2017年は利上げを3回実施するとFRBが打ち出してきた!

2016年12月14日(水)のFOMCで予定通り0.25%の利上げが1年ぶりに実施されました。

米ドルの政策金利は「0.75%に上昇しています。

ドット・プロットに大きな変化

FOMC参加者は、政策金利(FFレート)を今後どうすべきかという考えを紙に書いて提出します。そのときの記入方法が、ドット(点)をプロット(記載)して行うので、アメリカ中央銀行FRBの政策金利見通しのことを「ドット・プロット」と呼んでいます。

2016年12月14日(水)に発表されたドット・プロットは以下になります。

【2016年12月14日時点のFFレート見通し】

・2017年末:1.4%(前年比+0.65%)

・2018年末:2.1%(前年比+0.7%)

・2019年末:2.9%(前年比+0.8%)

2016年12月14日のFOMCで発表されたドット・プロットでは、1年後の2017年末時点で政策金利「1.4%(前年比+0.65%)」でした。これは、FRBが2017年に年3回の利上げを実施するつもりであることを意味します。

さらに、2018年末には「2.1%(前年比+0.7%)」、2019年末には「2.9%(前年比+0.8%)」となっていて2019年まで年3回の利上げペースを維持する予定であることが分かります。

このドット・プロットは「これまでの緩やかな利上げペースをやめて、テンポよく利上げしていきますよ~」と市場に語りかけています。

FRBが大きな方針転換を打ち出したことを意味します。

1年ぶりの利上げで米国株はどうなる?

これまでの歴史を振り返ると、1度目の利上げでは平均8%ほど株価が下落しますが、2回目以降の利上げでは年10%のペースで緩やかに上昇してきました。

しかし、今回はそんな簡単にはいかないようです。

今回の利上げは実質2回目の利上げとなるわけですが、前回の利上げから1年の期間が空いています。

そのため「過去の利上げ2回目」とは少し異なるのではないかと考えています。

今回のFOMCでアナウンスされた年3回の利上げペースは歴史的に見てもスタンダートなペースです。

1年前の2015年12月の利上げは「実質0回目」で、今回の利上げが「実質1回目」の利上げだとマーケットが認識すれば、昨年と同じくインデックスで8%以上の下落が待ち受けているまもしれません。

過去の歴史を振り返ると、大統領就任1年目(今回でいえば2017年)は、米国株のパフォーマンスが最も悪い年に当たります。逆に、最もパフォーマンスがいいのは大統領就任3年目になります。

さらにトランプ次期大統領の共和党政権は、民主党政権に比べて米国株のパフォーマンスが悪い傾向があります。

・民主党政権下:年平均+11~12%程度

共和党政権下:年平均+5~6%程度

ほかにもこんなデータがあります。

<民主党政権から共和党政権に移行した歴代大統領>

これは、民主党政権から政権を勝ち取った歴代共和党大統領のNYダウ平均パフォーマンスです。

第2次世界大戦以降、驚くべきことに民主党政権から共和党政権に移行した就任1年目は、平均パフォーマンスがすべてマイナスとなっています。

米国株は割高という事実

2016年11月時点の米国株の平均PER(実績)は、「21.8倍」です。

これまでは超低金利が割高な米国株を正当化してきましたが、今後は超低金利という根拠が消失します。

大統領選挙でドナルド・トランプ氏が勝利してから、マーケットは急激にリスクオンへと傾き、NYダウやS&P500は史上最高値を更新しました。

しかし、このような状況がいつまで続くか分かりません。利上げペースが上がるということは、マーケットの終わりが確実に近づいていることを意味します。

ニッセイ外国株式インデックスファンドを全売却

今回のFOMCを受けて、2014年からNISA口座で保有していた「ニッセイ外国株式インデックスファンド」をすべて売却しました。

この投資信託を購入した2014年以降、保有していたほとんどの期間で含み損を抱えていたように思います。

ですが最終的には、大統領選挙以降のトランプラリーで円安株高が重なり、「+9.55%」の含み益で売却することとなりました。

購入金額 54万3184円
売却金額 59万5048円
含み益 5万1894円

1ドル=118円という為替水準とアメリカを中心とする世界的な株高というタイミングが重なるときに売却できたことは非常によかったと思います。

今後も余計な保有株を売却してキャッシュポジションを高めつつ、来たるべき暴落に備えてたいと思います。

まとめ

イエレン議長が大きな仕事をしてくれました。

これでようやく一歩前進といったところでしょうか。

気が早いですが、次回利上げは2017年3月のFOMCの予定です。

12月利上げ実施後は3月に再度利上げできるかどうかがポイント
2016年8月26日(金)イエレンFRB議長の講演がジャクソンホールで行われました。 講演での発言から12月の利上げがメインシナリオである...

記者会見が用意されているFOMCは年に4回しかないので、年3回の利上げを実行するには、2017年3月のFOMCで利上げしておく必要があります。逆に、ここで利上げができないと今回のFOMCで打ち出した年3回の利上げペースに説得力がなくなってしまいます。

個人的な見解としては、2017年3月のFOMCで再度利上げが実施される可能性が高いと見ています。

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