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【PG】プロクター&ギャンブルの業績、配当金、増配率【配当王】

複利のチカラで億り人のひろめ(@hiromethods)です。このページでは普段の生活でもよく見かける日用品メーカーP&Gの銘柄分析をしていきます。

ひろめ

P&Gは連続増配年数60年超えの配当王です。

【PG】プロクター&ギャンブルの地域別売上高と売上高推移

北米での売り上げが最も多く、次いでヨーロッパの順となっています。北米とヨーロッパだけで全体の7割近くの売り上げを占めていますね。それ以外の中華圏、アジア太平洋、ラテンアメリカ、インド・中東・アフリカはどこも似たような売上高です。

 

P&Gの事業は、美容ケア用品、シェービング用品、ヘルスケア用品、洗剤&日用品、赤ちゃん・女性&介護用品の5つに分かれています。美容ケア用品にはスキンケア商品だけでなくシャンプーも含まれます。

 

最も売上高が多いのが洗剤&日用品で、次に赤ちゃん・女性&介護用品、美容ケア用品、ヘルスケア用品、シェービング用品と続きます。どれかひとつだけが突出しているわけでもなく比較的バランスのとれた部門別売上高となっています。

 

生活必需品セクターの配当王だけあって売上高は安定しています。2016年以降の売上が一段下がって減少しているのが少し気になるところです。全体としては横ばい~やや減少傾向にあると言えます。

 

【PG】プロクター&ギャンブルの1株利益(EPS)と配当性向、増配率

過去10年のEPS(1株あたりの利益)と配当性向は以下の通りです。

青色の一株利益(EPS)は横ばい~減少傾向にあります。2017年のEPSが5.59ドルに飛び抜けているのは特殊要因による一時的なものです。特殊要因を除いたEPSは3.69ドルになります。

 

オレンジ色の1株配当は着実に増えていってます。増配に関しては連続増配年数60年超えの配当王ですので安心感があります。EPSが下がり気味で徐々に配当性向が高まっているのが気になりますが、おそらく今後も増配は継続される可能性が高いと思います。

 

特殊要因を除いたここ数年の配当性向は75%前後で増配余力はまだ残されています。配当王ですので業績が多少傾いたとしても増配は続けていくと思います。個人的には配当性向100%が一時的に100%を超えたとしても減配はしないと考えています。

 

見ての通り過去10年の増配率は右肩下がりとなっています。1株利益(EPS)が伸ばせなかったのが大きな要因ですね。このままEPSの横ばいが続けば、今後の増配率もかなり低いものになると思います。

 

・四半期ごとの配当金

上記の配当金は1年分の合計額でしたので四半期配当の増配履歴も載せておきます。増配発表は毎年4月で、4Q配当から増配が実施されます。

1株配当2.786ドル/年
連続増配年数61年(2018年11時点)
増配発表月毎年4月
配当支払い月2月/5月/8月/11月

 

長期格付けは、S&PがAA-(上から4番目)、ムーディーズがAa3(上から4番目)となっています。

格付け会社格付け
S&PAA-(上から4番目)
ムーディーズAa3(上から4番目)

 

   

【PG】プロクター&ギャンブルの営業利益率推移

過去10年の営業利益率は以下のように推移しています。営業利益率とは、本業の稼ぎに対する利益率のことです。

過去10年の平均が19.2%となっていて、高い水準で推移していることが分かります。営業利益率は問題ないので、あとは売上高を伸ばすことができれば1株利益のEPSも伸びてくると言えますね。

 

【PG】プロクター&ギャンブルの営業キャッシュフロー

過去10年の営業キャッシュフローは以下のように推移しています。

本業の儲けを示す営業キャッシュフローは横ばいで非常に安定感があります。リーマンショックがあった2009年も営業キャッシュフローが減ってないところに生活必需品セクターの企業らしさを感じます。

 

   

【PG】プロクター&ギャンブルの発行済株式数と自社株買い

過去10年の発行済株式数と自社株買いの割合は以下の通りです。

自社株買いの割合は年によってまちまちではあるものの、発行済株式数は緩やかに減少しています。毎年安定したフリーキャッシュフローが稼げるので、利益が伸ばせなくても自社株買いでEPSを底上げできるのは同社の強みだと感じます。

 

【PG】プロクター&ギャンブルの株価はS&P500に負けている

・市場平均との比較(10年チャート)

スタート地点を100に合わせて期間10年で比較しました。比較したのはS&P500指数そのものです。配当および分配金は考慮されていません。完全な株価どうしの比較です。

プロクター&ギャンブル(PG)S&P500指数
1.25倍(税引前)1.83倍(税引前)

 

トータルリターン(株価+配当金)

プロクター&ギャンブル(PG)S&P500指数
1.55倍(税引前)2.08倍(税引前)

 

プロクター&ギャンブル(PG)の株価は、市場平均S&P500に負けています。上記の数字を見てもらうと分かるとおり結構な差がついていますね。

 

実は過去10年だけでなく、過去5年と過去15年のトータルリターンもS&P500指数の市場平均に負けています。やはり、1株利益(EPS)が伸びないと市場平均に勝つのは難しいですね。

 

下記ページにS&P500指数と比較した詳しい数字が書いてあります。よかったら読んでみてください。

 

【PG】プロクター&ギャンブルの銘柄分析まとめ

プロクター&ギャンブル(PG)は連続増配61年以上の実績を持つ配当王です。今もなお、この連続増配記録は継続してます。P&Gは日本でもおなじみの日用品を中心とした生活必需品セクターのメーカーですので、不景気になっても業績が下がりにくい特徴があります。

 

気になる点としては、1株利益のEPSが横ばいであるところとトータルリターンで市場平均S&P500に大きく差をつけられているところです。配当王という実績があるので、保有してもそんなに大きく損することは考えにくいですが、2003年以降のトータルリターンで市場平均に負けてきたことは軽視すべきでないと思います。

 

S&P500を上回るリターンが期待できるディフェンシブ銘柄は、マクドナルド(MCD)とジョンソンエンドジョンソン(JNJ)です。どちらもリーマンショックのときに株価は下がりにくかった経験があります。