【IBM】2017年第3四半期(3Q)決算発表で株価急上昇!

主力銘柄のIBMがアメリカ現地時間の2017年10月17日(火)引け後に第3四半期(3Q)決算発表を行いました。

【前回の決算はこちら】

主力銘柄のIBMがアメリカ時間2017年7月18日(火)引け後に第2四半期(2Q)決算発表を行いました。【前回の決算はこちら】 ...

安定感バツグンの連続減収記録は、無事更新できたのでしょうか?

決算概要

【IBM】

2017年3Q

市場予想決算
EPS

3.28ドル

3.30ドル
売上高186億ドル

192億ドル

ガイダンス

年間EPS見通し=13.80ドル

(2017年1Qから変わらず)

※EPS(1株利益)はすべて非GAAPベースでの数値です。

GAAP(米国会計基準)とは

アメリカの正式な会計基準に基づいたEPS(一株あたりの利益)のことです。逆に、非GAAPは正式な会計基準に沿ってないものですが、少しでもいい印象を与えようと報告義務のない非GAAPも同時に発表する企業もあります。

・売上高成長率は、前年同期比-0.37%となり、22四半期(5年6ヶ月)連続減収となりました。

・非GAAPベースでの1株利益(EPS)は前年同期比±0%、GAAPベースでは前年同期比−2.0%の2.92ドルでした。

・ガイダンスでは2017年の年間EPSの見通しに変更はありませんでした。非GAAPベースで13.80ドル、GAAPベースで11.95ドルは少なくとも出せるとアナウンスしています。また、通年のフリーキャッシュフローについては、これまで通り現状維持の見込みであることが示されました。

2017年第4四半期(4Q)で増収に転じる見通しが立った

次回決算である2017年第4四半期(4Q)の売上高が、最高221億ドル(前年同期比+1.4%)に達する見込みであると経営陣がアナウンスしました。もしこの見通しが実現すれば、5年6ヶ月もの期間続いた22四半期連続の減収記録がストップすることになります。

これはIBMにとって非常に画期的な出来事です。余程の確信がない限り、IBMの経営陣がこうした発言をすることはないでしょう。おそらく次回決算で遂に連続減収記録がストップするのではないかと思います。

いよいよ、IBMの業績反転が現実味を帯びてきました。

決算発表後の株価の動き

決算発表を受けて、IBMの株価は+8.86%上昇して、1株159.53ドルで取引を終えました。

10月17日(水)の最安値:【IBM】156.95ドル

次回決算で減収記録がストップするとの見通しが示されたことで、株価は急騰しました。結果的に最初の寄付きが最安値となるなど、これまでとは明らかに違う値動きが見られました。

私がIBMをはじめて購入したのが2015年12月になりますが、1日でこれだけ株価が上昇したのは購入以来、初めてです。

株価が急上昇したことで終値の配当利回りは、3.76%(税引前)まで下がりました。配当性向については、ガイダンスで示されている2017年の年間EPS11.95ドル(GAAP)をもとに計算すると50.21%です。まだまだ増配余力は残されていますね。

これだけ上がっても株価はまだ割安

1日で8%以上も株価が上昇したわけですが、依然として株価は割安です。

株価159.53ドル
実績EPS(2016年)13.59ドル
実績PER(2016年)11.73倍
予想EPS(2017年)13.80ドル
予想PER(2017年)11.56倍
配当利回り(税引前)3.76%

※EPS(1株利益)はすべて非GAAPベースでの数値です。

非GAAPベースで予想PERが11.56倍です。GAAPベースでの予想EPS(11.95ドル)で計算しても、PERは13.34倍となっています。

クラウドやAI(人工知能)分野のライバルであるアマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOGL)のPERは30倍を超えており、マイクロソフト(MSFT)もPERは28倍です。

アイ・ビー・エム(IBM)のPERは、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)などの同業他社と比べたら割安なのは明らかです。

クラウドやAI(人工知能)の市場規模は年々拡大することが確実視されているため、アイ・ビー・エム(IBM) もこれからは業績が伸びていくと考えるのが自然です。

業績が反転してEPS(1株利益)が伸びてくると、PERも徐々に割高になることが予想されます。そのため、数年後には株価300ドルを超えてもまったく不思議ではないと思っています。

EPS(1株利益)15ドル×PER20倍=300ドル

かなりざっくりとした皮算用ですが、PER20倍でEPSが15ドルになれば株価は300ドルになります。決して非現実的な数字ではありません。むしろ控えめな数字だと思います。

まとめ

IBMの業績反転がついに見えてきました。新規事業である戦略的必須分野の売上高も前年同期比+10%に伸びており、売上高全体の45%に伸びています。

人工知能ワトソンのコグニティブソリューション部門の売上高が前年同期比+3.8%、クラウド部門の売上高が+20%と好調でした。

そして、旧事業であるシステム部門の売上高も最新の「Z Systems」を発表したことで、前年同期比+10%を売り上げることに成功しました。

一方で、もう大丈夫だと言い切れるかといえば、それは違います。一時的に減収がストップしても、再びEPSや売上高が落ちて逆戻りしてしまうことも考えられます。

IBMが本当に長いトンネルを抜けたかどうかはっきりするのは、数年先になってみないと分かりません。期待しているのは確かですが、これまで通り毎年増配していく配当を受け取りながら、気長にホールドしようと思います。

関連記事です。世界のAI市場は、今後8年で36倍以上に拡大すると見込まれています。年平均+63.5%という驚異的なペースです。これほどの成長が見込める市場で、IBMがビジネスを行っているということを忘れてはいけません。

米国調査会社のレポートによると、全世界のAI市場は8年で36倍になると見込まれています。そこで今回は、米国株のAI銘柄を紹介します。この中から大化けする銘柄が出てくるかもしれませんね。

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