【2017年5月】雇用統計の振り返り

2017年5月5日(金)に2017年4月の非農業部門雇用者数(雇用統計)の発表が行われています。

【前回の雇用統計はこちら】

【2017年4月】雇用統計の振り返り
2017年4月7日(金)に2017年3月の非農業部門雇用者数(雇用統計)の発表が行われています。 【前回の雇用統計はこちら】 【20...

【2017年4月】非農業部門雇用者数

予想

+18万5000人

結果

+21万1000人

前回発表の3月非農業部門雇用者数は、+9.8万人から+7.9万人に大きく下方修正されました。

その他重要指標

2017年4月 予想 結果
失業率 4.6% 4.4%
平均時給(前年比) +2.7% +2.5%
平均時給(前月比) +0.3% +0.3%

前回発表の3月平均時給(前月比)は、+0.2%から+0.1%へ下方修正されました。

失業率はすでに完全雇用(5%以下)の状態ですので、結果がよくてもあまり重要ではありません。注目してほしいのは平均時給です。前月比が市場予想通りの+0.3%で、前年比が市場予想を0.2%下回る+2.5%でした。FRBの狙い通り、着実に賃金インフレが進行していることが確認できます。

FFレート織り込み度

この発表を受けて、「6月14日公表予定のFFレート織り込み度(5月5日時点)」は以下のようになりました。

・金利据え置き(0.75-1.00%):0.0%

・0.25%引き上げ(1.00%-1.25%):98.8%

・0.50%引き上げ(1.25%-1.50%):1.2%

今回の雇用統計を受けて、6月FOMCで利上げされる確率は100%となりました。

この1ヶ月で利上げ確率は、63.3%から100%まで急上昇したことになります。これで間違いなく6月14日のFOMCではFFレートが0.25%引き上げられることになるでしょう。

6月の次にイエレン議長の記者会見が予定されてるFOMCは9月ですが、これまで年3回ペースの利上げをアナウンスしているため、9月は一休みして12月のFOMCで再度利上げが実施されることになると思います。

ドル円の動き

雇用統計発表直後は、市場予想を上回る非農業者部門雇用者数の結果を受けて、大きく円安ドル高へと動きました。しかし、平均時給が市場予想を上回っていないことが注目されると、すぐにもとの為替水準に戻り、最終的にほぼ横ばいの展開となりました。

21:30発表の瞬間は、1ドル112.454円から112.700円まで一瞬大きく円安ドル高に動きましたが、すぐ元に戻ると21:35~21:45にかけて1ドル112.338円まで円高方向に動きました。

その後、21:45~翌2:05にかけて1ドル112.766円まで反発しますが、112.800円のラインを上にブレイクすることはできませんでした。

2017年5月5日(金)の終値は、1ドル112.590ドルで取引を終えています。

2017年5月5日(金)~6日(土)

21:30~21:35 1ドル112.396円 ~ 1ドル112.700円(変動幅:404pips)

21:35~02:10 1ドル112.338円 ~ 1ドル112.766円(変動幅:428pips)

02:10~04:55 1ドル112.448円 ~ 1ドル112.754円(変動幅:306pips)

04:55~朝5:25  1ドル112.452円 ~ 1ドル112.593円(変動幅:141pips)

まとめ

まだ1ヶ月以上ありますが、今回の雇用統計を受けて、6月14日のFOMCで政策金利(FFレート)が1.25%に引き上げられる見通しとなりました。

これだけ立て続けに利上げされると株価への影響が心配になるかもしれませんが、この1.25%という数字は、歴史的に見ると依然として低い水準です。

したがって、この金利水準であれば株価への影響は限定的で、-10%~-20%程度の調整はあってもリーマンショックのような暴落が起こる可能性は低いのではないかと思います。

参考 過去の暴落は政策金利が何%のときに起きたのか

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