株式数は緩やかな減少傾向にあります。

2012年度と2019年度以外は発行済株式数を減らしているため、自社株買いで株主還元する方針であることが伺えます。

株価データ分析まとめ

PERの長期推移は大半の期間で15倍~25倍の範囲に収まっているのに対して、PSRとPBRは上昇トレンドからダウントレンド、配当利回りは独自の動きをしています。

よって株価はPERを軸に動いていると考えることができるため、バリュエーション判断で最も重視すべき指標はPERになります。

ただし、ひとつの指標だけで判断するのは危険なので、複数の指標で割安になっているかどうかを見ることが大切だと考えています。